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サイトを更新しました

レイアウトの若干の変更とワークスのページの追加。
具体的には、カゲオクリエアドーム仔鯨かみふうせん記憶の種、を追加しました。

カゲオクリなんて二年以上前の制作なんですね。
びっくりした。

レイアウトが乱れる場合は再読み込みを行ってください。
キャッシュの関係で変になる可能性があります。

写真はまったく関係ないけどウチのネコのしっぽです。トミーの由来は水戸で拾ってきたことです。

巣が無くなってしまった

以前記事に書いた木にできた鳥の巣の跡ですが、春に向けてなのか、最近それらの木の剪定がいつの間にかされていて、鳥の巣もきれいサッパリ無くなってしまいました。

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前回の写真と比べると小さな枝が無くなったのがよくわかります。

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道に並ぶ樹々もひとつひとつの木も、なんだか寂しくなってしまった。また暖かくなってからは鳥が巣を作るでしょうか。今度は在宅中に見てみたいものです。

クジラのDM

今日たまたま手に取ったDMにハッとしました。

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『光船(ko-sen)』と名付けられた東京工芸大学芸術学部アニメーション学科の展示のDMでした。クジラの背中から帆がそびえ立ち、腹からはオールも突き出しています。

暗い闇の中でクジラが発光しているようなデザインを見て、去年度に飛ばした仔鯨を思い出しました。しかし、これを気球にするのは難しそう。

ちなみにこの展示は3月9日~14日まで下北沢で行うそうです。

空飛ぶホテル!?

イギリスはロンドンのプロダクトデザインコンサルティング会社のイモアパウエルが巨大な飛行船「エアクルーズ」の設計プランを発表しました。

未来のラグジュアリートラベル、移動は“空飛ぶホテル”で

高さ約265メートルの縦型飛行船で乗員20人乗客100人まで搭乗できる。内部にはレストランやバー、ラウンジなどのスペースが設けられ、優雅な時間を過ごしながら時速100キロから150キロで移動できるそうです。

その推進力も太陽エネルギーによって動かせるという。たしかに大きな表面積があるのだから、そこに太陽電池を敷き詰めたら大きなエネルギーが得られそうだ。浮力も水素を使うので・・・水素!?

水素を使うのか!ヘリウムと違って大きなコストダウンにはつながるうえに、ヘリウムよりも軽い気体であるが。水素とヘリウムの最大の相違点は「燃える」ということ。1937年にアメリカ合衆国で起きたヒンデンブルグ号の爆発事故も大きな原因として水素を使っていたことが挙げられます。

優雅なホテル生活が想像できるホテルだけど大丈夫なのか心配です。

ポニョを見て、振り返り、飛ぶということ

先日、地上波では初めて宮崎駿監督の『崖の上のポニョ』が放送されました。

『ポニョ』のストーリーについても述べたいことはたくさんあるのですが、やはりこのサイトでは飛ぶことについて注目したいと思います。

今まで宮崎駿が監督として描いた長編映画作品は

ルパン三世カリオストロの城(1979)
風の谷のナウシカ(1984)
天空の城ラピュタ(1986)
となりのトトロ(1988)
魔女の宅急便(1989)
紅の豚(1992)
もののけ姫(1997)
千と千尋の神隠し(2001)
ハウルの動く城(2004)
崖の上のポニョ(2008)

です。こうやってみると全作品に『の』がものの見事に入っています。(ちなみに高畑勳監督の作品には『ほ』という文字が入っています)

まぁ、それはさておき、宮崎駿作品と言えば、やはり『飛ぶ』ということが挙げられます。

『カリオストロ』ではクラリスのもとに行くために壮大なジャンプを見せます。
『ナウシカ』と『ラピュタ』『紅の豚』『魔女の宅急便』については言及するまでもないでしょう。
『トトロ』では駒に乗ったトトロにサツキとメイがしがみつき月明かりの中で風のように飛び回ります。
『もののけ姫』は地上から離れて飛ぶというより、タタラ場に乗り込むサンやサンのもとへと急ぐアシタカの瞬間的な飛行が印象的です。
『千と千尋の神隠し』ではハクの存在が分かったときに千尋とともに浮遊するラストシーンを迎え、『ハウルの動く城』ではハウルがソフィーに手を取り、空中を歩くシーンが思い出されます。

そして『ポニョ』では宗介がポニョが入ったバケツを持ちながらトキに飛ぶシーンです。アングルとしては『カリオストロ』と似た真横からの視点で自力で飛べる最大のギリギリの距離を飛び越えることを示しています。

