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空に浮く文字

IDEA*IDEA
好きな文字を泡にして空に飛ばすことができる『Foam Printer』



かつては家で活字が印刷できるプリンターも珍しいほどでしたが、最近では1万円ほどのプリンターも出ています。また、文字や文章だけでなく、立体物を作るプリンターや、最新のものになると人工血管や臓器までもプリンターで作ることができるそうです。

そして今回のは泡で文字をつくり、それが雲のように空に飛んでいくというプリンター。映像を見る限りではあらかじめスチレンボードのようなものをカットしておくと、泡がカットされた形になるように見えます。もう少し大きいものになれば、1フレーズ書けそう。

言葉が泡になって空に浮かぶというのは幻想的でもあり、なんだか切なくも感じられます。

ソーラー航空機

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DARPA、米ボーイングと5年間飛び続ける無人航空機の開発プログラムを最終化


米国防総省の国防高等研究計画局が太陽エネルギーで飛行する無人航空機の開発プログラムをまとめたことをあきらかにしたそうです。4年後にデモフライトの予定。全長約122メートルで全面にソーラーパネルを使用。最終的には5年間無着陸で飛行できるようになるようです。

画像を見ると、パイプしかありません。どうやって揚力を得られるんだろう。そしてプロペラっぽいものが4つ。ソーラーパネルを積むならなおさら翼面積が必要だと思うのですが。

防総省となると当然飛ばすだけでなく、それなりの目的があるのでしょう。『天空の城ラピュタ』のように、夢であったものが、地上を支配する天空からの目になるのでしょうか。気象衛星「ひまわり」の設計寿命は5年だそうです。打ち上げコストなどを考えるとこちらの方が低く見積もられるのかもしれません。

スカイランタンプロジェクト

「ふくらむ」の他に紙気球を作って飛ばしている人たちがいないかと検索していると、「MOKUNI」というホームページを見つけました。「日本でスカイランランをつないで夜空にあげよう」というプロジェクトを企画しているグループです。

タイや秋田で行われているような開口部に火を灯した紙風船上げを実験していて、ドローイングによると、最終的にはいくつのも気球を連結させて飛ばすことを予定しているようです。
これは是非とも見てみたい!

プロフィールを見させてもらうと、以前ふくらむに連絡を頂いた方が行っていました。プロジェクトが成功することを祈ってます。

自転車がなくなる

小学校のときから今まで使ってきた自転車がありました。
かれこれ17年間。幾度となくパンクしたり、チェーンが外れたりなど様々な思い出があったのですが、ついに無くなりました。

先週の金曜に駅にとめておいたことを思い出し取りにいくと見当たりません。たしかに有料の駐輪場ではなく、とめていた場所の近くには自転車撤去警告がされている自転車が。自分の自転車も撤去されたかと思い警告書の日付を見ると8月29日。そのとなりには9月16日のものまであります。ということは盗難の可能性も。

しかし既に防犯登録は切れています。
まぁ、これをいい機会だと思い、新しい自転車の購入を考えるとします。

世界新に挑戦中のエアロセプシー

今年33回目となる鳥人間コンテストはいい気象状況であったものの、大会記録の塗り替えはなかったようです。現在、プロペラ機の距離を競う部門の大会記録は2008年の東北大学が出した36000メートル。これは大会初の折り返しに成功した記録です。

その10年前の1998年には、チームエアロセプシーが23688メートルを達成し、初めて琵琶湖を横断しました。その後、エアロセプシーはディスタンス部門には出場しなくなり、2006年のタイムトライアル部門で優勝したことを機に、大会には出場しなくなってしまいました。

しかし、飛行機を作らなくなったのではなく、さらなる挑戦に挑もうとしたようでうす。それは115キロメートル以上人力飛行機で飛ぶというものです。現在の人力飛行機による公式の世界記録は1988年4月23日にギリシャで記録された115.11キロメートルを3時間54分59秒で飛んだという記録です。マサーチュセッツ工科大学のダイダロスという機体でした。

新記録達成に向けて、今年5月に飛行が予定されていたのですが、悪天候のため中止、延長になったそうです。次の予定は来年の春だそうでうす。


カナダ学生、羽ばたき飛行に成功

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人力で鳥のように羽ばたく航空機、初の持続飛行にカナダの学生が成功

今月24日に『鳥人間コンテストの放映』があり、チームハマハマが羽ばたき機で滑空していたが、トロント大学で航空宇宙科学を研究する学生も、翼を人力で動かして飛ぶ航空機を作ったらしい。

