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小川の喫茶店『椰子の実』その2

昨日のブログに書いた西武線小川駅の近くにある喫茶店、『椰子の実』の小話。

去年6月からメニューに「カレー」を取り入れた。実はそのカレーは、『椰子の実』が開業したときに「カレー・カフェ」として売り出していたという。

マスターが元海軍の船舶料理師だった人から直伝に教えを受け、カレー屋を開店したようだ。しかし、その直後、カレーのスパイスを作っている会社が廃業したため、スパイスの配合が分からず仕方なくパスタ・カフェと名前を変えてパスタに専念してきたそうだ。

が、カレーの味もお客のリクエストもあり、記念にとっておいたスパイスを、破いたカレンダーの裏にばらまき、各スパイスの比率をくまなく分析したらしい。そして数年かけ、元祖の味を復活することができたという。

スパイシーなのにマイルドで、香り豊な味の背景にはこのような物語があったんだと想像しながら口にするカレーは絶品。

並大抵ではないこだわり方だ。

剥がせるテープカッター

先日、テレビで面白いテープカッターが放送されていました。

見た目は普通のセロハンテープカッターなのですが、ホルダーから出てきたテープは端が3mm折られて出てくるというもの。

デコレテープカッター

端が3mm折り込まれていることで封筒などにテープで封をしたあと、剥がしやすくなっています。テープが出てくるとこで2つのローラーで折っているそうですが、この機構ができるまで4年間かかったそうです。

ただ貼付けるだけでなく剥がすことが考えられたテープカッター。
1903年にライト兄弟が、飛ぶことに成功する前から着陸をするための車輪を付けたことと似てる。。。かどうかは分かりませんが、使用者に丁寧なアイディアです。

『大人の科学』テオ・ヤンセン

膨らんだり飛んだりすることをやっていると、面白い「最近こういうのを見た」や「今こんなのやってる」などの、有り難い情報を連絡してくれる人たちがいます。その中で最近多かったものが『大人の科学』という雑誌です。

特集は『テオ・ヤンセンのミニビースト』という、風の力で生物のように歩くものが、プラモデル感覚で作ることができるというもの。このテオ・ヤンセン氏に関しては以前もブログで紹介したとおり、風の力で歩行したり、羽ばたいたり、風に飛ばされぬよう杭を打って固定するなどの生物をプラスティックチューブで作っている作家です。

『大人の科学』は今までにも、ダビンチのヘリコプターやプラネタリウムを買っていましたが、まさかテオ・ヤンセンがそこに入っているとは。ヤンセン氏のアトリエ近くでも、彼の作品や名は知られていませんでした。やはり日本ではロボットのような機構や構造に興味が行ったのだと考えます。

そして、ふくらむの一人から「大人の科学のヤンセンのミニビースト作らないか?」という連絡がきました。ヤンセン氏の生物が、大人の科学でどう進化しているのか楽しみです。

ヤンセンのミニビースト組み立て

2011_2_23_01.jpg
ふくらむのメンバーの一人が『大人の科学 テオ・ヤンセンのミニビースト』を持ってやってきました。

2011_2_23_02.jpg箱から出してみると、こんなパーツに袋分けされています。複雑に見えますが、種類は6種ほど。これを組み立てていきます。

2011_2_23_03.jpgちょっとずつヤンセンの機構が見えてきました。

2011_2_23_04.jpgこれがビーストと言われる生物のような動きをする歩行を可能にした機構。これを重ねていきます。

2011_2_23_05.jpgこんな形になりました。風車に風を当てるとワシャワシャと横歩きを始めます。少々ぎこちない感じも含めて生物の動きを想像させます。

ヤンセンが発明した構造もさることながら、これを誰もが作れるプラモデルに焼き直した付録開発の人もスゴいなあと思います。似たようなパーツを正しい方向で組み立てないと組み上がらないように設計してある点も、作る人のことを考えている気遣いに思います。バリ取りなどのこだわりを持たなければ、道具無しで作れる点もすばらしいところ。作り始めたときは「ヤンセンの数年間の苦労を数分で作ろうとすることが間違ってる」など散々文句を言いながら作っていましたが、出来てみると、改めてヤンセンの機構や、それを再設計した人の技術には感服します。

この機構から応用して、電気で動いたり、紙を素材にしたり、光らせたりなど、色んな人が「進化系」を作っていますが、そのような進化のさせ方も、作る者がヤンセン氏の意図をどのように解釈しているのかが問われているように思います。