飛ぶということについて宮崎駿がどのように思っているのか、ひとつの見解として『魔女の宅急便』の映画パンフレットから引用。

「いつも同じ目線では世界は変わらない。視点を変えると、ちがう世界が見えてくるんですね。たとえば、2階でも屋根でも登って見たっていいんです。学校や社会で、問題がグシャグシャになっている時に屋上に登ってみるとせいせいしますよ。この自分の足下の箱の中でグショグショしているだけなのかと思うとずい分立ちなおるんですよ。でもこの映画では空を飛ぶ憧れよりも、地上の生活に根をおろす事が大切になっています。」

と語っています。

終わりの一文で思い出されるのは、『ナウシカ』でナウシカがユパに言う「汚れているのは土なのです」や『ラピュタ』でシータがムスカに訴える「人間は土から離れて生きていけない」という言葉。『紅の豚』ではフィオを救う決闘(?)で最後には飛行機を降りて地上での殴り合いになる、などの名場面。

そう考えると、いつも大地を見せるために飛行を描いていたように思えます。日常を見慣れていない切り口で感じさせる視点、そのために非日常を視聴者には見せるのだけど、登場人物たちにとって飛んでいることが日常にも関わらず大地や土について語りかける。それが宮崎駿が言いたいことなのかなぁと思います。

ウロコを羽にした理由

昨日のお伝えした『古代の鳥の色が分かる』を書いていて思ったことを徒然と。

そもそも羽根はなぜ生えてきたのだろう。ともとも、ウロコだったものが円錐形の繊維状のものになったのが始まりと言われています。さらにそこから羽毛に変化していったことも「ナゼそうなったのか」と不思議に思う。
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羽根の飛ぶこと以外の機能として、温度調節、性的アピール、威嚇、敵から逃れるための擬装が挙げられる。

鳥の体温は40度から42度ほど。体温が下がってしまわぬように寒いときには羽をふくらませて体と羽の間に空気をいれている。求愛に使う羽根と言えばクジャクはメスに羽根を広げてブルブルと振るわせアピールする。多くの生物が威嚇するときに体を大きく見せることから羽根を利用するのも想像に容易い。擬装というのは分かる気もするけど、それならウロコの色を変えるほうが簡単なのではと思う。

気になるのはいずれにせよ、ある程度羽根が延びないと使えない用途ということだ。
寒いと念じ続けたら毛が伸びそうであるけれど、鳥の体温が高いのは飛ぶからであって、しかし羽根がないと飛ぶことはないので体温調節にこだわらなくていいというジレンマに陥る。

猫が威嚇するときに毛を逆立てるように、ウロコを逆立てていたら羽毛になってきて延びて、さらに威嚇に使えるようになっていったというもの分からなくもないが、羽が生えてきた理由としては無理があるようにも思う。

たしかに、最初から飛ぶ為に羽根を生やしたのではなく、何か別のことで必要になり羽毛が生えてきて、それで飛べるのでは?と思っていたら翼になっていったというのが自然かもしれない。

そう考えるとメスにモテるためというのが案外あることかもしれない。今後、アンキオルニスのメスとオスとで体色調査をして変化があるなら有力なのか。オスの方がきらびやかな鳥は多いし、それなら羽根は短くても視覚的には効果がありそうだ。

仮にそうだとすると、オシャレになることで飛ぶことができるようになったのかもしれない。人間が髪をセットし鳥の羽根を帽子に飾り、服をコーディネートするように、恐竜も「こんなオレってオシャレじゃない?こんなに派手なのに敵から捕まらないんだぜ」みたいなことをメスにアピールしていたのだろうか。さらには「オレってこんなにジャンプしながら踊れるんだぜ」みたいなことから飛べるようになったのでは?

つまり、高く跳ねられるバレリーナが美しいと思うように、高くジャンプするバスケット選手に惹かれるように、カッコイイから羽を生やして飛べるようになったのかもしれない。意外とあるかも。

古代の鳥の色が分かる

昨日、お伝えしたナショナルジオグラフィックからさらに興味深い鳥の話をもうひとつ。

羽毛恐竜の全身の体色が明らかに

羽毛恐竜の全身色:アンキオルニス(イメージあり)

アンキオルニスという始祖鳥よりも原始的な羽を持つ恐竜の化石からメラノソームという色素を検出し、現生鳥類のメラノソームとその羽根の色との関係を比較することで詳細な体色が明らかになった、という。

