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温室をつくる3

昨日作った木枠にビニールを張っていきます。
このビニールは農業用ポリというもの。0.05mmだと、それなり強度があり価格も塩ビに比べるとリーズナブル。

農ポリと木枠はタッカーで張ります。タッカーというのは大きなホッチキスの針をバツバツと打てる工具。5000円以上の高価なものもありますが、100円ショップで買ったもの(315円)を使っていますが結構いい塩梅です。

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張るとこんな感じに。
真冬の気温の中で7度以上を保たなければならず、農ポリ1重では心もとないので内側と外側に張って2重にしました。内側と外側の農ポリの間には数センチの隙間を作ったのですが、効果があるかちょっと不安です。中にパネルヒーターを入れれば大丈夫かな。

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最後にドアパーツを組んで農ポリを張って蝶番でとめれば完成です。合計制作時間、5時間ほど。素材費は5000円未満でできました。

温室をつくる2

昨日に引き続き、温室作り。作業に入ります。

まずは木材を簡単に描いた図面のサイズに合わせてのこぎりでカットしていきます。完璧な垂直に切れると組み立てるときにラクなのですが、やはり未熟な腕。丸鋸が欲しくなります。

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何種類もの長さができるので、どのパーツか分かるように並べて置きます。
床材から組み立てていき、柱となる木材と床をつけて天井部を組んでいくと、こんな感じに。

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これにビニールを付けていきます。

夕方から作業をし始めると、この季節なのにまだ蚊が出てきました。作業してると暑くなるのでTシャツになっていたら10カ所くらい刺されました。蚊に踊らされる僕を横目にトカゲが長い間、ひなたぼっこをしていました。
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温室をつくる1

かなり前から月下美人という植物を育てています。高さ1.5mを超える植物で、普段は奇妙とも言える姿ですが、夏に一夜だけ白い花を咲かせます。もともと南のサボテン科なので寒さに弱く、7度以上を保たなくてはいけません。

毎年冬になると室内に入れていたのですが、今年はソラフミも残っているうえ、去年は鉢植えから小バエが発生したこともあり屋外で温室に入れることにしました。が、温室の価格を調べると安いものでも数万円かかり、月下美人が入るほどの高さのものがありません。

なので、また手作りすることに。
幅120センチ×奥行き60センチ×高さ180センチのビニールハウスを作ります。

使う素材
○木材 36mm×45mm×3000mm 12本 2400円くらい
○コンパネ 1800mm×900mm 1枚 890円くらい
○農業用ポリ 幅1800mm 10mくらい(3000円/100m巻き)
○蝶番 4つ 680円くらい
○コーススレッド(ネジ) たくさん

DIYのいいところはやっぱりお好みのサイズでできるところ。

剥がせるテープカッター

先日、テレビで面白いテープカッターが放送されていました。

見た目は普通のセロハンテープカッターなのですが、ホルダーから出てきたテープは端が3mm折られて出てくるというもの。

デコレテープカッター

端が3mm折り込まれていることで封筒などにテープで封をしたあと、剥がしやすくなっています。テープが出てくるとこで2つのローラーで折っているそうですが、この機構ができるまで4年間かかったそうです。

ただ貼付けるだけでなく剥がすことが考えられたテープカッター。
1903年にライト兄弟が、飛ぶことに成功する前から着陸をするための車輪を付けたことと似てる。。。かどうかは分かりませんが、使用者に丁寧なアイディアです。

ふくらむ講座第7回目

今日はテスト前の土曜日なので中止という案もあったのですが、参加できる人だけでも、息抜き程度でも、ということで第7回目のふくらむ講座を行いました。
さすがに部活もやっていないので出席者はいないと思っていたのですが、来てくれた中学生がいました。熱意を感じる一方、「大丈夫なの?」という不安を問いかけると、「別に一日中、勉強してる訳じゃないから」とアッサリとした一言を返されました。

作るクラゲは2重構造を予定していて、平たく言うと、透明の球体の中に紙でできた球体が入っている構造です。前回の午後は紙の球体の下半分を作り始めましたが、今日は上半分を作っていきます。

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グラシンで紙と紙をセロハンテープで貼り合わせる作業。広い視聴覚室にグラシンの乾いた音と耳を引っ掻くようなセロハンテープの音が響きます。いつもながら地味に思います。

