ふくらむロゴ

参考にならないイメージ画像

イメージ?
フライヤーを見ても今年の企画は何だが良く分からないと言われました。
夜の校舎の画像に設計上の形状を重ねるとこんなになります。
但し、膨らみとか引っ張りとか光とかはまるっきりこれっぽっちも考慮しておりません。

飛んでいるときに実際のところどうなるか。今回は、良く分からないところもあるのですが、大きく画像と違うことは無いんじゃないかとは思っています。
でも、引っ張られかたと膨らみかたはちょっと想像がつかない。

気になる新商品

イベントカラー
「ふくらむ」では、紙への色塗りへターナー色彩株式会社のイベントカラーを使用することが多いです。
久しぶりに同社のウェブサイトを見てみたら、ねぷた・ねぶたカラーという気になる名前の新商品が出ています。

・染料と同等の鮮やかさでクリアな発色
・高い光の透過性
・雨天時でも屋外展示が可能な耐水性
・室内保存(直射日光は避ける)で3年以上の耐光性
・顔料濃度が非常に高いため染めやすい
・低粘度なので少量の水希釈で使用が可能

上記のような特徴が挙げられているので、ふくらむでも使いやすいかもしれません。
ただ、全て受注生産で、納品まで2週間かかり、4L単位でしか買えず、値段の表記もないのが悩みどころ。サンプル的に少量入手できれば言うこと無いのだけど。
三月のフライトが終わって一息ついたら確認してみるのもよさそうだ。

世界のスカイランタンまとめ更新(ぼこ上げを追加)

スカイランタンの情報は新しい情報を知り次第、再アップしていきます。

どうやら新潟県小千谷市で行なわれた「おぢや風船一揆」で紙製の気球を飛ばしたようです。(おぢや風船一揆そのものはいわゆる熱気球競技大会がメインっぽい)
ニュースサイトでは見つからなかったのでFM-NIIGATAのブログからです。
丸山結のパーソナリティー通信 » ☆ ぼこ上げ ☆:

「ぼこ」という紙製の気球を飛ばすぼこ上げというものらしいですが、今年21年ぶりに復活!したものの天候により順延となってしまったらしい。
送風口が狭まり細長くなっているのが特徴的。
予定さえ合えばこれも見にいきたいな。

そんなわけで情報追加です。

・日本、秋田県の上桧木内の紙風船上げ
・日本、秋田県の太田町で行われる火祭り
・日本、山形県最上群の蔵岡紙風船まつり
・日本、富山県の南砺ふくみつ雪あかり祭り
・日本、新潟県の小千谷市のおぢや風船一揆で行なわれるぼこ上げ(2012年に21年ぶりに復活)
・ミャンマーの火祭り
・台湾平渓の天灯祭り
・タイのチェンマイのイーペン祭り(コームローイ)
・タイのターク県、ローイクラトンサーイ祭り
・ポーランド、ポズナンの聖ヨハネ祭(追加)
・インドネシア(2009年12月にギネス記録を更新しているが、例年の行事なのかは不明)

銀河

宇宙というテーマに悩む中、過去に作ったものを引っ張り出して膨らましてみた。
アルミ蒸着フィルムをドーム状に貼り合わせたもの。内部の空間はこのような乱反射を繰り返す空間になっている。

2012_2_02_星空.jpg

このドームの中で、わずかな照明を灯すと反射は弱くなり、星空のような空間ができる。

2012_2_01_星空.jpg

何かのヒントとなればと思い、7年ぶりに膨らましてみたけど、中学生が関わってさらに面白くなるような発展性が見つけられない。さて、どうしたものか。。

宇宙実験の考察

先日試みた宇宙実験を見ながら話し合います。

やってみた感想としては、発案者含めて微妙なリアクション。現象としては面白いのですが、宇宙かと問い直すとシックリきません。そして、実はこれと似たようなことをやっている人がいるんです。以前にも紹介したオラファー・エリアソンの『Feelings Are Facts』という作品。
似ていても構わないと思う一方、この現象がなんなのかという解釈が出来ていないことに痼りが残ります。

その後、また案出しをしましたが、結局いいアイディアは出ないまま、また次回に持ち越しです。

シンポジウム「3.11以後-環境と芸術」

イスア推進会議が主催するシンポジウム「3.11以後-環境と芸術」に行ってきた。

飯田高誉さん、熊倉純子さん、たほりつこさん、中村政人さんが美術的視点から環境との関わりを、それぞれが3.11後に行ってきたことをプレゼンしながら語る。

印象的だったのが、熊倉純子さんがアーティストと被災地に行き、被災者支援のプロジェクトを行ったときの話。
wah(ワウ)というアーティストが被災地の子どもたちのために設けた小屋で、子どもたちが、理想とする町のアイディアを描き、その中のひとつを実現させるというプロジェクトを行たそうだ。最初は子どもたちが参加していたそうだが、看板を作ったとたんに子どもたちが来なくなったという。そして看板を外すと、また子どもたちが来るようになったそうだ。
熊倉さんは「プログラム感が出てしまい、それで子どもたちが来なくなったのでは」という見解をしていた。

