ふくらむロゴ

ふくらむ講座第6回目

台風が関東に接近していたので本日、第6回目となるふくらむ講座も参加者が少ないと思っていたのですが、行ってみると前回参加した中学生たちが来てくれていました。

前回も話し合った物語をひとりの中学生が文章にして書いてきました。前回とはまた新たな発展があり、それを見ながら皆で話し合いを進めます。どの言葉が適当なのか。ちょっとした言葉の違いで伝わるニュアンスが変わってきます。最終的には主語に続く「~が」が適しているのか「~は」の方がいいのかなど、細かい部分も再考しました。ストーリーについてはほぼ完成と考えてよさそうです。

昼食中に模型を見ながら2重構造にするか上下部分で素材を分けるか検討します。2重構造の方がいいという意見が多いですが、作業が増えることを考えると躊躇します。そこでとりあえず下半分をグラシンで作ってみることにしました。

久々のグラシンをセロハンテープで貼る作業です。貼り合わせ方を確認してそれぞれ進めていきます。

2010_10_30_01.jpg
45分ほど作業をして55組の2枚組が完成しました。全体から考えると6分の1ほどでしょうか。今後は制作だらけの一日になると思います。

すれ違い会う

夜中に今日の講座のプリントを印刷していると、黒インクが無くなってしまった。こういうときにたよりになるのが朝まで営業しているディスカウントショップ。今までも幾度となく駆け込んだ記憶がある。

車で店に行く途中、自転車に二人乗りするカップルを追い抜く。先ほど立ち寄ったコンビニですれ違った人たちだと思いながらディスカウントショップへ到着。インクコーナーを探すと通常より50円安くなったインクが置いてあった。レジに行くと、さきほどのカップルを再度みかける。コンビニからここまではそこそこの距離がある。夜中に何を買いに行きたんだろう。そう思いながら今日の講座で食べるおにぎりの具材を買いに行く。前回ではカレーを作って持って行く予定だったのだが、風邪を引いたことと設計に手こずり今週もおにぎりにすることに。

近所で夜中にやっているスーパーに行って鮭とシーチキンを買う。駐車場に戻ると、またまたさっきのカップルが。見ると僕が持っているのと同じディスカウントショップの袋を下げているから間違いない。ここまで一緒だと、「尾行されているのか?」と思う、もしくは思われる。向こうも気付いたらしく、お互い微妙な表情ですれ違う。確かに、こんな時間にインクとシーチキンと鮭が必要な人はそういないだろう。

クラゲ模型

クラゲの模型をふたつ作ってみた。


2010_10_29_03.jpg
下半分がグラシン、上半分が透明素材バージョン。


2010_10_29_02.jpg
こちらは2重構造バージョン。


模型の素材はケント紙とプラバン、照明はLEDライト。こうやって作ると、やはり2重構造の方が自然に見えるが。どーするか。

クラゲの素材

一昨日あたりから喉が痛かったのだが、本格的に風邪になってしまった。
一気に寒くなったこともあるが、窓を開けて床の上で寝てしまったことが一番の原因。

さて昨日、クラゲの素材についてミーティングをした。前回のふくらむ講座で下半分をグラシン、上半分をビニールなどの透明素材で作ろうかという話だったが、グラシンとビニールがハッキリと分かれてしまうのと、光源が直接見えてしまうという2点が難題。

そこでなんとか外側を透明素材、内側をグラシン、その中に光源を入れるという2重構造にできないかと話が出る。こうすると上記の問題は回避できるが、作業量が2倍近く多くなる。ハイリスクだけど、ふくらむの場合、大抵はリスクがある方を選んでしまう。

で、結局どういう見た目になるか分からないので2パターンの模型を作ってみることに。

母校の気球2

今週日曜が雨天のため延期となった、母校である自由の森学園の後夜祭に行ってきました。

2010_10_27_01.jpg
数年ぶりに紙気球を飛ばすということで夕方に到着すると、もう既にニワトリ型の気球が立ち上がっていました。制作者の高校2年生たちも周辺についてロープを持ったり、リング周りでバーナーに火が当たらないようにしています。後夜祭はもうファイヤーが点火し、にぎやかな雰囲気です。その横で直径6メートルの気球は静かに飛ぶときを待っているみたい。風も無く、気温14℃という絶好のコンディション。フライトの時間が迫ると制作者たちはより機敏に動き、指示が交わされます。

