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LED風船の実験2

昨日から点灯させたままにしておいたLED風船も約22時間経った。

明らかに昨日よりも光り方が弱い。諦めを感じながら点灯直後の写真と同じ露光時間で撮影をしてみた。

・露出時間:1/8
・絞り:3.5
・ISO:3200

2013_3_12LED実験01.jpg
驚くほど光ってない…

この様子だと24時間灯らせることは難しい。
ちなみに電池はCR1216を使用。

LED風船の実験

つぼみの中からこぼれ落ちる風船に、LEDを入れて、ひとつひとつを光らせるという案が出ている。重量や作業量、点灯時間など課題は多いが、まずはどのくらい風船が灯されるかを確認するため、LEDとボタン電池、風船を使って実験する。

LEDにボタン電池を挟みテープで固定すると、とりあえずLEDは点灯する。

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これを風船に入れるとこのように淡く光った。

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24時間以上点灯してくれるのであれば、前日から準備ができる。
このまま点灯した状態で様子を見てみよう。

3月23日に飛ばす気球 第15回目

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フライトまであと2週間です。
下半身のパーツ制作は終わったので、残すは腕や肩など上半身の制作です。

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高校入試を終えた中学生も復帰し、久しぶりに賑やかな制作現場となりました。

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パーツ制作を進めると平行して、人物の色も考えていきます。
冬から春の間を表したいことから、つぼみは暖色、人物の脚に寒色を彩色する案で進めることになりました。

今日で腕のほとんどのパーツが完成し、残すパーツは胸とつぼみのみです。

つぼみの分解方法6

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フライトの3月23日まで残すところ、あと2週間。

追い込まれてきた気球の制作と別に、つぼみからどのように風船を出すかというしかけも、まだ決まっていない。

先日に試みたストローの中に糸を通す仕掛けは見事に失敗した。
他の方法を考えなくては。

電気を使う仕掛けも考えられるのだが、配線の作業量や断線することを想像すると、確実な方法で分解したい。

つぼみの分割するラインに紙で点貼りをし、糸で点を切り離すという方法で実験してみることにした。

前回の実験ではビニールで5分の1のサイズを作ったが、今回は実際に使用する紙で2分の1のサイズで作ることにした。

つぼみの展開図に紙を紡錘形に切り、貼り合わせていく。

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出来上がったつぼみに、風船を入れる。11インチサイズの風船を90個作った。

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風船を入れた部分を貼り合わせると、風船がつぼみの形状に支えてくれる。

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最後に、点貼りしてある紙以外の紙を切り点貼りの紙に糸を通して準備が終わった。

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一斉に糸を引くと、つぼみが剥がれ落ち、中から風船が溢れるようにこぼれ落ちた。床を風船が埋め尽くす。
実験としては成功と言っていいと思う。なんとか風船を出すこともできそうだ。

LED風船2

LED風船を検索すると、簡単に自作できる面白実験としてたくさんヒットする。

その中に、このような動画も

浮かぶ風船電球


LED風船を作って、風船を擦ると静電気が発生し、天井に張り付くというもの。


他にもこのようなサイトがあった。
Open Burble

ヘリウムを入れたLED風船をつなぎ、空中に " 壁 " をつくるというもの。
音と合わせて気球のLEDが変化するようだ。

LED風船

つぼみから出す風船を強調するために、ひとつひとつの風船の中にLEDを入れて光らせるという案もある。

LEDにボタン電池をはさむとLEDが点灯するという単純な構造。

コストを調べてみると、LEDとボタン電池で風船1個あたり100円近くになる。

100個の風船を灯すとすると1万円のコストがかかる。
ボタン電池ひとつでLEDは50時間くらいは灯るらしい。

前日に行えば作業時間は短縮できる。

つぼみの分解方法5

先日、つぼみの分解実験をやって、みごとに失敗した。

「これなら大丈夫だろう」と思っていたアイディアが成功しなかったため、他の方法を考えることが難しい。

『つぼみの分解方法2』で挙げた案を読み返す。

① ボタンのようにフックを引っ掛ける構造
② 蝶番のシャフト部分のような構造(縫う)
③ 蝶結びのような、引き解ける結び方
④ ボルト、ナットのような回転すると外れる構造
⑤ マジックテープ(ベルクロテープ)
⑥ クリップのように挟む構造
⑦ 磁石
⑧ 吸盤
⑨ ファスナー
⑩ 熱を加えると変形するような形状記憶素材
⑪ ミシン目
⑫ 絶妙な粘着力の接着剤
⑬ がま口

試したのは②の案

④は回転させる力が必要。モーターを使うと重くなる。
⑤のマジックテープは接着力が強すぎる。
⑥クリップを外す力は、紙を破く力と同等に強い。
⑦の電磁石でスイッチを切ると接続が解除されるというのも悪くないが重くなる。
⑧の吸盤は、引きはがせられるか心配、そして重くなる。
⑨のファスナーは引く力が強すぎる
⑩はコストがかかりすぎる
⑪は風船が保てるかが問題
⑫気温や湿度などで変化するので胃リスクが高い
⑬親指と人差し指で開ける動作を空中でどうするかが問題

①は、フックで止められているものを、空中でどう断ち切るか。例えば、テグスなどで点止めし、熱線で切るということは可能かもしれない。

こうなってくると、速火線で紙を焼き切るという案も出したいのだが、速火線はつぼみの中の風船も割ってしまうし、紙にも引火する危険性がある。

つまるところ、フックのように点止めした接続部分をどう外すかということを考えることに可能性がありそう。

つぼみの分解方法4

昨日に引き続き、つぼみの分解実験。

試作の分解実験をする。

2013_3_5つぼみ実験01.jpg
写真のように頂点のテグスを引いたあと、4本のテグスを引く。

いざやってみると…

頂点のテグスが引けない。頂点を見てみると、4本のテグスがジグザグになっていて摩擦が増えている。

これは、あとで解決するとして、ストローを通ったテグスを引き抜くことで、つぼみを分解できるか試してみる。

が、これも引き抜けない…

ストローが水平方向にずれてしまい、これも摩擦が増えたことが原因みたいだ。

つまるところ、この案でつぼみを分解することはリスクが大きい。

やはり、やってみないと分からない。
では、どうするか。

つぼみの分解方法3

風船を出すためのつぼみ実験をするため試作を作った。

2013_3_4つぼみ実験01.jpg
分解方法は、展開されたパーツの淵にストローを互い違いに付けて、そのストローの中にテグスを通すアイディア。上手くゆくと、4枚の花びらが散るようになっている。

テグスを引き抜くとパーツが分解するという仕掛けだ。
つまり蝶番の軸を引き抜くと外れる構造と同じ。

頂点で集まった4本のテグスの先端を輪になるように結び、別のラインのテグスを、4本の輪に通し、固定。別ラインのテグスを引いてからストローに通った4本のテグスを引くとつぼみが解けるはずだ。

3月23日に飛ばす気球 第14回目

ついに3月に入りました。制作日は残すところ、フライト日も含めてあと6日です。本当に終わるのでしょうか。

今日は、腰や脇、脚の裏のパーツ制作をしました。

今年のような複雑な形の場合、いざ、パーツを作っても組み合わせるときに、どの辺とどの辺を貼り合わせるのか分からなくなります。100分の1の模型作りでも、そういうことに陥りました。

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そのため、パーツのポイント全てに名前を書いていきます。
細かいことですが、これがのちの制作をするうえで重要になってきます。