ふくらむロゴ

チェーンメール

こんなチェーンメールが回ってきました。

友人の父が石油会社に勤めていて教えてもらったのでみんなにも伝えます
気をつけてください

千葉、首都圏の方へ。
千葉の製油所、製鉄所の火災の影響で千葉、首都圏では、科学薬品の含まれた雨が降ることが予想されます。
傘やレインコートの使用をお願いします!
雨にあたらないようにして下さい!

ほんとに危ないみたい。
友達に回してあげて!
とにかく広めてください。
例のごとく「友人の~」のパターンです。調べてみると16時くらいから回っているようです。ちなみに1人が3人に5分のペースで回していったとすると、1時間で500000人以上に届く計算になります。波紋が大きくなるように広まっていきます。

遠い場所のことは情報でしか知る事ができません。石油会社が発表している、ガセメールに注意するように呼びかけているHPの情報を見て、「このメールはガセだ」と判断しています。

現在、原発のことで推測的な情報や曖昧な情報が飛び交っています。自分が知ったことが本当かどうかを確かめるためには何を信じればいいのか考えさせられます。

東北地方太平洋沖地震

今日、2時46分頃に発生した地震は「東北地方太平洋沖地震」と名付けられました。1900年以降の記録では世界的に見ても5番目にあたる巨大地震だったそうです。国内では最大の記録。

現在も火災などの被害が拡張しているそうです。ブログを書いている現在もカタカタと揺れています。

ニュースで地震発生中の映像が流れていますが、こんなにも常にカメラを回していることにも驚きます。が、一方で、地震発生後1時間では死者30名と言われていましたが、10時間ほど経った現在では300人以上と報道されています。

当たり前ではありますが、報道されている情報というのは、ごくごく一部だと感じます。

家紋

私事ですが、先日、お墓参りに行きました。
墓地には仏教のお墓やキリスト教のお墓や、どこの宗教か分からないお墓があり、そこに彫られている文字も「~家之墓」や宗教上の言葉や、「愛」などさまざまですが、ほとんどのものに家紋が彫られています。

僕も自分の家の家紋は、墓石に彫られているのを見て知りました。三羽の鳥です。家紋を調べてみると「頭合わせ三つ雁金」という家紋だそうです。

2011_3_10_01.jpg家紋サイト「家紋の湊」

それまで「家紋」というものを意識したことがなかったのですが、たくさんの家紋を見ていると、スゴいデザインだと思いました。2色だけで、よくここまで図案を考えたものだと。そしてどれをとっても格好良さがあります。家紋を考えるデザイナーもいたのかもしれません。

花粉症

春の風が吹き始めて、温かさに嬉しくもなるけれど憂鬱なのが花粉。
小学校の卒業式の日から花粉症になり、毎年、暴発するくしゃみと滝のような鼻水、そして喉のイガイガと渋が張り付いたような眼球に苦しんでいる。

しかも今年は例年の5倍から10倍という、恐ろしい量の花粉が予想されているようだ。忌々しくも思う杉花粉だが、杉も子孫を残そうとがんばっていることを考えると、むやみに憎めない。

戦後に杉が植えられ、海外の木材が流通したために取り残された者の叫びとも考えてしまう。マスクというもので顔を覆うということは、その生物に対してフェアではない気がする。なのでマスクをせずに今までいるのだが、なんとも辛い春の風。

霧の昔話

霧のことを考えていて、かつて体験した濃霧を思い出しました。
大学の課題締め切りの前日に、どうしてもアイディアが浮かばず、友達と深夜に海へ向かいました。海に近づくほど霧が濃くなり、海岸に付く頃には夜が明けたにも関わらず、数メートル先も見えない状態。車を止めて、砂浜から波打ち際まで歩きます。海に近づくほど霧は濃くなり、波の音を頼りに足を運びます。突然現れる穏やかな波。朝凪だったため霧も停滞しています。友達の声が聞こえますが、姿は見えません。波に足を潜らせ、振り返っても何も見えず、孤島に居る印象。ただただ、白い世界と波の音が聞こえる世界でした。

なぜか友達と海に向かって叫びます。自分の声すらも波の音と霧に吸い込まれてゆきます。

自然と叫んでしまったのですが、たぶん、叫ぶことくらいしかできなかったからです。

5月に向けて3回目のミーティング

昨日、5月のお祭りの3回目の企画ミーティングをしました。

まだ数回のミーティングしか行ってませんが、とりあえず霧のドームということで企画が進んでいます。しかし、そこで子どもがどのように参加するのか、それが課題です。

今回で6回目の参加になりますが、今までのふくらむの企画は、気球となる紙と絵の具を用意して、当日来た子どもが絵を描いたり、足跡や手形を付けるというものでした。午前中に子どもが参加し、午後の1時間程度で貼り合わせて気球にして、最後に飛ばしていました。

霧に包まれた空間そのものが面白いが故に、霧のドームの中で子どもが何に携わるのかを、なかなか見つけられません。

なので、霧ドームを煮詰めつつ、一方で新たな企画を考えることに。残り約2ヶ月ですが、どんなものになるのか。。

霧の面白さメモ

何度か霧の実験を行ったので、そこで感じたおもしろさをまとめてみます。


・部屋の広さが分からなくなる
・妙な孤独感がある
・シャープな輪郭線がなくなるので焦点を定めにくい
・色はすべてグラデーションになる
・身体のバランス感覚も鈍る
・人の声は聞こえるが姿が見えないので、どれくらい離れているか分からない
・音も聞こえにくくなっている気がする
・50センチほどに近づくと、突然人が現れる
・夕日のように、全体的に橙色っぽくなる
・懐中電灯で照らすと光の線が見える
・照明を消してから再度付けると、通常よりも明るく感じる
・何かを手に取る時、目を手に近づけないと物が取りづらい
・両手が自由なら、目隠しよりも不安感がある
・走るには勇気がいる

フォグマシンについて

2010_12_07_01.jpg

多少、マニアックではありますが、「フォグマシンはどれくらい見えなくなるの?」という人のためにふくらむで使用しているフォグマシン(スモークマシン)についてです。

実験で使ったフォグマシンはANTARIという会社の、V1 Fogger Blueというフォグマシンです。
500Wで、毎分85立方メートルの霧を噴射します。8畳ほどの空間が、5分ほどで1.5メートル先が見えなくなり、10分で70センチ先が見えなくなりました。
甘い匂いの霧が出ます。電源を入れてからウォームアップに2.3分かかり、10分ほど使用すると、またウォームアップの時間が必要となります。霧の中に入ると若干、衣服や壁がベトつきます。
避難訓練で使用されているものもフォグマシンの煙で、咽せる人もいるそうですが、これは気分の問題が大きいそうで、人体に悪影響はないそうです。
フォグマシンの故障する原因の多くが「目詰まり」だそうで、長期間使用しない場合(2週間ほど放置したのち使いましたが大丈夫でした。)や合計40時間以上使用したら洗浄をしないと起こるそうです。

霧の作品



霧を調べていると、霧を扱った作品がいくつかありました。


中谷芙二子『雨月物語-懸崖の滝』

横浜トリエンナーレ2008の作品です。昭和記念公園の『霧の森』が知られています。霧を使った作家です。

『Blur Building』

スイス・エキスポ2002で発表された建築。

オラファー・エリアソン『Feelings Are Facts』

影や光の屈折、水滴を使って虹を作るなど、自然現象をとりいれた作品を作る作家。

アントニー・ゴームリー『Blind Light』

イギリスの彫刻家の作品。

他にも霧ではありませんが、細かい水滴を噴出して映像を投影するという作品もいくつかありました。