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白い風景、消える音

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雪です。
関東ではなかなか珍しい。こんなに降ったのは今年度初めてじゃないかな。

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数時間でほんのり積もってきました。
雪が降った日というのは遠くに行くより、見慣れた近所を見るのが面白い。いつもの風景がサッと変わって、いつもより妙に静かで薄明るい。雨が凍っただけというシンプルなものなのに風景と光と音を変えてしまう。

月に負けた火星

1月28日のピークからは少し過ぎましたが、地球に接近している火星を見てみました。

が、前回のしぶんぎ流星群に引き続きまた月が満月に近い状態です。
ニュースでは火星と満月が寄り添うように見えると述べられていましたが、実際は月が明るすぎて火星が負けちゃっていました。

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月の右上に赤く光っているのが火星です。
月がなかったらもっと火星の光が強くなっているのが分かると思うのだが。

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望遠で撮った月。満月の翌日の月です。

鳥に近い新種の恐竜化石

読売新聞
鳥に近い新種の恐竜化石、中国で見つかる

中国で1億6000年前の地層から鳥に近い新種の化石が発掘されたそうです。これによって以前から言われていた恐竜が鳥に進化したことの裏付けを強めることになりそうです。

始祖鳥より約1500年ほど前の恐竜。ということはミクロラプトル・グイよりもっともっと前の地層から見つかったということです。

それにしても鱗で覆われた皮膚からどうやって羽根を持ったのだろう。初めは毛深いやつがいるなどといっていじめられたりしたのでしょうか。飛びたいと思って羽根が現れたのか、突然変異の毛が生えてきて、飛べるかもと思ったのか。気になるところです。

七夕の国

おとといの「光の道」では冬至の日だけ照らされる道について書きましたが、そのような1年間のある瞬間だけ何かが現れることについて書かれた漫画があります。

七夕の国 (1) (ビッグコミックス)七夕の国 (1) (ビッグコミックス)

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岩明均が『寄生獣』の次に書いた漫画です。
ネタバレ無しのあらすじ。

紙に小さな穴を空けられる能力を持つ大学生・南丸洋二の祖先の故郷である丸神の里で、頭部をえぐられるという不可解な殺人事件が起こる。それと同時期に、南丸と同じ祖先をもつ丸神教授が失踪する。自らのルーツを調査していた丸神教授の部屋からは、スプーンでしゃくり取ったような木材や石が発見される。なぜ教授は失踪したのかを調べるべく、南丸は丸神ゼミのメンバーと共に丸神の里へ向かう。

『寄生獣』同じく傑作です。物語は、穴をあける特殊能力がなぜ、どのようにして発生したのか、その能力とは何かというところに迫っていきます。これが非常に面白く、驚かされます。

寄生獣 (1) (アフタヌーンKC (26))寄生獣 (1) (アフタヌーンKC (26))

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ヒストリエ vol.1 (アフタヌーンKC)ヒストリエ vol.1 (アフタヌーンKC)

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28日火星が地球に接近

読売新聞
夜空に赤く、火星が28日に大接近

また火星が接近してきているそうです。望遠鏡があれば火星の地表も観測できるらしい。

火星と言えば7年前の夏に、6万年間で一番近い約5500万キロまで接近するということで騒がれました。あの時ほどじゃありませんが、今回は地球から10億キロほどのところまで近づくらしい。

冬の大三角形のプロキオンの左側なのですぐに見つかると思います。確かに最近妙に明るいなぁと思っていたのですがやっぱり近づいていたんですね。

地球が約365日で太陽を一周するのに対し、火星は約780日で一周するのでおよそ2年2ヶ月で地球は火星を追い越し、そのときに距離が近づくという訳です。なので今後の接近距離は、2012年に1億78万キロ、2014年に9238万キロ、2016年に7528万キロ、2018年に5759キロです。

ということで大接近はあと8年です。

光の道

今年度になって毎日のように自転車で走る道があります。そのひとつに車は通ることができない、歩行者と自転車だけが通る1.5mほどの道幅の通りがあります。道の片側には住宅が、もう片側は大きな樹々がそびえ、日中でも日は差すとろこはほとんどなく常に薄暗い道です。


より大きな地図で 無題 を表示

去年の秋ごろから、日没近くになると道が少し照らされることに気付きました。そしてここ2ヶ月ほどの間の日没直前で道全体が夕日で照らされることが分かりました。

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今日たまたま日没頃にその道を通ることができたので撮影。

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西を向くと非常に眩しい。
太陽は東から昇り西へと降りていきますが、厳密に言うと夏と冬とでは日没の方向が違います。春分と秋分には真東から真西へ、日照時間が一番多くなる夏至では北よりの東から北よりの西へ、逆に日照時間が一番短くなる冬至では南よりの東から南よりの西へと動きます。そう、それで夏には道が照らされることはなかったのだなぁと。では、どれくらい違うのかと気になり調べてみました。

日出没・月出没計算サービス

これによると夏至(6月22日)では19時00分に、北を0度として東回りに測った角度が300度の方角に日が沈むそうです。夏至では16時32分に241度の方角に沈みます。

