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古代の鳥の色が分かる

昨日、お伝えしたナショナルジオグラフィックからさらに興味深い鳥の話をもうひとつ。

羽毛恐竜の全身の体色が明らかに

羽毛恐竜の全身色:アンキオルニス(イメージあり)

アンキオルニスという始祖鳥よりも原始的な羽を持つ恐竜の化石からメラノソームという色素を検出し、現生鳥類のメラノソームとその羽根の色との関係を比較することで詳細な体色が明らかになった、という。

このアンキオルニスという恐竜ですが1年前に、恐竜から鳥類への進化の歴史を繋ぐ新種の恐竜として話題になりました。正式名所「アンキオルニス・ハックスレイ(Anchiornis huxleyi)」と名付けられ、発見された場所も中国北東部の火山灰の中からというのがなんともカッコよく思えます。体長約34cmほどの小さな獣脚類。胴体と前肢が羽毛に覆われていたことから空を飛ぶ能力を持っていた可能性が示唆されました。

そのときは羽に斑点や縞模様があることは確認されていましたが、色が発表されたのは今回が初めてです。

そのため今回のイメージと去年5月の記事のイメージとでは大きく違っています。

鳥類の恐竜起源説を裏付ける羽毛恐竜

それにしても1億5500年前の化石から色が分かるというのだから驚いてしまう。もちろん今後研究が続くにつれて変わっていくのだろうけど、ひとつ何かが分かるとそのことでイメージや考えかたが大きく変化して、また新たな可能性を描けるところが面白い。

話は少しずれてしまうけど、何かを作るときに初めは空白だったものが、少しの手がかりを集結させることでだんだんと形が現れていく。何かを作ることは現在にはなく未来にあるものを想像しているけれど、過去の生物を探っていくのも同じような面白さがあるのだと思う。

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