2010_10_27_02.jpg
司会者の合図とともに、ゆっくりと恐る恐るニワトリは地面を離れていきます。地上では多くの歓声があがりました。ニワトリは空を飛びました。
ニワトリはその後、もう一度、今度は高度50メートル近くまで飛び、見事なフライトを見せてくれました。

高校2年生のニワトリが地上も戻ってくると、今度は中学生が作った紙風船が立ち上がります。

2010_10_27_04.jpg
この紙風船、秋田などで行われている『紙風船祭り』と同じように5メートルほどの高さの四角柱型で、4面には様々な絵が描かれています。2つの紙風船は花火と同時に空を彩りました。

2010_10_27_05.jpg
久々に母校で気球を見ました。自分もこうして走っていたんだと、ちょっと懐かしさを感じつつ、今作っているものを頭の引き出しから再度、引っ張り出します。

クラゲ設計

前回のふくらむ講座で、中学生が黒板に描いたクラゲの形をトレースし、それをもとに設計中です。
2010_10_26_00.jpg
2010_10_26_01.jpg
今まではグラシンという紙だけでやっていましたが、今回は初めて透明素材とグラシンとを混ぜて使うので、設計の段階から、なるべく力がかからないようにしています。グラシンよりビニールなどの素材の方が伸びると思うので急な角度を避けるようにポイントを打っているのですが、とはいえ、初めてなので最終的にどうなるか。

フライト当日は外気温が寒いのでビニールに結露し、その水滴が紙に溜まって破けてしまうということも充分ありそう。

クラゲの浮力

5回目のふくらむ講座で、クラゲの大きさが決まった。

傘の直径が15メートル、傘の高さ10メートル、触手の長さ15メートル。傘のみが袋状になったとして、直径15メートルの球体の体積はおよそ1500立方メートル。クラゲ型なので大雑把に半球と考えると700立方程度。

では700立方メートルの体積で、気球の中の温度45℃、外気温15℃だとすると、なんと浮力80キログラム。クラゲを飛ばしているときに地上からロープで操作するのだが、80キログラムの力で上に引っ張られるということだ。数人で引っ張らないと人が浮き上がってしまう浮力。

クラゲと一緒に月に会いにいくのは勘弁だ。

数年ぶりの母校の気球

ふくらむメンバーの多くが卒業している高校の学園祭では、毎年、紙気球を飛ばしていた。そもそもふくらむができたルーツでもある。最近では作る学生がいなくなってしまい休止状態であったが、今年になって復活したという話を耳にしたので行ってみた。

いつもであればギリギリまで制作を続けているのだが、そこにはもう作り終えられた馴染みのある素材が横たわっている。

2010_10_24_01.jpg
話によると、直径6メートルのニワトリのような気球だそうだ。ロープや配線、電球の設置なども終わっていた。

学園祭を締めくくる後夜祭で飛ばす予定だったのだが、後夜祭前にあいにくの雨が降ってくる。ファイヤーやスピーカーなどの準備も整っていたのだが、残念ながら延期ということに。

ふくらむ講座5回目

ふくらむ講座も5回目となります。

2010_10_23.jpg
前回ではクラゲの形に落ち着きました。そして、クラゲが月に会いに行くという物語を創作し、その朗読を一緒にクラゲをを飛ばすという企画にするというアイディアのジャンプがありました。

そして、今日は物語を煮詰めていきます。
クラゲはなぜ月に会いにいくのか。クラゲや月はどんなキャラクターなのか。会ったときに何を話すのか。月に会う前と会った後でどのように感情が変わっているのか。などについて話し、だんだんと設定が決まっていきます。

午後からはクラゲの具体的な形や大きさ、構造や素材など、実験を含めながら議論。大きさは傘の直径15メートル、全高25メートル(触手含む)に決定。素材もクラゲの透明感を出したいということで、外側をビニールのような透明素材、内側をグラシン紙にで作ってみることに。

台本を細かく作ってくる人、色設計担当、形設計など分担をして次回持ってくることになりました。

いよいよ、次回から制作です。

本の中での出会い

ここ数日、クラゲや月について調べていますが、地元の図書館の児童コーナーから本を借りることが多くなってきました。ネットよりも一定の軸にまとまった情報があるので本のほうが頭に入りやすく思います。

図書館という場に行くと高齢者、主婦層の女性、学生、親子などを中心に様々な人に出会います。そしてまた、本の中にも意外な出会いが。

2010_10_22_01.jpg
借りた本の最後のページにこんな切り絵が挟まっていました。
子どもが描いたのかな。ニンジンです。