ふくらむロゴ

交う人

去年まで毎日のように一日20キロメートルを自転車で走っていた。それに比べて今年は体がナマっている感じがする。そこで夕食の前に走ることを数週間前から始めてみた。

川沿いの道の約4キロを走る。走っていると夜にも関わらず、色んな人がいるなぁと思う。
自転車に乗って犬に散歩をさせている女の人。竹刀を振りかざすが控えめな声の中学生。互いに無言でウォーキングしている夫婦。呼吸する音で迫り風を起こし抜いて行く中学生、もしくは高校生。

その中でも50代後半だろうか、中年を過ぎるくらいのおじさんと毎回すれ違う。Tシャツにハーフパンツというありふれた服装なのだが、とにかくゆっくりとしたリズムで「走って」いる。水中で手をかくように動かして、その人のまわりだけ空気の粘度が高く見える。不思議なのは追い抜いくことがなく、すれ違うだけだ。

懐かしく鮮明な声

昨日に引き続き。

本とビデオテープがたくさんあり、本に関しては棚を作るが、もっと厄介なのがビデオテープ。20数年前だろうか、ビデオデッキを買ってから収集するように映画を録画、しかもほとんどが3倍で録画していたため莫大な量になってしまった。

デジタルに焼き直すとスペースは3分の1以上になるのだけど、あまりにも時間がかかりすぎる。なので今後テレビで放映しそうなものと、レンタル屋にありそうなものは思い切って捨てることに。ほかのは気長にデジタルにダビングするしかないか。

ものすごく迷いながら捨てられなかったものがひとつ。幼いときにドラえもんが大好きでスペシャル版を録画したビデオが20本ほどある。別に今さら見返すものではないし、今でも放映している。だけど、ドラえもんの声が大山のぶ代なのだ。「あの」ドラえもんで育ってしまった。これはどうにも置いておきたい。

積読本

家中の壁を塗り替え始めてから2週間。
毎日少しずつ塗って、ようやくリビングを残すのみとなったが、このリビングが強敵。とにかく物、とくに本とビデオテープが多い。

親戚が本をいっぱい持って来続けたおかげで昭和一桁発行の本まで出てくる。僕はほとんど読まないのだが貧乏性なので捨てるという考えにはいかず、また本棚を作ることに。取っておけば誰かが読むだろう、そう自分に言い訳をしているみたい。壁の塗り替えから始まり、ちょっとしたリフォームになってきてしまっている。

そして多いのが同じ本が2冊以上出てくるパターン。さすがにこれは捨てるかあげるかしよう。原因は、汚れないようにときを使って書店のカバーをすることで背表紙が見えないこと、本棚のひとつの段に前中後で置いてあること。それを無くすためにも1列だけの本棚をつくらねば。

向田邦子
藤沢周平
宮本輝
夏目漱石
松本清張
遠藤周作
井上靖
井上ひさし
大江健三郎
司馬遼太郎
帚木蓬生

これらのほとんどは祖母の趣味だろう。

棚完成

ホームセンターでカットしてもらった木材を組み立てる。組み立ては驚くほどに簡単。インパクトドライバーを購入する前は力一杯ドライバーを押し付けて、ねじ山がナメらないように苦戦していた。電動工具があるとひとつのビスを打ち込むのに数秒でできてしまう。かつての苦労を思い出すとあっけなく感じるほど。

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これで地震も安心か。

身近な職人

壁紙の塗り替えをし始めてキッチンに辿り着いた。
塗りついでに食器棚の上に天井まで届く棚を作ることに。市販のものでもいいのだけど、できれば食器棚の幅にキッチリと合うのが欲しい。ということでホームセンターに行って木材を購入。棚類を作るときに大変なのは組み立てよりもカットすること。そこで寸法どおりにホームセンターのカットサービスで切ってもらう。

カウンターで簡単な図面を描いて軽く説明しただけで伝わってしまう。さらに1ミリ以上の単位で合わせてくれる。
以前、基礎工事の木枠を作るためカットしてもらったことがあったが寸分のズレもなくカットしてもらった。そのおかげでどこを測っても水平な基礎ができて感動したことを思い出す。

探し物

探しものは何ですか?
まだまだ探す気ですか?
夢の中へ 夢の中へ 
行ってみたいと思いませんか?

あー、どこにいってしまったのか。
8年前に書いてもらった岡田監督のサイン。

かすれて遠い色

昨日の続きにもなるのだけど、名刺をプリントするため紙をセットして印刷ボタンをクリック。どうも色がおかしい。ノズルチェック印刷をしてみるとやはり変な色に。やっぱり毎日使ってないとこういうことになるのか。

ヘッドクリーニングをしてチェック印刷を繰り返す。何度やっても正常にならずインクだけが激しく消耗されいく。だんだん腹も立ってくるのだけど機械に当たるともっと後悔することになるので耐え忍んで続ける。1本千円のインクが湯水のように無くなってく。完全には直らないのだけど微妙に良くなっているのが、また悔しい。

ふくらむ名刺

ふくらむも数年前から名刺というものを作っている。それまでは紙に書いて渡すということでしか交換するものが無かったが、交換する機会が増えてきて「そろそろ作ろうか」ということに。とは言っても頻度は高くなく、発注するほど大げさなことでもないので、インクジェットでプリントしている。

通常の名刺用紙にプリントしても面白くないので、ダブルトレスという紙を選んだ。この紙はトレペを2枚重ねた半透明の厚口の紙。高校時代、『鳥人間コンテスト』に出ていたとき、ダブルトレスに設計図を描いていた。そんなわけで、ちょっとした思い入れもあってこれを使っている。お守りのような感じがする。

フライトの写真が撮れない

5月に行った気球の写真を交換するためメンバーの一人と会う。

写真を見直すと気球が飛んでいる写真でいいものが無い。カメラは個人のものが4台ほどあるのだけど、フライト当日は余裕が無く撮れない。まぁ、いつものことなんだけど、気球は1日しか上がることがなく、残せるものは写真だけ。これはどうにかならないものだろうか。

クジラ型ソーラーバルーンで空を飛ぶ

6月9日にNHKの『大科学実験』という番組で「空飛ぶクジラ」を飛ばす実験をやっていたそうです。
「見忘れた!」と思っていて検索してみるとNHKのホームページにその映像がアップされていました。

NHK『大科学実験 空飛ぶクジラ』

黒いビニールで作ったクジラ型の気球を日光で温めて、人が乗れるのかの実験です。
厚さ0.02mmの黒のゴミ袋を梱包用テープで貼り合わせているみたい。
全長は50mで、映像を見ると全長の3分の1ちょっと程が膨らんでいないので直径24mの球体だとする。
サーモグラフィーによると外気温はだいたい15度ほど。人が乗る直前の内気温は25度くらい。
これで計算すると、浮力はなんと、300キログラム。確かに人が乗れる重さだ。
これだけの大きさだと微弱な風で結構あおられてます。中の空気の重さはおよそ8トン。
編集でカットされているとは思いますが、スタッフの苦労が伺われます。

『きょうの日経サイエンス』というホームページで、この番組の裏話が書かれています。もともとは普通の丸い気球でいいのでは?という意見があったそうですが、チーフプロデューサーの「黒くて大きいものならやっぱりクジラだ」ということからクジラ型になったそうです。「小さいクジラなら、高校生たちが作ったりしている。もっとカッコいいのを作らなきゃと思った」と語っています。さすがにプロ、いい形。ヒレの部分はきっと大変だったんじゃないかな。

それにしても体育館の大きな場所が使えてうらやましいかぎりです。