翼長32メートルで重量42キログラム。カーボンとバルサが材料というから鳥コンで飛んでいる機体と同じようなもの。驚くのは制作費用で約1700万円をかけたそうだ。発表によると145メートルを19.3秒飛んだという。

映像を見ると車で飛行機を引っぱり、高度が数メートルになったところで切り離している。その後、人力で翼端をパタパタするのだけど、羽ばたくことでより長い距離を飛べるようになっているのかは、滑空時との比較がないため分からない。

でも、翼を動かして飛んでいるとやはり生き物っぽさを感じさせてくれる。

ふくらむ講座2010・第2回目

先週少ない参加者で幕を開けた、毎年秋に東村山市第一中学校で行っている講座の2回目を迎える。前回より若干参加者が増え、まずは今までのふくらむが飛ばしてきた気球の映像を見てもらう。そして今年の企画内容、「どういう気球を制作するか、ということから中学生が決める」ということを説明。

前回は案が出てこなかったのだが、「グラデーションがしてみたい」「ちっちゃいのがポコポコ上がるとか」「一瞬の感動」など、最初に映像を見たせいか、人数が増えたせいか次々に声が上がってくる。すかさず黒板に書いていく。

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「こうなったら面白い」「こういう気球があってもいいのでは?」というアイディアを出しつづけ、午前中に25個ほどの案がでた。その中でも「クラゲ」と「キノコ」の形がいいという声が大きく、午後からは図書館に行きクラゲとキノコについて調べてみる。クラゲやキノコの様々な種類や形、色、生態などを調べてみた。

どんな気球を作るかは次回に持ち越し。
今日、これだけアイディアが出せたのは黒板の力が大きい。学校の授業で黒板を使う場合は、先生が口頭で説明しながら要点を黒板にまとめていくことが多いと思うが、今回のように一人ひとりの発言や案をみんなで共有するためにも必要なアイテムだ。

2010鳥人間コンテスト

昨年中止となった鳥人間コンテストが再開され、今晩放映があった。

去年は予算の見直しによって中止になってしまったが、ファン、視聴者からの問い合わせから再開が決定されたらしい。たしかにプラットホームの建設費やボート、ダイバーなどの金額を合わせると相当な額になりそう。ただ、中止になるほどなら、せめて夜のプラットホームのイルミネーションだけでもやめたほうがいいと思うのだが。。

それはさておき、
滑空機部門では毎年優勝を重ねている大木祥資パイロットの「みたか+もばらアドベンチャーグループ」。大会記録は出せなかったものの、いつもながらの安定した飛行で400メートル越え。「みたか+もばら」のホームページに飛ばし方まで掲載するほど余裕がある。

個人的にいつも気になるのが福森啓太パイロットの「チームハマハマ」。1998年には優勝もしたチームだが、最近では二人乗りや羽ばたき飛行機を作るなど、独創性が高い。あれだけの制作、パイロット技術を持っているなら普通に作ったらもっと記録をのばせるんじゃないかと思うのだが、ユニークな機体に突っ走っている。しかもそれでいて、それなりの飛行距離を出せるのだからカッコいい。

かつてはコミックエントリー部門や、チャレンジ部門があり、設計の知識を持たない人も参加できる余地があったが、今では記録のみを競う機体に絞られつつある。そうした中で記録以外の挑戦をしているハマハマに注目してしまう。
(もちろん長距離の記録も目指しているのだと思うが)

「ワークショップ」

ふくらむがやっていることを「ワークショップ」と呼んだことはないが、改めて中野民夫著の『ワークショップ - 新しい学びと創造の場 -』を読んでみた。

「ワークショップ」の定義は色々あるようだが、辞書での定義は
①作業場・仕事場
②所定の課題についての事前研究の結果を持ち寄って、討議を重ねる形の研修会。
とあるようだが、著者は
「講義など一方的な知識伝達のスタイルだけでなく、参加者が自ら参加、体験して共同で何かを学び合ったり創り出したりする学びと創造のスタイル」
とまとめている。

さらにワークショップの要点を
・ワークショップの先生はいない
・「お客さん」でいることはできない
・初めから決まった答えなどない
・頭が動き。身体も動く
・交流と笑いがある
と整理している。


こう説明されていると、ふくらむがやっていることもワークショップに含まれるのではと思うのだが、ふくらむを説明するときに「ワークショップをやってます。」とは言う気になれない。「度が過ぎた気球作り野郎」と呼ばれるほうがシックリくる。