絵本『津波』

図書館で絵本のコーナーを見ていると『津波』というタイトルの絵本がありました。
小泉八雲の原作で、1854年に起きた安政南海地震の津波について書かれた物語です。

主人公の浜口五兵衛が津波に気付き、海岸付近にいる村民に危機を知らせるため、高台にあった収穫した稲に火を放ちます。その煙に村民が気がつき、消火のために高台に急いだことで多くの命が助かるという話です。
浜口五兵衛のモデルとなった人物が実在し、現在のヤマサ醤油当主の七代目、濱口梧陵だそうです。
その後も五兵衛は生き残ったものと仮設住宅を建設したり、防波堤を築いたそうです。

怒りのグルーヴ

泉谷しげる、ニコニコ生放送で応援ライブ「報道は映像災害コンテストをやるな!千葉や茨城だって大変だ」

19日にニコニコ生放送の特別番組「泉谷しげるのチャリティトーク&ライブ ~日本を救え!~」の収録が行われた。
泉谷しげる、中村中、嘉門達夫が参加したそうだ。

泉谷しげる、嘉門達夫は1995年に阪神・淡路大震災が起きたときにもチャリティーライブを開いている。災害時、神戸にいた嘉門達夫は後ろ髪を引かれる思いで関東に戻り、500万円の義援金を、そして新築の自宅を売却して3000万円を義援金に回した。さらに、『怒りのグルーヴ ~震災篇~』というシングルもリリース。

今回もがんばっている。

フワフワのお菓子

富岡製糸場の近くに、こんなお菓子が実演販売されていました。
『龍の舞』というフワッとしたお菓子です。

たぶん、繭っぽいからでしょう。知ってはいたのですが、食したことがなかったので思わず買ってしまいました。4コ入りで500円。

麦芽糖、蜂蜜、でんぷんを混ぜた固い飴に穴を開け、伸ばして2重に、また伸ばして、と繰り返すと、2本から4本へ、4本から8本へ、16本へ、32、64、128というふうに本数が増えていき、最終的には1万6千本になるそうです。本当に1万6千本あるかは謎ですが、、。しかし、綿あめのように細くなっています。そこに細かく潰したナッツを入れ巻いて完成。これが出来きて自信を持って売れるようになるには3年ほどかかるそうです。

食べてみると、さすが高い値段だけあって旨い!もっと食べたくなりますが、すぐに無くなってしまいました。

なんとか、自作することはできないだろうか。


動画がありました。

谷川俊太郎

朝日.com
『「生きる」ことを考えて 詩人・谷川俊太郎らコンサート』

詩人の谷川俊太郎さんらが参加する「こころゆるゆるコンサート2011~いのちの詩(うた)~」が15日、宮崎市の市民プラザであった。(中略)トークで谷川さんは「(東日本大震災が発生した)3・11後、詩をつくるのが本当に難しくなった」と語った。
谷川俊太郎さんの詩で最も残っているのが、高校のときに合唱曲として唱っていた『生きる』という詩です。今回のような震災があって、谷川さん自身は自らの詩を、どのように詠み直すのだろう。

世界一大きい写真

ギズモード・ジャパン
『世界で1番大きな写真は世界で1番大きなピンホールカメラで撮りました』

でかいものシリーズです。

2006年に撮影された、縦9.4メートル、横33.8メートルという世界一大きい写真があるそうです。当然、カメラもビッグサイズで、飛行機の機体をピンホールカメラにして撮影したというから驚きです。やはり、ここまで大きな写真ができるのはポンホールの強みです。
通常のピンホールカメラは画鋲や針の先などで直径1ミリにも満たない穴を開けますが、このピンホールでは6ミリの穴を開けたそうです。

今でも世界一の大きさなようですが、今後、このカメラに対抗する人は何をカメラにするんだろう。

太陽光の照明

シンプルな発明でフィリピンのスラム街が生まれ変わった!使うのはペットボトルの水と漂白剤だけ

電気を確保できないフィリピンのスラム街で、太陽光と水、ペットボトルと漂白剤でできる照明が話題になっているらしい。

マサチューセッツ工科大の学生が考案したもので、水の入ったペットボトルに漂白剤を入れ、そのボトルを穴をあけた屋根に通すだけ。漂白剤が太陽光を乱反射させ、55~60ワットほどの明るさで暗い部屋を明るくするそうだ。

ボトルの形を変えたり、透明なホースに水を入れれば、長い蛍光灯のようなものもできるかもしれない。