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新聞紙気球

日本テレビの「驚きの嵐!世紀の実験」というテレビ番組で「新聞紙の気球で空を飛べるか!?」という実験をやっていました。なんとも興味深い実験です。その名の通り新聞紙を糊で貼り合わせて作った気球で人が飛ぶというものです。大きさは15mくらいでしょうか。まぁ、通常の気球の大きさですね。新聞紙なので燃えないようにバーナー口を(5mほどでしょうか)大きくしてあったそうです。結果はバーナー中に口から破けてしまっていました。うーん、もったいない。やはりあのように気球が破けていく風景は見慣れていながらもドキドキしてしまいます。

僕たちもフライト時には等速でゆっくり飛ばすことを心がけています。というのも、少しでも勢いがつくとその勢いで人が押さえられなくなり人ごと飛んでしまう可能性があるからです。かつては二人が必死になって片足を浮かせながら飛んで行ってしまわないように頑張っていたこともありました。

そんなことがあったので、この実験は飛べないはずがないと思っていたのですが、風のコンディションもあったのでしょう。やはり気球は最後までわからないものです。
新聞紙気球は僕たちも試してみよう。

紙風船はなぜ膨らむのか

昨日に引き続き模型の制作です。今日はカイシも加わり、以前の宿題「紙風船は叩くとなぜ膨らむのか」を考えます。紙風船を買って来てまずはひたすら叩いてみました。膨らむのだけど理由が分かりません。紙風船の穴の大きさを変えてやってみようということで半分に塞いだもの、直径1cm、1.5cm、2cmに切ったものを叩いて再度叩いてみます。結果は穴が小さい方が膨らむまで叩く回数が多くなる分、パンパンに膨れ、穴が大きいと叩く回数は少なくてすむのですが、いま一つMAXまで膨れないということでした。叩いて空気が出ているのか見るために線香の煙を入れてまた叩きます。すると叩いた瞬間、明らかに煙が出てます。でも吸ってるのかが分からない。分かる事は叩いて出た空気よりも吸ってる空気量が多いということ。当たり前ですね。結局、わからない!

一応、「こうなんじゃないかな?」と挙がった考えは
・叩いて手から離れるときに皮膜(紙)を外側に引っ張る力で空気を吸っている
・紙風船が上に上がって重力で下に向かう折り返し地点で妙な紙の音がする
・素材のハリに関係があるのでは?
・空気の粘性で?
・エントロピーとか関係あるかも
・っていうか叩けばなんでも丸くなるんじゃないか?
・いろんな原因が複合的に合わさっている

つまりこれと言った決定的理由がわかりません。ミラクルです。

新聞紙風船

ダイチ、フミヤと集まり、例のでっかい紙風船の模型を作ってみました。その模型というもの通常の紙風船と比べれば大きいもの。1.3mです。まずは新聞紙で球体を作ってみました。新聞紙を切ってセロテープであり合わせること約2時間。新聞紙風船の出来上がり。普通の大きさの紙風船が直径約15cmほどで、穴の大きさは5mくらい。なので1.3mの新聞紙風船には5m弱の穴を開けてみました。既存の紙風船は叩けば勝手に膨らんでいきます。直径1.3mで叩いて膨らむか実験です。

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新聞紙を勢いよくバシバシ叩くのですが、結果、何も変化なし。のれんに腕押し状態で浮いた状態をキープ出来ません。
仕方なく、ドライヤーで空気をパンパンに入れてみて空に向けて叩いてみると、ビックリするほど飛び上がらせることが判明。これは予想外!調子に乗ってさらに押し上げると「ボフッ!!」という音とともに穴が。新聞紙結構破けやすい。雨も降ってきたので今日はここまで。

土曜講座発表会

去年に行った土曜講座の発表会があり発表会場に向かう。今回はスケジュールの関係により本番は出席できず制作ドキュメントの映像を流してもらいます。事前に(前日)に作った映像を持って会場へ。実はこの映像が当日の朝ギリギリにできたものなのです。会場の場所もよく分からず、DVDプレイヤーとパソコンを抱きかかえ迷いながら会場にダッシュ!春なのにものすごい汗です。そして到着。本番は午後からですが他の予定の関係で午前にしか出席できなかったため、午前中のリハーサルを拝見しました。他の企画もなかなか練習して磨きがかかっています。リハの時間が押してしまい、結局自分たちの映像を確認できないまま会場を発つことに。。残念。
夜にコヤマさんから話を伺うと、お客さんからはまずまずのウケだったそうです。やはり現場で反応を見たいものでした。

