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温室の効果

11月に月下美人を冬の寒さから守るために温室を作りました
2010_11_11_03.jpg2月に入り、寒さもピークを迎える時期です。月下日詩人は7度を下回ると弱り始め、5度以下になると生命の危機、2度以下になるとほとんどの場合で枯れてしまうそうです。

早朝に温室の中の温度を測ってみるとギリギリ8度。ビニールを2重にしていてこの気温。パネルヒーターを入れておいて正解でした。

科学博物館『空と宇宙展』

上野の科学博物館で行われている『飛べ!100年の夢 空と宇宙展』を見に行ってきました。

航空史や宇宙技術の開発100年の歴史と成果とあり、とても楽しみにしていたのですが、個人的には期待はずれでした。

展示が広い会場の一部屋だけで行われていて、導線で歴史を辿るというより、各ブースに別れていて、企業が行うプレゼンの会場に似ています。空間の割に展示物が多く、ゴチャゴチャとした印象。『空と宇宙展』のサイトに

航空・宇宙ファンや児童・生徒・学生をはじめ、ファミリー層や航空機・宇宙開発に携わっている研究者、技術者、関連ビジネス関係者など多くの方々が航空・宇宙分野の夢と力に触れることのできる内容となります。
とあるように、航空関係者や機械が大好きな人は楽しめるかもしれませんが、子どもの夢が膨らむ内容ではありません。展示物の説明も難しく、時代背景も説明不足でした。(そしてやっぱり流れが不明解)一カ所だけ、同じ体積で切り取られた『鉄』、『アルミ』、『CFRP』(『カーボン』と書いたほうがまだ分かりやすい)のサンプルが手にとれるようになっていて、その重さを身体的に分かるようになっていましたが、そのように観客が関われるものがもっと欲しいと思いました。

「なぜ、人類が空を飛ぶことに挑み、それが宇宙にまで発展したのか」を言及するところまでしないとしても、せめて航空技術、機械を通して、空や宇宙の夢を思い描ける展示にはしてほしかったなと思います。

地面効果で飛ぶ船


この船、飛びます! 秘訣は表面効果。

普通の船のように水に浮き、水面の数メートル上を飛ぶことができる船と飛行機を合わせたような乗り物が、かつてソ連で実用化されていたそうです。

表面効果(地面効果)とは、飛行機などが地面や水面に近いところで飛行した場合に、抵抗が減少し、揚力が増えるという効果です。

かつて、デザイナーのルイジ・コラーニもコンセプトモデルをデザインしていました。設計の段階から地面効果が得られるようにデザインすることで、より少ない燃料で飛行することが可能な飛行機です。

現在は小型のものを数社が作っているだけだそうです。

海月の反省

海月がフライトしてから1ヶ月が過ぎ、ようやく反省会をしました。
初回の講座から考えると5ヶ月が経っているので、記録を見ながら経緯を振り返ります。

参加者がどのような気球を作るか考えて決定する、という今回一番の課題はなんとか成功しましたが、最初は10回の講座を予定から15回に延長したこと、そしてフライト時間が1時間半ほど延びてしまったことが反省点としてあげられました。

去年に比べると打ち合わせの回数が少なかったので、ふくらむの中でも共有されていないことが多々あったので、それが今後の改善すべきところです。

宇宙カレーを食べてみた

以前、知人からもらった『スペースカレー』というレトルトのカレーを食べてみました。
このカレーは、 ハウス食品がJAXAとともに宇宙飛行士用に開発したもので、宇宙食として正式に認証されているそうです。

パッケージはこんな感じ。

2011_1_29_01.jpg銀色をしていて、フォントからも宇宙感が伝わってきます。国際宇宙ステーションと「きぼう」がプリントされた横に『BEEF』と書かれたカレーの写真が。不釣り合いな気もしますが、映画『2001年宇宙の旅』の「モノリス」にも見えなくもないかも。

2011_1_29_02.jpg裏面には国際宇宙ステーションと「きぼう」、そしてカレーの説明がされています。「無重力状態で食べることを想定し、スパイしーで味を濃く」したそうです。

鍋で煮ること5分。ご飯にかけます。

2011_1_29_03.jpgこうなると宇宙食でなく、通常のカレーにしか見えません。さっそく一口食べてみると、確かにレトルトカレーの中ではスパイシーに思えます。具材の存在も感じられてかなり美味しいです。

これを食べれば宇宙に行った人の気持ちが少しは想像できるかと思っていましたが、宇宙に行った人がこれを食べたときに、日本の食を懐かしく思えるように作ってあるんだなと思いました。