何が子どもたちとの隔たりを作ってしまったのか。参加者を募った企画をするうえで、この問題はとても重要だと思う。

ノート

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話し合うときに必ず持っていくのが、ノートとペン。白紙でサインペンで書いても裏映りしないノートが欲しかったのだけど、探してもなかなか売っていない。売っていてもケント紙などでできた張りがありすぎるものだったので、気に入った紙で自作したもの。中の紙だけでなく表紙も白紙。
このノートを話し合うときには常に持っていき、アイディアや何を話し合ったかなどを記録してきた


最近、アイディア出しをしているときに、「そのアイディア、どこかで出たんじゃないかな」と、ノートをめくっていくと、数年前に出した案と同じことがある。逆に、今までどのような案があったか掘り起こすときにも、このノートが大事に役割としているように思う。

このノートに書き込むときは、大抵の場合が、ファミレス、喫茶店、居酒屋なので、表紙にはさまざまな飲食物のシミがある。どんどん汚くなっていくノートだけど、今となっては無くてはならないもの。

宇宙柱の実験

前回の話し合いで挙がった案を実験しました。

紙に色を塗ります。

2012_01_28_01_色を塗る.jpg
2012_01_28_02_色を塗る.jpg

そられを貼り合わせて筒状にします。中に照明を入れると光が透過します。

2012_01_28_03_柱.JPG

2012_01_28_04_柱.JPG

その状態でスモークマシンで霧を作ると、紙から透過した光が空間を彩ります。

2012_01_28_05_柱.JPG

2012_01_28_06_柱.JPG

さらに霧をたきつづけると、空間の色が混じり合い、空間すべてがグラデーションになっていきました。

2012_01_28_07_空間に混ざり合う色.JPG

このような空間になりました。メンバーの2人で作ったので、これを今度のミーティングで見ながら話をします。

太陽柱

2012_01_27_太陽柱.jpg

夕日が沈み終わる直前に、夕日の上空に柱のように光る光の線を見ました。太陽柱と呼ばれるもので、上空にある氷晶に太陽の光が反射することでできる現象だそうです。

宮沢賢治の『銀河鉄道の夜』で、ジョバンニが登った丘に「天気輪の柱」という柱が描かれていますが、それは太陽柱から発想されたという説があるそうです。地上と天空を繋ぐ柱のように見えました。

羽ばたき飛行

オランダのエンンジニア、Jarno Smeetsによる『Human Birdwings』という羽ばたいて人が飛ぶプロジェクトの動画がありました。

翼を羽ばたくと背面にある装置が連動して、羽ばたく力を増強させることで飛んでいるようです。



羽ばたいて人が飛ぶという試みは大変面白いのですが、動画を見ると、怪しい動きが気になります。羽ばたく動きがCGっぽい。。テイクオフ前と後にカメラがフレームアウトするのも不思議なところです。

彼のホームページにには制作のプロセスが記載されていて、とくに重量に悩まされたと書かれています。

写真で見る限りですが、骨組みとなるパイプは直径5.6センチほどが一本。かなり細めです。重量や強度、太さを考えると、おそらくカーボン製でしょう。翼型を形成するリブはスチレンボードのような素材で、5mm~7mm厚。全部で6つ。うち2つはハーフリブです。

機体を一人で背負え、走ることを考えると、せいぜい20キログラム程度でしょう。気になるのがパイロットの重さ。他の人との比較でしかありませんが、かなりの高身長であることがうかがえます。

それらを合わせた重量(おそらく100キロ程度)を、羽ばたく力で飛ばすことができるのか。背中の装置による力の増幅が未知数なので、分かりませんが、少なくともそれらを細いパイプで支えるというのは難しそうです。

一番気になるのが、羽ばたいたときに風が起きていないことです。ハトの離陸などを見ても、落ち葉をまき上がらせるほど風がおきます。この羽ばたき機の大きさほどの翼ならより強い風が地面を仰ぐことになりますが、そういった印象はありません。

地を離れたことを願いたいのですが、もう少したくさんの視点から捕らえた映像が見たいところです。とはいえ、本当であってもそうでなくても、このような映像を見ることで、空の飛び方の可能性が広がると感じることにワクワクします。