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シンポジウム「3.11以後-環境と芸術」

イスア推進会議が主催するシンポジウム「3.11以後-環境と芸術」に行ってきた。

飯田高誉さん、熊倉純子さん、たほりつこさん、中村政人さんが美術的視点から環境との関わりを、それぞれが3.11後に行ってきたことをプレゼンしながら語る。

印象的だったのが、熊倉純子さんがアーティストと被災地に行き、被災者支援のプロジェクトを行ったときの話。
wah(ワウ)というアーティストが被災地の子どもたちのために設けた小屋で、子どもたちが、理想とする町のアイディアを描き、その中のひとつを実現させるというプロジェクトを行たそうだ。最初は子どもたちが参加していたそうだが、看板を作ったとたんに子どもたちが来なくなったという。そして看板を外すと、また子どもたちが来るようになったそうだ。
熊倉さんは「プログラム感が出てしまい、それで子どもたちが来なくなったのでは」という見解をしていた。

何が子どもたちとの隔たりを作ってしまったのか。参加者を募った企画をするうえで、この問題はとても重要だと思う。

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