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科学博物館『空と宇宙展』

上野の科学博物館で行われている『飛べ!100年の夢 空と宇宙展』を見に行ってきました。

航空史や宇宙技術の開発100年の歴史と成果とあり、とても楽しみにしていたのですが、個人的には期待はずれでした。

展示が広い会場の一部屋だけで行われていて、導線で歴史を辿るというより、各ブースに別れていて、企業が行うプレゼンの会場に似ています。空間の割に展示物が多く、ゴチャゴチャとした印象。『空と宇宙展』のサイトに

航空・宇宙ファンや児童・生徒・学生をはじめ、ファミリー層や航空機・宇宙開発に携わっている研究者、技術者、関連ビジネス関係者など多くの方々が航空・宇宙分野の夢と力に触れることのできる内容となります。
とあるように、航空関係者や機械が大好きな人は楽しめるかもしれませんが、子どもの夢が膨らむ内容ではありません。展示物の説明も難しく、時代背景も説明不足でした。(そしてやっぱり流れが不明解)一カ所だけ、同じ体積で切り取られた『鉄』、『アルミ』、『CFRP』(『カーボン』と書いたほうがまだ分かりやすい)のサンプルが手にとれるようになっていて、その重さを身体的に分かるようになっていましたが、そのように観客が関われるものがもっと欲しいと思いました。

「なぜ、人類が空を飛ぶことに挑み、それが宇宙にまで発展したのか」を言及するところまでしないとしても、せめて航空技術、機械を通して、空や宇宙の夢を思い描ける展示にはしてほしかったなと思います。

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