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テストフライト2

気球を終え、テスト飛行を行う。
気球の中に風船を入れて本番さながらに空中で気球を破くテストをする。

最初の破くテストは大失敗に終わり、前回は破く前にロープがとれ、今日は今回の企画で開発された特殊な素材を試せるチャンス。ここできれいに破けてくれないと本当に困ってしまう。
バーナーを入れて立ち上げる。この前のテスト飛行では気球内で風船が対流を起こしてバーナー口へ降りてきてしまった。なので今日は弱火でバーナーを入れみる。すると若干の動きはあるが下がってくることはなかった。

気球を飛ばして破くためのロープを引っ張ってみる。前回のようにググッと気球が下がったが、ついに4カ所中1カ所がきれいに破けてくれた。
もちろん、本番は全4カ所が破けなくてはならないが、ひとまず破けたことは確か。やっぱり新素材が効いたみたいだ。

気球完成

昨日紙貼りが終わり順調に制作が進んでいます。

今日気球が完成すると明日テストフライトができます。そこで新素材が破けるかどうか試したい。
ということでかなり慌ただしい日になってしまいました。

昨日貼り合わせた紙に展開図をマーキングしてカットします。これが時間がかかる作業。そしてここで間違えてしまうと気球の形が変わってきてしまうので慎重に印を付けていきます。

午後からは展開図同士を貼り合わせて袋状にしていきます。ほかにも補強用のテープを貼ったりと地味な制作がひたすら続く、まるで修行のよう。ようやく気球が袋状になったのが午後6時半を回ったろことでした。おつかれさまでした。

気球のセロハンテープ

今日から3日間、制作が続きます。

グラシン紙を貼り合わせる本当に地味な制作。静かな部屋にセロハンテープの音が響きます。
気球作りの場合、一日で一人一本は使ってしまいます。ひとつの気球で十数本くらい。

日常生活では一本のセロハンテープを一人で使い切るのにどれくらいかかるのだろう。あまり使い切ったということが無いようにも思う。郵便物に封をしたり、袋の口を塞いだり、メモを貼ったり、壊れたもののちょっとした修理だったり、とにかく便宜的に使うことが多いように思います。

今回の気球の場合、フライトは1回しかできません。簡易的な素材ではありますが、それが終わるまでは絶対に剥がれてはいけないのです。気球のフライトとともに役目を終える。それが気球のセロハンテープです。


ふくらむではこのセロハンテープを主に使用しています。

セロテープ No.252 15mm×35m No.252セロテープ No.252 15mm×35m No.252

by G-Tools

風船300個、膨らますのにどれくらい?


ヘリウム7000Lで12インチの風船が約350個ほど作れるらしい。
今までに実験で使ったヘリウムは風船十数個分。当日作る風船の数は300個ほど。

予定ではヘリウムをもう一本借りるつもりだったけど、ヘリウム7000Lで約2万円もかかってしまう。ということで1本で足らせてしまうことにした。

けど、ヘリウムを充填する口も一カ所となるので、風船を作る時間も2倍かかってしまう。そこでひとつの風船を作るのにどれくらい時間がかかるかを実験してみた。

ヘリウムを入れるのには大した時間はかからない。5秒もあれば充分。しかし風船の口を結ぶのが大変。10秒はかかる。無理矢理結ぼうとすると割れかねない。そこで、ヘリウムを入れる人と結ぶ人を分けることにた。そうすると1分で10個はできるんじゃないかな。30分で300個できる。。。そんなうまくいくのかな。

デモフライト

2分の1の模型を飛ばす。

中学生が下校する時間に行って準備する。空は今にも雨が降りそうな天候。
破く実験もまだ成功していないので試す必要がある。

見に来た中学生たちに破くためのロープを持ってもらい、バーナーを入れて立ち上げる、が。

「あ、とれた、、、」

中学生が持っていたロープが気球からヒョロっととれてしまった。
気球が小さく上部についてたロープが熱で溶けてしまったらしい。
うーん、しょうがない。

破くテストはできなくなってしまったので、気球だけ飛ばそう。
メインロープを数人の中学生が持って、リングから手を離す。

「ロープゆるめてー」

そう言うとみんなが離してしまった。
どんどん昇っていく気球。また数年前のロープが切れて飛んでいってしまった絵が浮かぶ。

「ロープとって!!」

と言うと同時にロープの最後にいた女の子が手を離さず、とどめてくれた。

2009_11_13_01.jpg

久しぶりに危機感を感じるフライトだったけど、参加してくれたみんなには楽しんでもらえたみたい。
まぁ、多少危ないほうが面白いね。

まぁ、実験するしかないんだよね。

今週の13日の金曜日にデモフライトをするときに破くテストをする。というか、しないと間に合わないので準備をする。

裂けるラインが4カ所あるので4ライン別の破き方の準備をしてみる。
糸で切る構造のものや、糸の素材を変えてみたり、テープの幅を変えてみたり、そして今回、新しく開発した新素材を準備。

どれかがうまくいってくれるといいのだけど。

けど、破かないといけないから

とにかく風船を放つための方法を挙げてみる。

・テープに切り目を入れて引っ張って破く ←だめだった
・糸で切って破く
・ロープの数を増やしてみる
・裂けるラインを減らして力が分散しないようにする
・巾着みたいに縛っておいてほどく
・マフラーみたいに編んでおいて引っ張るとほどける
・素材を変えてみる
・磁石で
・焼き切る
・力ずくでなんとか

あとのほうになるにつれて、だんだんと適当になってきてる。