このアンキオルニスという恐竜ですが1年前に、恐竜から鳥類への進化の歴史を繋ぐ新種の恐竜として話題になりました。正式名所「アンキオルニス・ハックスレイ(Anchiornis huxleyi)」と名付けられ、発見された場所も中国北東部の火山灰の中からというのがなんともカッコよく思えます。体長約34cmほどの小さな獣脚類。胴体と前肢が羽毛に覆われていたことから空を飛ぶ能力を持っていた可能性が示唆されました。

そのときは羽に斑点や縞模様があることは確認されていましたが、色が発表されたのは今回が初めてです。

そのため今回のイメージと去年5月の記事のイメージとでは大きく違っています。

鳥類の恐竜起源説を裏付ける羽毛恐竜

それにしても1億5500年前の化石から色が分かるというのだから驚いてしまう。もちろん今後研究が続くにつれて変わっていくのだろうけど、ひとつ何かが分かるとそのことでイメージや考えかたが大きく変化して、また新たな可能性を描けるところが面白い。

話は少しずれてしまうけど、何かを作るときに初めは空白だったものが、少しの手がかりを集結させることでだんだんと形が現れていく。何かを作ることは現在にはなく未来にあるものを想像しているけれど、過去の生物を探っていくのも同じような面白さがあるのだと思う。

ダチョウは飛ぶことをやめたのか?

ナショナルジオグラフィックから興味深いニュースがひとつ。

ダチョウは恐竜絶滅で飛ぶのをやめた?

要約すると、かつてダチョウなどの飛ばない鳥も飛ぶことができていて、恐竜が絶滅したあとでは捕食動物がいないため飛ぶ必要がなくなったという研究発表。

これまでは共通の飛べない鳥の祖先から進化したという説だったが、飛べていた鳥が飛べなくなった、というより飛ぶ必要が無くなり、飛ぶことをやめたという考えが面白い。

「人が飛ぶ」となると夢やロマンという言葉が使われることが多いけど、恐怖心に後押しされて必死になって飛んだのは人間も同じところがある。

例えば、飛行物の中でも歴史の深い中国の凧は、もともとは軍事通信用に使われていた。また、フランチェスコ・ラーナは『予告』(1670年刊)の中で
「飛行船がいつでも好きなときに市中の真上に現れて乗員をそこに着陸させられるとしたら、どんな都市でも不意打ちは免れないことを、誰が分からないことか」
と述べているように、人もまた敵の攻撃から逃れるための監視システムであったり、次元を変えて獲物を捕らえるための武力を目的として飛ぶことが研究されてきたのは事実だ。

飛べない鳥が捕食動物がいなくなったために飛ぶことをやめたことを信じるならば、人類が飛んでいる現在を思うとまだ何かの恐怖心にかられているのかとも思う。

が、人間には目的もなく、飛びたいという欲求だけで飛ぼうとした人がいることも事実だろう。そこに人間のみが許された飛び方があるようにも思う。

が、こういうことを考える一方思ってしまう。もしかしたら、最初に飛んだ生き物もただ飛びたいというエネルギーで飛べるようになったのではないかと。

宇宙で豆まき

アメリカの月面探査計画撤退というニュースが流れる一方で、現在、国際宇宙ステーションに滞在中の野口さんは節分ということでチョコレートで豆まきをしたそうだ。

国際宇宙ステーションに長期滞在中の野口聡一さん、チョコレートで豆まき(動画あり)

無重力状態での豆まきとはどのようなものかと見てみると、意外に意表をつくことはなく結構イメージ通りです。スローモーションでフワッと飛んでいます。そしてなぜ豆まきしている野口さんが鬼の面をかぶっているのだろう。まぁ、そこはツッ込まなくていいか。

歳の数だけ豆を食べる風習がありますが、野口さんも歳の数だけチョコレートを食べたのでしょうか。

宇宙にも不況の波が

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先月29日にオバマ政権が月面有人探査計画を中止することを決めましたが、予算教書で正式な発表があったそうです。

米政府、有人月探査を断念…ISSは5年延長
有人月探査、米政府が計画撤回…スケジュール遅れ

2004年に打ち出された計画ですが予算不足でスケジュールが大きく遅れているため計画を打ち切ることになったらしい。

NASAの予算は逆に増え、さらに月調査の中止で浮いた予算と合わせて5年間延長される見通しらしい。現在国際宇宙ステーションに野口聡一さんが滞在していますが、今後も役割が増えそうです。

やっぱり財政赤字の影響で中止せざるを得なかったのだろう。宇宙に手を広げることはその国が持っている力の見せ所でもあるので安易には言えないことだけど、お金がなくるとタバコやお酒の量を減らすことを想像すると、やはりそれよりも危機的なところにお金を回すのは自然なことだろう。