ヤンセンのミニビースト組み立て
ふくらむのメンバーの一人が『大人の科学 テオ・ヤンセンのミニビースト』を持ってやってきました。
箱から出してみると、こんなパーツに袋分けされています。複雑に見えますが、種類は6種ほど。これを組み立てていきます。
ちょっとずつヤンセンの機構が見えてきました。
これがビーストと言われる生物のような動きをする歩行を可能にした機構。これを重ねていきます。
こんな形になりました。風車に風を当てるとワシャワシャと横歩きを始めます。少々ぎこちない感じも含めて生物の動きを想像させます。
ヤンセンが発明した構造もさることながら、これを誰もが作れるプラモデルに焼き直した付録開発の人もスゴいなあと思います。似たようなパーツを正しい方向で組み立てないと組み上がらないように設計してある点も、作る人のことを考えている気遣いに思います。バリ取りなどのこだわりを持たなければ、道具無しで作れる点もすばらしいところ。作り始めたときは「ヤンセンの数年間の苦労を数分で作ろうとすることが間違ってる」など散々文句を言いながら作っていましたが、出来てみると、改めてヤンセンの機構や、それを再設計した人の技術には感服します。
この機構から応用して、電気で動いたり、紙を素材にしたり、光らせたりなど、色んな人が「進化系」を作っていますが、そのような進化のさせ方も、作る者がヤンセン氏の意図をどのように解釈しているのかが問われているように思います。
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