ん!?60度も違うのか!60度というと正三角形の一角です。さらに地図にその角度を当てはめて驚きました。

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多少のズレはあるとは思いますが、ちょうど冬至の日の日没の方角と、この道の方向が同じなんです。

要するに、1年の中で最も日光が差す時間が短い日の、太陽が沈む瞬間にこの道が完全に照らされるということです。

これはものスゴい偶然だ。いや、もしかするとこの道を作った人はそれを考えていたのかもしれない。ということは夏至の日に照らされる道も近くにあるのでしょうか。ちょっとした発見。

傘とダイソンの扇風機

空気で雨を吹き飛ばす傘を見て、昨年ダイソンが発売した羽のない扇風機を思い出しました。



初めはどうやって空気を送っているのかと不思議に思ったけど、単純に下の台からファンで吸い込んでいるのを知って「羽根あるじゃん!」と思ったのはぼくだけではないと思います。

気球を膨らますときにも送風機を使います。送風をしながら子どもたちと気球の中に入るときもあります。長い髪の子どもやロープを巻き込まないように気をつけているのですが、ダイソンの扇風機がもっと大きく強力になったら、扇風機の輪っかの中をくぐり抜けて気球の中に入るということもできそう。ま、こんな需要はまず無いと思いますが。

話しを傘に戻すと、ダイソンの扇風機の輪っかの部分を外側にグイッと曲げて、ものすごい勢いで風を送れば出来そうな気がします。ただ、ダイソンの掃除機を思うとやっぱり音が激しくなるのは仕方がないのか。

空気で雨を吹き飛ばす傘

まだ実用されてはいませんが、骨組みや布を使わない新しいアイディアで雨を遮る傘が紹介されていました。

IDEA*IDEA
画期的な傘、『AIR UMBRELLA』がすごいぞ・・・

平たく言えば、底部から吸い込んだ空気を上部から吹き出すことで雨をはじくステッキ状の傘といったところでしょうか。今までの傘の概念を払拭する魔法のような傘です。

斬新ですが雨をはじくほどの勢いで空気を放出するとなると、吸い込み口も相当な強さで空気を取り入れることが想像されます。服の裾などを吸い込んでしまう対策も必要です。そして音も掃除機のような騒音はしないのでしょうか。

それと、降ってきた雨を横方向に吹っ飛ばすのだから、周りにいる人にバシバシと飛ばしてしまいそう。また電池(?)の寿命も気になるところ。空気を吹き出すことができなくなると、本当にただの棒になってしまいます。

傘以外にも、もしかしたら車のワイパーも変わるのかな。傘と同様、車のワイパーも発明されてからほぼ変わっていないので、これが出来るようになると色々なものが変わりそう。

空飛ぶ車2

空飛ぶ車について調べてみたら、まだまだプランがあったので「空飛ぶ車2」ということで紹介します。

空飛ぶクルマ、その名は「オビワン」

空飛ぶ車を開発してきた会社「ソロトレック」から「トレックアエロスペース」と改名し、無人型の空飛ぶ車を市販しました。重量3kg弱。価格1万4995ドル。この他、「ドラゴンフライ」「スプリングテイル」という空飛ぶ車の開発も行っている。


NASAが空飛ぶ車を開発中


空飛ぶ自動車を開発するためのパーソナル・エアー・ビークル(Personal Air Vehicle)部門が加えられ、「グリッドロック・コミューター」(Gridlock Commuter)という2人以下の乗り物。高さ76mまで上昇でき、電気モーターで時速40kmで走る。NASAではプロトタイプ開発までに10年、量産化には20年かかるとみている。


世界初のバイオ燃料スカイカーの製品モデルが2010年に登場!

2009年2月、イギリスのパラジェット社は"世界初のバイオ燃料で動く空飛ぶ車"で、ロンドンからアフリカのマリ共和国にあるトンブクトゥまで飛行するスカイカー・エクスペディション2009というプロジェクトに成功。改良し正式発表2010年を予定。


リンクの記事が古くて申し訳けないです。それにしても2010年に発表を予定している会社が多いのはなぜなのだろう。やっぱり今年に各会社が競うように発表を始めるのでしょうか。


空飛ぶ車1はこちら

超軽量ヘリコプター

GIGAZINE
未来を感じさせる機動性・静音性に優れた超軽量型ヘリコプターのコンセプトデザイン

この前、空飛ぶ車について書きましたが、今回のは空飛ぶバイクと言ったところでしょうか。軍事用に考案されているようでデザインもカタイです。重量制限もありそうだし、スピードでないし、体を守るものもないし、微妙に大きいし素人目からすると軍事としては使えなさそう。

エンジンを付けながらも静音性に優れていて機動性もよいとなると、空飛ぶ車より低い高さを飛ぶ手軽な乗り物としてデビューして欲しいです。Cikaric Draganというデザイナーがデザインしたようですが、他にも手がけた乗り物のデザインがあり、この人を画像検索すると三輪車や車など一風変わった乗り物が出てきます。

※1/14の記事「空飛ぶ車、実用化なるか!?」にオランダの空飛ぶ車を追加しました。