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飛ぶ種(アルソミトラ・マクロカルパ)

昨日までカエデの種について書いたが、飛ぶ種で有名なのがアルソミトラ・マクロカルパというアジアのウリ科の植物。

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薄い羽根の中央に平べったい種がついていて、実から飛び出し無風状態で1m下がるごとに4mも滑空することができる。羽根の断面が前方は厚く、後方になると透けるように薄くなっているのが興味深い。カエデの種や鳥の羽のように翼型になっている。

オーストラリアのイゴ・エトリッヒという人は、この種を研究して1906年にグライダーを、1909年には動力付き飛行機を制作。人が乗る為には安定させる必要があり尾翼をつけてタウベという鳥のような形になったらしい。

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