会場見学

今年の会場である萩山小学校の下見に行きました。航空写真で見ると去年の東久米川小学校とほとんど同じ大きさの印象。去年は真上に高圧電線が走っていましたが、今年の会場は隣を西武新宿線が。。。これは上手くいけば、なかなか目立つロケーションでもあるし、当日に気球が風で飛ばされ一歩間違えば想像もできない金額を請求されるかもしれない。まぁ、そんなことはできるだけないようにしよう。

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紙風船プラン

久々の書き込みです。花粉症が苦しい季節になりました。
花粉症の季節と言えば、そろそろ今年の5月に行われる子どもまつりについて話す必要があり、久々にダイチ、トモコの3人でミーティングをしました。
今年でかれこれ3回目。去年より面白いものを作らねばという想いもありながら今年の企画を考えてみる。すると、以前からトモコが口に出していた「紙風船」を提案。このアイディアは直径8mくらいの大きな紙風船をみんなでバシバシ押し上げて飛ばすというものです。この案で話を進めてみると意外に難しい問題にあたりました。

・子どもが叩いて破けないか
・そもそも紙風船はなぜ叩くと膨らむのか

ということろ。破けないようにするには補強や事前に注意することでなんとかなりそうだけど、紙風船がなぜ膨らむのかがなかなかわかりません!今後の宿題です。

更新したよ

いい加減に制作のまとめページ作らなきゃと思ったのだけど、うまいことまとまらないので気晴らしに用語集を更新したよ。


写真とか選ぶの結構大変。面白いのもいくらかあるのですよ。


坩堝


こういうのは、当日の雰囲気がある程度伝わると思うのだけど、まとめページでは使いづらい。

カゲオクリフライト

朝8時半、東村山第一中学校に向かう。今日でいよいよ最終日。6時半からのフライトを目指して追い込みの一日だ。昨日まで心配だった風もおさまっていた。

小体育館に荷物を運び終わったころに中学生、小学生も登校。まずは先週残った色塗りをしながら上面と底面の8角形の補強、バーナーを入れるためのリングを取り付ける。中学生は落ち着いた様子でゆっくりと絵を描き、毎回来ている小学生たちは3回目の色塗りということもあって、次から次に好き勝手に描いていく。今回絵を描くことにテーマやルールを決めるか決めないかということで議論になっていたが、結局決めずに好きに描くことにしていた。これだけ体を使って楽しく描いているのを見るとそれでよかったのかなと思う。しかし3回目ともなるとやはり飽きるのも早い。今までに比べると余白が多く少し寂しい気もするが、色塗りは1時間ほどで完成。

午後からパーツを貼り合わせるため午前中に補修をする。描いた紙を広げ、穴や破れた所がないかみんなでセロテープを持ちながらハイハイをして探す。始めは一緒に探していた小学生たちも飽きてしまうと僕らの背中に乗ってくる。こんな風景は数年前のアトムの気球を作ったときにもあったなぁと思い出す。だいたいの補修を終え、午前中はここでおしまい。

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午後からは今まで平面だったものを立体的に貼り合わせ袋状にする。これがなかなか難しいのだが、ゆっくり慎重に子どもたちも貼り合わせて行く。フライト時間が迫りつつ、夕方ついに袋状にして空気を入れることができた。子どもからは「入りたーい!!」「もう入っていいー!?」など悲鳴に近い声が挙がる。紙を破かないようにゆっくりと入り、今まで描いた絵に包まれる。

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そしてついに6時になりみんなで気球を校庭に運び込む。空を見ると満月がすでに地上近くに上がっていた。雲も風もない最高のコンディション。昨日までの風を思うと奇跡的に感じる。校庭にはたくさんの人が見に来てくれていた。そして空気を入れてバーナーを入れる。ゆっくりゆっくり球体になった子どもたちの痕跡が地上から離れて行く。みんなで上空と地上とをつなぐ一本のロープを持つ。

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そして降りてきた球体の中にみんなで入る。中は暖かく角がない不思議な空間。そこに描かれた絵を見てこれまでの4日間が思い出される。
外にで出て空を見上げると月がだいぶ高く上がっていることに気付いた。

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こうして今回の企画は終了した。