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第33回鳥人間コンテスト幕開け

読売新聞
琵琶湖で「鳥人間コンテスト」開幕、44チーム出場

今日から明日にかけて、滋賀県琵琶湖の彦根市松原水泳場で読売テレビ主催の『第33回鳥人間コンテスト』が開催されます。

去年は予算削減のため中止になってしまいました。しかしその分、制作者はお金と時間がかけられ今年は期待できるのではと思います。

個人的には愛媛大学の二宮翔会に注目してます。日本の飛行機の父と呼ばれる二宮忠八のカラス型飛行器をモデルにした機体に挑戦するそうで、テスト飛行の映像では安定した飛行に成功してます。明日25日に飛行予定。

いい風が吹くといいな。

大きなペーパークラフト

ギズモードジャパン
3Dペーパークラフトで自分が2人!

自分のペーパークラフトが3DモデリングソフトAnim8orとペーパークラフト用 のPepakuraというソフトで3500円もかからず作れるらしい。

紙気球もペーパークラフトのようなもので、毎回の設計にはamapi3Dというソフトを使っている。3面図から作るのではなく視点を360度回しながらモデリングすることができて非常に使いやすい。モデリングだけでなく展開してくれるのがこのソフトのいいところ。

冊子のコスト

ふくらむを紹介するための冊子を作ろうとしているが、そのコストがけっこうかかってしまいそう。さらに厄介なことに今使っているプリンタの調子が悪い。

冊子はカラーで20頁のものを50部ほどに考えているのだけど、プリントから製本までを業者にしてもらうと、だいたいの平均価格が一冊1200円~3000円ほど。

出力サービス印刷だと印刷代のみで一冊約900円~1200円。(片面印刷)

プリンター(20000円)を購入した場合、インク代(6000円×3個)と紙代(435円×4袋(250枚入))を含めて、印刷代のみで一冊約800円。

製本だけ業者にやってもらうと1冊約300円。

要するにどれもほとんど変わらない。製本は自力でやると15000円安くなる。やっぱり手製か。

企画を振り返る

ふくらむが出来てから、かれこれ9企画を行ってきたのでアーカイブを作っている。それぞれの企画を原稿用紙半分ほどで説明する文章がもっとも頭を悩ませる。写真やメモを見返して「どのようなことを行ったのか」という自問自答。これが今後のためにも大切な作業だと信じたい。

借りぐらしのアリエッティ

現在上映中のジブリ最新作『借りぐらしのアリエッティ』を見てきた。
近年のジブリの中では一番いいと思った。
『ハウルの動く城』や『千と千尋の神隠し』と比較すれば映像の見栄えやユーモアは劣るかもしれないけど、シンプルでありながら大切なものを描いていて、希望があるからこそやりきれなく思う。見終わったあと、複雑な気持ちになりながら感動できた作品は『もののけ姫』以来か、もしくは初めてかもしれない。

翔がアリエッティに花と一緒に渡した紙には何と書かれていたんだろう。

飛ぶ種(アルソミトラ・マクロカルパ)

昨日までカエデの種について書いたが、飛ぶ種で有名なのがアルソミトラ・マクロカルパというアジアのウリ科の植物。

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薄い羽根の中央に平べったい種がついていて、実から飛び出し無風状態で1m下がるごとに4mも滑空することができる。羽根の断面が前方は厚く、後方になると透けるように薄くなっているのが興味深い。カエデの種や鳥の羽のように翼型になっている。

オーストラリアのイゴ・エトリッヒという人は、この種を研究して1906年にグライダーを、1909年には動力付き飛行機を制作。人が乗る為には安定させる必要があり尾翼をつけてタウベという鳥のような形になったらしい。

回転する種

ヨーロッパに行ったときに拾った種が出てきた。

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カエデの種類なのだろうけど、大きさに驚いて持って帰ってきてしまった。長さ5センチほどもある。数メートルの高さから落下すると、クルクルとヘリコプターのように回転し、滞空時間が長くなる。その結果、より遠くに種を飛ばすことができる。と、言われている。

力学的な研究もされていて、2009年6月12日の『Science』に掲載された論文によると、落下時の航空力学的効果は標準的な飛行機やペリコプターの翼、羽より優れているらしい。

この種を見ると羽根部分に葉脈のような繊維がいくつも入っている。その繊維の方向がトンボの羽根の筋と同じように走り、非常に似たような構造になっている。一方は植物で一方は動物。どこかで話し合いでもしたのかと思うほどだ。