このカレーは一部の科学館とオンラインショップでのみの販売だそうです。

忘れていたお届けもの

今日、あるものが2つ届きました。
1ヶ月前、海月の照明の色を空中で変えるために頼んだ電球です。

2011_1_28.jpgなぜ2つも注文したのかというと、1つの電球販売サイトに注文したところ、発送までに10日から1ヶ月ほどかかるという返事を受けました。10日後に届いたとしてもフライト当日に間に合うか不安だったので、他の販売店を探し、再度注文。数日後にメールが届きましたが、またしても「1ヶ月後になる」という返答でした。

まぁ、今後も使うことになると思うし、いいか。。と考えて、注文したことも忘れていました。

これで全部で3つになりました。赤、青、緑のフィルターを使って無数の色を作ることもできます。

気になる映画「塔の上のラプンツェル」

映画館の予告を見て気になったのですが、日本でもまもなく公開される「塔の上のラプンツェル」にコームローイっぽいのが出てきますね。
動画を探したらスペイン版のトレーラーのサムネイルがちょうどその場面でした。
2011年3月12日公開なんだそうですが、このピンポイントな興味で映画館まで足を運んだものか、考え中です。

各地の紙風船まつり情報

1月も末になってきましたが、来月は次の紙風船祭りがあります。
2月中旬に多いのは旧正月だからでしょうか。非常に寒い場所ですが、暖かい飲み物を握りしめながら見上げる紙風船は最高でしょう。いつかはふくらむも参加したいものです。
イベントの正確な日時や場所は各市町村に問い合わせてください。


○ 秋田・西木の冬祭り 上桧木内の紙風船上げ
2011年2月10日開催。15時開会・16時40分から20時30分まで打ち上げ。
100年以上も続いている伝統行事です。約100個の紙風船が打ち上げられます。

○秋田・大仙市 太田の火祭り
2011年2月19日、19:20~ 奥羽山荘西側広場で開催。
約50個の紙風船が飛びます。写真で見る限りでは障子紙だけでなくグラシンも使っているように見えます。
太田町で青年たちが「紙風船」作りの出前講座』というサイトによると『太田町でも古くから各集落の小正月行事としてあったと言う。しかし、年々、姿を消すようになって忘れられた存在となっていた。1982年2月に連合青年会と町公民館が(中略)紙風船上げを「太田火祭り」として復活させ』とあるので、恒例となったのは今年で29年目となります。

○山形・最上群戸沢村の蔵岡紙風船まつり
2月上旬、午後6時から蔵岡地区内で開催。
村内の小中学生が作った約20個の紙風船が浮かびます。「西木の冬まつり・紙風船上げ」を参考に2006年から開催しています。

○富山県・南砺ふくみつ雪あかり祭り
2011年2月12~13日、道の駅ふくみつ「なんと一福茶屋」で開催。お昼から日没まで。
約50個の紙風船が打ち上げられます。

宮崎県どんと祭の紙風船祭り

河北新報
願い乗せ 空高く どんと祭で巨大紙風船飛ばす 栗原

だいぶ前の話ですが、今月14日に宮崎県の通大寺のどんと祭で大きな紙風船を作って飛ばしたそうです。

障子紙製の紙風船は直径3メートル、高さ5メートルの巨大サイズ。ガスバーナーで中の空気を温められた紙風船が、ロープにつながったまま約50メートル上空に浮かべられると、参拝者から歓声が湧き起こった。
貼られた半紙は子どもから大人まで約40人分。(中略)さまざまな願いが込められている。
どんと祭では2005年から紙風船を飛ばしてきていて、秋田の上桧木内紙風船上げを手本にしたそうです。

明るく傷つかないように

作業部屋の改造もいよいよ終盤。
紙気球は柔らかい素材を使っているが、バーナーや定規など、作るときや飛ばすときは金属の物が多々ある。注意していても、壁にぶつけることや擦ることも稀にあるので、壁やふすまに養生シートを貼ることにした。

養生シートは紙製のものを使用。1メートル幅で100メートルのロールになっており、約1500円。普通の紙より格安な値段だ。それらを壁に貼っていく。

直に両面テープで接着すると壁が傷んでしまうので、粘着が弱くねばつきにくい養生テープを貼って、両面テープで貼付ける。

養生シートは茶色と白の二種類あり、白を購入。少し部屋が明るくなり、壁にメモを取ることができる。

2011_1_25.jpg
周りを片付けて、1週間近くかかってしまった改装も一段落だ。