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クジラ型ソーラーバルーンで空を飛ぶ

6月9日にNHKの『大科学実験』という番組で「空飛ぶクジラ」を飛ばす実験をやっていたそうです。
「見忘れた!」と思っていて検索してみるとNHKのホームページにその映像がアップされていました。

NHK『大科学実験 空飛ぶクジラ』

黒いビニールで作ったクジラ型の気球を日光で温めて、人が乗れるのかの実験です。
厚さ0.02mmの黒のゴミ袋を梱包用テープで貼り合わせているみたい。
全長は50mで、映像を見ると全長の3分の1ちょっと程が膨らんでいないので直径24mの球体だとする。
サーモグラフィーによると外気温はだいたい15度ほど。人が乗る直前の内気温は25度くらい。
これで計算すると、浮力はなんと、300キログラム。確かに人が乗れる重さだ。
これだけの大きさだと微弱な風で結構あおられてます。中の空気の重さはおよそ8トン。
編集でカットされているとは思いますが、スタッフの苦労が伺われます。

『きょうの日経サイエンス』というホームページで、この番組の裏話が書かれています。もともとは普通の丸い気球でいいのでは?という意見があったそうですが、チーフプロデューサーの「黒くて大きいものならやっぱりクジラだ」ということからクジラ型になったそうです。「小さいクジラなら、高校生たちが作ったりしている。もっとカッコいいのを作らなきゃと思った」と語っています。さすがにプロ、いい形。ヒレの部分はきっと大変だったんじゃないかな。

それにしても体育館の大きな場所が使えてうらやましいかぎりです。

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