ふくらむロゴ

『たまご』制作中

5月の企画『たまご(仮)』を制作中です。

パーツのカットが終わったので、梱包用テープ、通称「ハバヒロ」でパーツとパーツを貼り合わせていきます。

2011_4_30_01.jpgビニールを貼り合わせる作業は、海月の制作で経験していたので、順調に進んでいきました。ただ、やはり一辺、3.5メートルの部屋で、11メートル以上のパーツを貼り合わせるのは、じれったい感じもあります。

2011_4_30_02.jpgビニールはグラシン紙と比べて柔らかい素材なので、折り畳んでいくと小さくなります。小さな部屋で作っていると、この性質の影響が意外に大きく感じられます。

ドームを割る仕組み

今回の企画で、ドームを割るということを考えてます。割る機構をどうするかが問題です。

2年前に作った『記憶の種』は、飛ばした気球を空中で破き、中から風船をす、ということに成功しましたが、今回の素材はビニールなので、ちょっと条件が違うかもしれません。

2011_4_28_02.jpgビニールに貼られたテープは、剥がそうとすると、ちょっとの抵抗がありながらも、紙と比べて簡単に剥がれます。ならばテープを剥がせば、ドームが割れてくれるのではないか、と思い、実験をしました。

2枚のビニールを貼り合わせ、テープの端にロープを付けて引っ張ってみます。やはりやってみるもので、全然スムーズに剥がれません。剥がれたテープが再度、ビニールにくっついてしまいます。
これでは難しい、と考え、『記憶の種』のときに作った、通称「スズヒロ」を使います。これは一工夫したテープで、縦方向にのみ裂けるというテープです。『記憶の種』はこのテープが成功に導いてくれました。

早速、実験してみると、スルスルときれいに割れていきます。(写真は割れた後です。割っているときの写真が無いのが残念!)

2011_4_28_01.jpg今回もこのテープに頼ることにします。

一工夫

カット作業の続きです。

2011_4_27_01.jpg思えば、今回は作業部屋を改造してから初めての制作です。今までのようにカッターマットを敷くこと無く、大胆にカッターが使えます。本当は床一面カッターマットで出来ているのが理想ですが、低予算でおさえるためMDFで我慢しています。

先日の作業では、ロール状のビニールを広げるとき、苦労しながら繰り出していて、時間もかかっていました。トイレットペーパーのように引っ張ったらスーッと広がるように、長い棒がないかなと家を探してみてみると、どこのご家庭でもありそうな棒がありました。物干竿です。意外に盲点でした。もっと早くに気付くべきだったと思いながら使ってみると、予想以上に作業がはかどります。

2011_4_27_02.jpg30分かかっていた作業が15分でできるようになりました。一工夫でこんなに変わるのかと実感。
カット作業のリズムが出来てきた頃に全パーツが切り終わりました。

ようやく制作へ

5月8日にお祭りで行う企画を準備してきましたが、ようやく制作に入りました。

2011_4_26_01.jpg毎年ながら、出遅れたスタートです。図面をもとにパーツを作っていくのですが、今回作るものも、最終的には高さ9メートルの大きさになります。展開したときには、最大11メートルに。これを2.5メートルほどの部屋で作るのでジワジワと進めていくことになります。

まずは、床にパーツのマーキングを記します。この形を型とし、素材であるビニールをカットしていきます。

全部で12パーツ作りますが、6パーツ作るのに4時間、かかりました。あと倍のカット作業が残っています。毎度のことながら、もう少し大きなスペースがあれば、と思ってしまいます。

再びビニールシートを購入

ビニールシートを買いましたが、強度が弱そうなので、厚いシートを買い直しました。

2011_4_25.jpg0.02ミリから、0.05ミリの厚さのシートに変更してみると、値段はやっぱり高めだが、強度は充分に思えます。

気になるのが重量ですが、1平方メートルを量ってみると約40グラムでした。0.02ミリ厚のビニールに比べると倍以上になりますが、こちらのほうが破ける心配が減るので、これで制作します。

ビニールシートを購入したが

制作の素材をコームセンターで購入しました。厚さ0.02ミリのビニールシートで、95センチ幅が400メートルで2000円。1平方メートル約5円という安さです。
梱包を開けてみると、、2011_4_24_01.jpg

なにか青いものが。2011_4_24_02.jpg

2011_4_24_03.jpg予想外に製品名がプリントされています。そして、ピンと張った状態で指で押してみると、裂けることはないものの、伸びて穴が開いてしまいました。子どもは遠慮なく叩いたり引っ張ったりするので、これでは強度が心もとないということに。

もう一段階、分厚いシートを買うことにしました。

タマゴの比率

2011_4_22_01.jpgニワトリのタマゴの縦横の比率を調べてみると、横と縦の比率が7:9になっていることがわかった。タマゴによって、ちょっとした差はあるのだけど、大きさが違っても比率は7:9。これには何か理由があるのだろうか。

この比率はニワトリのタマゴに限ってのことなのだろう。例えば、ウミガラスのタマゴは先が尖っていて、斜面で転がっても止まるようになっている(と、人間は考えてる)と言われているし、魚類のタマゴは球体のものが多い。ワニのタマゴはもっと細長い。

簡単に割れてはいけないが、割れないとヒナが出られない。生みやすい大きさで、できるだけ大きくなった状態で子どもを産む。そんなジレンマを抱えていくと、このような形になってくるのだろうか。

海月フライト映像

『海月』を飛ばしてから約4ヶ月が経ちました。
ようやく、フライトの映像をまとめました。

去年の10月から12月まで、中学生とどのような気球を作るか話し合って制作したものです。物語も中学生が創作し、その朗読に合わせてフライトしました。