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風が強い日

今日は風が強かったー。たくさん枯れ葉が当たってくる日でした。

11月28日のフライトの風速記録を見ると18時から19時くらいの平均風速はおよそ5m。これくらいはよくあることだけど最大瞬間を見て驚いてしまった。最高で約10mの風が吹いていたらしい。

よく破けず飛んだと、今になって思います。

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風船の返事がきました

既に風船についたメッセージの返事がきています。

地上では北から南に風が吹いていたのでどこに飛んでいくのかと思っていましたが西へも飛んでいるようです。手元にあったものが飛んでいき誰かの手の中にあると思うと不思議な感じがします。

返事を送ってくださった方、ありがとうございます。

1kg分のゴミ拾い

よく眠った。
昨日のフライトから一夜明け、忙しかった日々を思うとフワフワとした妙な気分だ。

風船をおよそ250個飛ばしたのでひとつ3gとして750g、およそ1kgの風船を放出した。生分解性の天然素材とは言え、せめて放出した分の重さのゴミを拾う。

学校の周辺をゴミを拾いながらゆっくりと一周する。少々寒いがゆっくりと歩くのは今までの忙しさを癒すのにはちょうどいい。
風船が風で流された方から学校を一周するように歩き始める。木に引っかかった風船もあるかと思っていたが、不思議に思うほどその姿はなかった。
普段はなかなか意識しないものだが、いざ拾い歩いてみると色々な種類のゴミが落ちている。タバコのフィルタ・缶・紙・傘・ビニール袋・雑誌などなど。
「道に落ちてるゴミ」という判断も難しいもので、道に落ちているものは当然ゴミだが、困るのがゴミ捨て場にあるゴミ。曜日によって回収されるゴミの種類が違うため、不燃の日に出された可燃ゴミは残ってしまう。僕らが拾っているゴミは、人にはほぼ回収されない「ゴミ」を拾っているが、曜日によて僕らにとってのゴミが変わってしまうということだ。まぁ、数日もするとちゃんと回収されるだろう。と思いそのままにしてゴミ拾いを続ける。

学校1周1時間を3人で回ったところ、およそ3kg分のゴミを拾うことができた。この率から見ても街
に捨てられているゴミの量の多さが想像できてしまう。

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記憶の種フライト当日

いつものように学校に集合する。風が強い。

天気は曇。フライト当日にして雨が降っていないのが幸いだがきになる風だ。木が大きく揺れるほど。風はどうすることもできない。

気球の制作はロープ以外ほぼ終わっていて、午前の主となる作業は会場のセッティング。来場者にメッセージを書いてもらうため、小体育館の会場作りを進める。会場案内や説明文を切って貼り合わせたり、机を運んだり、床にシートを敷いたりとさまざま。いつもは気球本体が出来てないことが多いので今回はかなりゆとりを感じる。

午前にほぼ会場作りは完成し、午後からはフライトの準備に入る。グラウンドの横にテントを建て、側面はネットを張ってヘリウム風船を膨らませるスペースを作る。午後、3時過ぎになっても風は一行に止む気配がない。

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5時になり辺りはどんどん暗くなっていく。樹々を揺らす音はまだ聞こえてくる。来場者も増えてきて、仕方ない焦りが迫ってくる。ただ待つしかない。ゆっくり待つだけ。

翌日に延期することもできたのだが、翌日は今日よりも天候が悪化するという。そしてなにより、今日来てくれた人に申し訳ない。ということでフライト決行。ただし、少しでも風の影響を抑えるため、校舎近くの風が弱いところで行う。

6時半、準備を始める。気球を膨らます。中に電球を付けに入る。風であおられないように外側から押さえているたくさんの人の影が見える。バーナーを入れ、立ち上がったところで、メッセージが付けられた風船を一人ひとりが気球の中に入れていく。風船を入れるときに「うわっ、あったかい!」「風船いっぱいある!」という声が聞こえた。

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テストフライトでも問題になっていた対流と強い風で気球が揺らされ、内部の風船がかき回されるように渦を巻く。バーナーで暖め風船を入れ、また暖めるのを繰り返し、全員が風船を入れ終わったのは19時を過ぎていた。バーナーを強め、中の空気を暖める。そのとき、パンッ!という音がし、メッセージが2通落ちてきた。上部が高温すぎて風船が割れたのだ。急いで新しい風船につけ直し、弱火で暖める。

浮力が回復し、風の隙間を見計らって離陸。予想通り少しでも飛ばすと気球は大きく揺れ始めた。暴れる気球にこっちが振り回されてしまう。バーナー口から中の風船も揺れているのが見える。そして気がつくとカウントダウンが始まっていた。

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「・・・3、2、1、引っ張ってー」

引っ張ってもまったく破けなかったテストフライトの記憶が一瞬だけ横切る。しかし紙の擦れる大きな音とともに夜空が広がり、風船は吸い込まれるように昇っていった。

落ちてきた気球から這い出て空を見上げると風船たちは急ぐように南へと向かっていた。それを追いかける子どもたち、「バイバーイ!」と手を振る子どもたち。見えなくなっても見てしまう。空を見ながら今までを回想しつつ、風船がどこにいくのか想像する。終わったような始まったような、考えながらただただ立ち尽くす。

2009年11月28日「記憶の種」フライト成功

28日土曜日19時15分頃、東村山第一中学校グラウンドにて、「記憶の種」のフライトを行いました。非常に風が強かったため時間が延びてしまいましたが、無事成功し、思い出が付けられた風船は渡り鳥のように飛び立っていきました。寒い中、会場に来てくださった方々、本当に有り難うございました。

風船はいつまで飛んでるの?

風船にヘリウムを入れてみてどれくらい浮いてられるか確かめてみる。
今までにも何度か風船にヘリウムを入れてみたけれど、実際にリリースする風船で試したことがなかったのでメッセージも付けて実験してみた。

12インチ(20L)の風船の重さは約3g。
メッセージ(A5)の重さは約4g。

ヘリウムの浮力を1Lで1gと考えると12インチの風船に余裕を見て11インチ分(14L分)を入れた浮力は、14g-7gで7gの浮力になるだろうと考えていた。
ただ風船の表面からヘリウムがどんどん抜けていくので浮力はみるみる減ってくはず。それでいざ浮遊時間の実験!

朝9時半。風船にヘリウムを入れる。手紙も付けて天井に置いて(?)おく。そして2時間後、風船はまだ天井にあるが持ってみると、、、れれ?浮力がほとんど無い!手を話すとかろうじてゆっくりと上がっていく。
当日は午後2時からヘリウムを入れ始め6時にフライト予定。4時間以上、、う~ん、やばいいっ。ヘリウムを入れる時間を遅らせるしかないかぁ、と思いつつ、とりあえずいつまで浮遊してるか限界を測るためそのままにしておいた。

で、その結果は!・・・

な、ない。無いっっっー!!
天井に無い!慌てて床も見てみるがまったくない。メッセージもない。なんも無い。実に不思議だ。
色々探してみたけど結局どこにも見当たらなかった。誰かが持っていったのかな。

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フライト当日のスケジュール

28日のフライトのため、当日の段取りを考える。
毎回こまかーく考え、すべての事柄を書き出しておくのだけど、いざ本番になるとスケジュール通りに進むことはずないもの。かと言って何も考えないで臨むとエライ目を見るのは以前経験している。
なので、思いつくことはすべて書いて、本番ではその通りに行わないという姿勢をとっている。そうすると意外とうまくいくものだ。

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