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クアドロコプター

自由自在な機動を見せるクアドロコプターのムービーいろいろ

チューリッヒ工科大学が開発した、4つのプロペラによって浮上する「クアドロコプター」というものがあるそうです。コントローラーも感覚的にできるそうで、従来のラジコンとは一味違った印象です。

2台のクアドロコプターでボールを打ち返し合ったり、キーボードで演奏したり、ダンスをしたりなど、精密な動きが可能なようです。

今後、どんなことに使われるのでしょうか。







ミーティング

5月の企画に向けて、震災が起きてから初めてのミーティングをしました。メンバーの4人が集まりましたが、いつものように喫茶店に行き話します。当日まで一ヶ月に迫っていますが、企画が決まっていません。

ポイントになるのは、対象が小学生くらいの年齢で、1日ででき、作るに値する面白いものですが、なかなか難しい。今までは紙を用意し、絵具で色を付け、袋状にして飛ばす、というこを続けていましたが、今回は今までのやり方を少し崩すという試みです。

風、天候、素材、強度、目的が課題になってきます。右往左往しながら、8時間ほど話して、少し展開が見えてきました。これから実験が必要です。

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Festo社のカモメ型ロボット

以前も紹介した、Festo社のカモメ型ロボットです。Festo社は、これまでにもエイクラゲペンギンを作っていますが、今回のカモメも素晴らしい動きです。そして実際に飛んでしまうという技術に驚愕します。翼長1.96mで450gだそうです。単に翼を上下に動かすだけでなく、翼をねじる機構があるので、ここまでリアルな動きになるのでしょう。

風をあつめて

送風機を使わずに、何かできないかな、と思って考えた案です。

ただ平らなシートを風で膨らませてみる、とか
2011_3_28_01.jpgちょっと立体にになったらどうなるだろう、とか
2011_3_28_02.jpg筒状になったらどうなるだろう、とか
いや、レジ袋が大きくなっただけで、少しは面白いのでは、とか
2011_3_28_03.jpgいやいや、形を何かにしてしまう、とか2011_3_28_04.jpg

ちょっと待とう。方向性が変わってきた。

積もっていくメモたち

5月の企画に向けて、これまで数回ミーティングをしましたが、未だ何も決まっていない状態です。

「何をやるか」を考えるのが、作ることより時間がかかります。

アイディアを出すときに、確かめるためや、他の人に説明するためにメモを残しています。どんどんメモばかり増えていって、大抵は何も決まりません。が、採用されないメモたちが、これから作るものを成功させるための、「お守り」のように思います。
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スタジアムを覆う巨大人工雲

高温対策で上空に「人工雲」を計画 W杯主催のカタール

2022年にカタールで開かれるワールドカップで、太陽光を遮り日陰をつるく、巨大な「人工雲」を浮かべる計画を発表したそうです。これによって気温を10度下げることができるそうです。

カーボンを素材として、ヘリウム注入するそうですが、映像を見ると、太陽エネルギーからプロペラを回した揚力で飛んでいます。スタジアムの大半を覆う巨大なもので、是非、完成を見てみたいと思うのですが、プロペラの風でサッカーボールの軌道が変わったり、風で煽られて落ちてくるということはないのでしょうか。

紙製パーテーション

先日、避難所でのパーテーションについて書きましたが、ニュースで、板茂という建築家がすでに福岡県西方沖地震のときに提案したパーテーションが紹介されていました。

体育館などの避難所のプライバシーを確保する簡易パーテーション「避難所用 簡易間仕切りシステム」

紙製のハニカムボードを敷き、紙製のポールを建てて布で仕切るというものです。短時間、低コストで手に入れられる素材として紙が選ばれているそうです。
他にも板さんは、紙でできた建築物を作っています。

自分のスペース

5月の企画の内容を考えている間にも、どうしてもニュースが耳に入ってきてしまう。

地震や津波から逃れて避難している人たちも、体育館での生活は辛いに違いない。プライベートな場が無いというだけで相当なストレスだと思う。
せめてこんなパーテーションが用意されていれば、少しはストレスも軽減されるかもしれない。

2011_3_24_01.jpgでも、これらを組み立てるのも大変だ。軽く丈夫で道具が無くても組み立てられるものがいい。段ボールか。でも、T字になっている部分は強いだろうけど出入り口の壁は、たわんでしまうだろう。厚さ2センチほどの段ボールを使えば大丈夫か。そうなると、収納しているときに場所を取りすぎる。1世帯3人だとして10世帯分で17枚。100世帯だと170枚とすると、幅2メートル、高さ1.8メートル、奥行き3.4メートルものスペースを取ってしまう。しかも一世帯が5人か、それ以上いたら狭すぎる。

2011_3_24_02.jpgたとえば、こんな形になったらどうなるだろう。柔軟性のある板を曲げて両端をロープで弓のように引っ張る。

2011_3_24_04.jpgロープの長さを変えると大きさや形が変わる。ただ、出入り口の部分のロープにつまずく危険がある。しかも、直径2mの空間だとすると、板になった場合は長さ4.5メートルほどになる。運べない。2011_3_24_03.jpg

2つに分けてみる。これだと板になっても幅2メートルちょっと。2つのパーツは端の辺をマジックテープなどで固定すれば道具がなくても接着できる。簡単に紙で模型を作ってみた。

2011_3_24_05.jpgこんな感じか。結局のところ問題は素材。曲がるけど、反発生があって軽い素材がベターなのだが。不透明のプラスチック段ボールの片面段ボールのような素材だったら可能かもしれない。収納スペースは1世帯2枚使った場合、厚さ5ミリとして、高さ1.8メートル、幅2メートル、奥行き1メートルになる。これなら体育館にも収めることはできそう。

考えてみたものの、パーテーションがあったらあったで、閉鎖感もある。難しい。

ふくらむの電力消費

前回のミーティングで、あらかじめ作ったドームを持っていき、そこにスモークマシンで霧を入れるという案があがっていたのですが、計画停電がある可能性があることに気付きました。参加するお祭りの日程が5月なので、まだ分かりませんが、最大で3時間40分の停電があるおそれがあります。そうなるとスモークマシンは使えません。

そうでなくても、使用するスモークマシンは500Wの電力を使います。これはドライヤーやアイロンのおよそ2分の1ですが、ドライヤーは床屋でさえ5時間も連続して使いません。ドライヤーそれを5時間近く連続して使うのは、節電が求められている現在では如何なものかとも思います。ふくらむが気球を飛ばすにあたって、それ以外にも業務用送風機(230W)を使います。

やはり、何か違う案を考えたほうがいいのかもしれない。

白紙

震災が起こって、身の回りの出来事はすべて地震に関することばかりになっている。
テレビをつけたらどこかのチャンネルでは必ず災害についてのニュースが報道され、スーパーに行けば「震災のため~」の表示があり、図書館は夕方に閉館し、市内のアナウンスからは「本日の計画停電は~」と流れ、知人に電話をすれば「地震大丈夫だった?」と、10日間が過ぎても、その波紋はまだ続いている。
とはいえ、なんとかいつもの生活にしていかないと、という思いもある。

5月の企画もそうなのだが、路線や停電の関係でミーティングが休止状態にある。企画内容はほとんど進んでおらず、ゼロから考え直す必要もあるのかもしれない。そう思いつつ、白紙のノートとペンを用意するが、何も浮かばない。