ふくらむロゴ

設計中(2)

模型にピンを刺してポイントを割り出す作業。
虫ピンをピンセットで持ち、針灸師のような作業が続く。

2013_2_10_設計01.jpg
ポイントを少なくしようと努めているのだが、肩や腕など、細かく形が変化する部分はどうしてもポイント数が多くなってしまう。

このあとは、この模型を撮影して座標を出していく。

設計中(1)

粘土模型が完成したので、この模型にピンを打って、座標を割り出す作業。

まず背骨の位置にピンを打ってみた。

2013_2_9_模型01.jpg
このピン数が多いほど滑らかな形になるのだが、ピン数が多いほど作業量が桁違いに増えてしまう。
なので、形を保ったまま、最小限のピン数でおさえたい。

模型制作中(3)

昨日の引き続き模型を制作中。

どうしたら、重い大切なものを持っている姿になるのか。
色々、ポーズをとってみた結果、ポイントは

・肩の位置を左右上下でずらす
・守るように肩が前方に出る
・首をすくめるように肩の高さが上がる

の3点かと思う。

下半身は動かさず、上半身だけで「抱いている感じ」をつくるのが難しい。

しかも、18メートルという大きさなので、下から見上げたときには、遠くにあるものが小さく見える。
なので頭は少し大きく、動作を大胆に、しかし離れて見ても不自然にならない姿にしたい。

結果、このような形になった。

2013_2_8模型01.jpg

模型制作中(2)

初めて使う石粉粘土で、3月に飛ばす気球の模型を作ってみたものの、使いづらい。

今までは油粘土で模型を作っていたが、そもそも、なぜ石粉粘土に変えたかというと、油粘土だとすぐに形が変わってしまう。
逆に少しずつ形を変えたい場合は、油粘土のほうが使い勝手がいいのだが、完成した模型を手にとっているうちに少しずつ変形するうえ、長期保存はできない。

なのでフィギア制作に使用される石粉粘土を使ってみたが、油粘土と比べると、かなり柔らかい。乾かさないとデリケートに切削することも難しい。通常は乾燥させてから削るようだが、時間がかかる。

ということで、迫っている設計を重視するため、とりあえず油粘土で模型を作ることにした。

ただいま制作中。
2013_2_7_模型01.jpg

模型制作中(1)

3月に飛ばす気球の模型を粘土で作っているのだが、どうも、つぼみを大切に持っているという感じがしない。

これまではこの写真のように

2013_2_7_1.jpg
つぼみが胴体とくっついていたのだが、前回の話し合いで、つぼみを大きく開かせるためにも、つぼみはつぼみで単体になったほうがいい、ということになった。そうなると、どうしても肘から下の腕も胴体と離す構造になる。

新たな模型と同じポーズをした友達の写真を撮り、それら数枚の写真を壁に貼付けて、参考に模型を制作している。

模型を何回が作り直し、自分でポーズを取って気がついたのだが、そもそもモデルにしている友達のポーズが、大切なものを持っているという印象が弱い。

上半身だけで、大切に持っているというポーズはどのような姿か、自分をガラスに映し、試行錯誤。

粘土模型

先週、軽量型の石粉粘土を使って作ってみたが、粘土を押し付けると反対側が押しつぶされてしまい、細かな量感を表すことが難しかった。

なので、軽量型ではない石粉粘土で、粘土模型を作り直してみている。
軽量型の倍近くの重さがあり、粘土をつけたときに手応えがある。それでいて指で擦ると滑らかな質感になるから作りやすそうだ。

しかし、やはり心材がないと、作っている間にゆがんできてしまう。
とりあえず、大雑把な形状を作り、一度乾燥させ、それを心材にして肉付けすることにした。

夕方になり突然の通り雨。

すぐに降り終え空を見上げると、地と地をつなぐ虹がかかっていた。

2013_2_4虹.jpg
さっきここを通った雨が、あのあたりに降っているんだろう。

完全な虹を見たのは、8年前に行った北海道以来かもしれない。
高速を使わず、下道で軽自動車と原チャで行った道中で見た。

たしか、あのときも通り雨だった。

気球の設計について(2)

『熱気球の浮力について』で述べたように、大きさを一定にした場合、最も表面積が少ない形が球体となる。

人が乗っている気球の形が雫を逆さまにしたような形な理由は、球体に重いものをぶら下げた場合、球体の下部にしわがより、自然に雫を逆さまにした形になってしまう。ならば、その設計の段階で、雫の形にしてしまえばいい、ということで「ティアドロップ」という形が普及している。

「人型」の気球の設計を考えていると、通常の気球には無い難しさに直面する。

■人体の形が表面積が大きいこと
人体のパーツは頭、胴体、手、足と分かれている。今回、足についてはスカートを履いているような形状だが、頭と手に関しては、内部の熱を急速に冷やしてしまう形になる。
体積を増やすため全体のサイズを大きくする方法もあるのだが、バーナーの熱量を考えると、頭に熱気が送られる前に冷えてしまう。また、作業量も増え、フライト時に風も受けやすくなる。

■曲面で出来ており、動きがあること
紙という平面素材で曲面を作るには、どうしてもポイントを増やさなければならない。例えば、立方体のポイントは8点だが、球体のポイントは増やそうと思えば無限に増やせてしまう。ポイントを増やすと、形は滑らかになるが、作業量が増える。的確なポイントを探すことが大事。
動物は基本的に左右対称だが、今回はつぼみを持っているという動作が加わる。頭だけ右を向けようとしても、自然と右肩が上がってしまうように、一部分を動かすと付随して別の部分に変化をつけないとマネキンのような不自然さが見えてしまう。

■力がかかりにくい形にすること
球体は、全ての形状が外側に膨らむ形となっていて、非常に安定している。しかし、人体は首や腕の付け根など、「凹む形」がある。気球内の空気は、より外側に膨らもうとする力が加わるので、凹んだ箇所に力が集まる。紙を素材としているので、力が集まると当然、破けてしまう。

まとめると、「大切な者を持っている」ということを保ちつつ、「つぼみを抱いた人体」を変形させるということになるだろう。

3月に飛ばす気球 第11回目

前回決まった人物像をもとに、作った粘土模型を小学生と見ながら形のディテールに話し合いました。
中学3年生は高校入試が迫っているため2月は全員欠席です。

足の曲げ方、うつむき加減、つぼみの持ち方など、細かい部分を決めていきます。

最後の課題は、人物の色。
今までは「春を蒔く人」というテーマだったので、人物は四季を感じる色味をしていという案もあったのですが、「大事に持っていたつぼみが、壊れてしまったことで春が飛び出す」というテーマに変わったことで、色についてはまだイメージが明確になりません。

春が詰まったつぼみを大事に持っている人は、どのような色をしているのでしょう。2月中には決めなければならない課題です。