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図の赤いラインの形にグラシンを貼り合わせ、それを12パーツ作ります。午後4時に上半分の紙貼りが終わりました。次回はこの紙に展開図を描き、カットしてそれぞれのパーツを貼り合わせると半球体になります。

音が響くほどの広い部屋が、だんだんと狭く感じられてきます。

設計完了

クラゲの設計がようやく完成。

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傘の直径16メートルで傘の高さ10メートル。触手の先から傘のてっぺんまでの高さ25メートル。
こんなに大きな気球はふくらむ結成以来初めてだと思う。浮力もやはり80キログラムほど。80キロの力で引っ張られるというのはどんな感じだろう。

使用する素材の量も多く、グラシンの枚数は約470枚。ビニールシートの長さ230センチ幅で300メートル。

でかい!こんな大きなクラゲ、作れるのか。

透明素材

今までグラシンという紙素材だけで気球を作ってきましたが、今回は透明素材を使うことを考えています。この透明素材をどうするか。安く、軽く、強い素材が理想なのですが、なかなかありません。

スーパーマーケットのレジ清算を終えて、商品をビニールに入れる台に置いてある、ときにおばちゃんが大量に持って帰るロール状になった薄いビニール袋の素材は、最も軽く安いのですが、一度裂けるとどんどん裂けてしまう強度の弱さがあります。やはり厚さ0.01ミリでは薄すぎます。

そして、ラップの素材も厚さは同様で、さらに裂けやすい素材です。一度だけ1メートルほどの気球をラップで作ってみましたが、もう2度とやりたくないと思うほど扱いづらい素材でした。

そこで注目するのはビニールハウスの皮膜に使われている素材。厚さは0.05ミリで程よい厚さ。値段も安いほうでありますが、300メートルほどの長さを使用するため金額にすると12000円ほどかかります。やっぱり大きさと比例して値段も高くなります。

クラゲ世界一の水族館

クラゲの気球を飛ばすうえで、できたら面白いなと思うことがクラゲ特有のあの動き。クラゲの中に海水を蓄えて、それを放出するようにフワフワと浮上する動きが出せると、より生きているクラゲらしさがでると思うのですが。

その動きを見るために飼ってみようと、熱帯魚屋やペットショップに足を運んでみましたが、少し時期を外したらしくどこも売ってません。

水族館はどうだろう。調べてみると山形県にある鶴岡市立加茂水族館がクラゲ種類数世界一ということが分かりました。1999年からクラゲを取り入れたところ好評になり2005年に展示数世界一となったそうです。

その経緯も面白く、入場者数が減ることでやむなく閉館の危機にあったそうですが、展示中のサンゴから偶然にクラゲが発生し、クラゲ展示を行うことになったとか。クラゲが閉館の危機を救ったそうです。

ここは是非行ってみたい。

ラ・マシンのフォグマシン

昨日の霧の話に引き続き。

そういえば、去年横浜で行われたY150イベントで話題になったラ・マシンの蜘蛛を見に行ったときに演出で、もの凄い霧を大発生させていた。いわゆる通常のスモークマシンのように箱のタイプではなく、バーナーのような形だった。

とてつもない音とともに一瞬にして真っ白になったのだけど、あの機械、買ったらいくらするんだろう。

霧メモ

霧を発生させたいのだけど、低コストで安全にできる方法がなかなか見つからない。できれば映画の「ミスト」に出てくるような数m先が見えないほどの濃霧。
思いつく方法をあげると。

■煙玉
赤、黄色、緑、青などの色が付いた玉に火をつけると煙がモクモク出てくる花火。最も低予算でできるが火薬なので臭い。発生時間も短い。

■駆除用煙幕
煙玉より値段は高めだが、発生時間は長く煙も濃そう。駆除用なので体に悪そうだが、「別の用途にも幅広く、何にでもお使い頂けますよ。」とのこと。

■安全無害型気密試験用発煙筒
名前の通り、避難訓練などにも使える無害の煙。点火後、すぐに5m離れる必要があるらしい。燃焼時間も5分という優れもの。しかし値段が高く、一本5分で約3500円ほどする。

■フォグマシン
演劇やライブなどステージ企画に使われる専用の液体を霧にして噴射する機械。無害なので密閉された空間でも安心して使えるが、安いものでも4000円から5000円する。燃焼させずに煙を発生させられる。


できれば火気を使わず煙を出したいのだけど、まさに「火のないとこに~」と言われるもので簡単ではなさそう。