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富山・南砺ふくみつ雪あかり祭り道具集

富山で使われていた道具をまとめました。

『ジェットヒーター』
2011_2_15_01.jpg紙風船に熱風を入れるヒーターです。超強力なドライヤーのようなもの。約35000カロリーの熱出力で1台20万円ほどするそうです。炎は出ず、熱風だけ出します。


『紙』
2011_2_15_02.jpg触った感じは障子紙で、それらを2センチほど重ねて糊で接着してありました。この紙で幅3メートル、高さ6メートルの直方体を作ります。


『バーナー』
2011_2_15_03.jpgキャンプ用のガスシリンダーと、らせん状のバーナーを組み合わせてあります。らせん状のバーナーは、おそらく草焼き用のもので、液体のガスを炎の熱で気化させて強力にしています。アルミでできたフレームは手作りでした。ガスの重さが約600グラムが4つで2.4キログラム。全体で4キロほどはあると思います。


『ワイヤー』
2011_2_15_04.jpgホースリールに、太さ1mほどのコーティングされたワイヤーが巻かれています。バーナーにこのワイヤーの先端をつなぎ、ワイヤーを送り出したり、巻き取ったりすることで、紙風船の上昇と降下をしています。


『リング』
2011_2_15_07.jpg紙風船に熱風やバーナーの炎を入れるための開口部に使われる円形の輪です。素材はふくらむと同じように竹でした。しかし、丈夫なもので、幅5センチ、厚さ1センチほどもあります。これだけでも結構重そう。


『風見鶏』
2011_2_15_05.jpg2カ所に設置されていました。これがクルクル回って風の強さを示していました。


『テープ』
2011_2_15_06.jpg破けたところを補修するためのテープです。白の養生テープを使っていました。


ふくらむが使っているものと、大差ありませんが、細部で微妙な違いがあります。
秋田の上桧木内紙風船上げでも感じましたが、ちょっとしたところに、それぞれの工夫があります。

フォグマシンについて

2010_12_07_01.jpg

多少、マニアックではありますが、「フォグマシンはどれくらい見えなくなるの?」という人のためにふくらむで使用しているフォグマシン(スモークマシン)についてです。

実験で使ったフォグマシンはANTARIという会社の、V1 Fogger Blueというフォグマシンです。
500Wで、毎分85立方メートルの霧を噴射します。8畳ほどの空間が、5分ほどで1.5メートル先が見えなくなり、10分で70センチ先が見えなくなりました。
甘い匂いの霧が出ます。電源を入れてからウォームアップに2.3分かかり、10分ほど使用すると、またウォームアップの時間が必要となります。霧の中に入ると若干、衣服や壁がベトつきます。
避難訓練で使用されているものもフォグマシンの煙で、咽せる人もいるそうですが、これは気分の問題が大きいそうで、人体に悪影響はないそうです。
フォグマシンの故障する原因の多くが「目詰まり」だそうで、長期間使用しない場合(2週間ほど放置したのち使いましたが大丈夫でした。)や合計40時間以上使用したら洗浄をしないと起こるそうです。

ソーラーバルーンの素材

ミーティングでの案出しの端々で太陽熱を利用した気球、ソーラーバルーンの案があがりますが、未だに実行したことはありません。火を使わないことから、学校の行事などでも飛ばしているところが多くあります。

ソーラーバルーンに使われるのが黒いビニール袋。かつては黒のゴミ袋が主流だったので、簡単に手に入りましたが、今はなかなか売られていません。そこで便利なのが、農業に使うロール状のビニールシートです。(「農ポリ」「マルチ」などと呼ばれています)幅も約1メートルから2メートルほどまであるので、巨大なものも作りやすそうです。ただし、御丁寧な穴つきのものもあるので注意が必要。

また、とにかく簡単に実験したい!という人には、こんな商品も

おひさま熱気球 ソーラーバルーン

価格は原価からすると相当高くつきますが、筒状になっているので両端を縛ればすぐにできます。
筒状のビニールくらい他にもあるだろうと調べてみると、なかなか見当たりません。おそらくゴミ袋の製造会社に問い合わせれば袋にする行程の前の筒状のビニールがあると思いますが、ものすごい量になると思います。

黒ビニールの重さ

ソーラーバルーンの実験のため、黒いビニールを買ってきました。
実際に大きなソーラーバルーンを作るなら、黒の農ポリを買うことになりますが、まずはサンプルとしてゴミ袋を買いました。

2011_4_4_01.jpgサイズは650ミリ×800ミリで厚さ0.02ミリです。

とりあえず10枚の重さを量ってみます。
10枚分の重さは197gでした。

1平方メートルの重さを算出すると18.9g。約19gです。
いつも気球の素材に使っているグラシン紙は1平方メートルで約25gです。

去年の12月に飛ばした海月(クラゲ)で使用したビニールは0.05ミリ厚でした。どちらともポリエチレンなので、単純に計算すると1平方メートル約50g。およそグラシンの倍の重さです。たぶん総重量は45kg程度だったのでしょう。

大量の電球をもらう

電球を大量にもらった。

2011_4_19_01.jpg日が沈んだ後で気球を飛ばすときは、気球内に設置する電球が必需品となる。スポットライトに使うような1000ワットのハロゲン電球を使うのだが、『海月』を飛ばしたときに2つ購入し、現在3つの電球を持っている。

1ヶ月ほど前に、以前『カゲオクリ』を飛ばすにあたって、照明についての相談をした知人から電話がかかってきた。彼は高校生のときから照明をやっていて、高校卒業後も照明の仕事を続けている。若手ながらもキャリアを積んだ照明のプロだ。

電話の話は「電球が余ってるんだけど、いる?」という内容だった。必要かどうかはさておき、もらえるものは何でも有り難い。即答で「欲しい」と返答した。

そして、今日、受け取ったのだが、全部で11個。仕事で使った中古で、フィラメントにヨレがあったり、ソケットに差し込む金属の表面が炭化し、舞台照明では使えないものらしい。気球の照明は数分間、点灯していれば事足りるので嬉しいばかりだ。750ワットの電球だが、1000ワット相当の光量になるという。

2011_4_19_02.jpg今までの電球と合わせて13個になった。一生、電球を買わなくていいくらいだ。
何ができるか分からないがワクワクする。

急遽必要なもの

1年間に2回ほどの割合で、これまでやってきた企画をまとめて見せる機会がある。しかも、そのような機会は突然訪れて、その都度、まとめたものをどこに置いたのか発掘する作業から始まる。まとめた冊子を気軽に手渡してしまったことを忘れ、必要なときに慌ただしく作り直すこともしばしば。
まとめること、整理することにもう少し力を注がないと。

面白い文房具

ホームセンターに買い出しに行くと、文房具フェアをやっていたので寄ってみた。その中で「おっ!」と思ったものを紹介。


クルトガ(三菱鉛筆)
芯が回転しながら出てくるシャーペン。一定の太さで書くことができる。

オルノ(トンボ鉛筆)
ペンを折ることで芯が出てくるシャーペン。書いている途中で手の形を変えずに芯が出せる。

シンドバットエフェクト(サンスター文具)
黒と赤のボールペンの他に、ネーミングの通り、芯を8本も収納ができる複合筆記具。かつては40本もの芯を入れられるシャーペンも発売していた。

フリクションポイント04(PILOT)
消すことができるボールペン。擦ったときの摩擦熱でインクが透明になる。

アーチルーラー(コンセント)
2時曲線に曲がった定規。机から取りやすい。定規戦争でも有利かも。

ホッチくる(マックス株式会社)
針の部分が90度回転できるホッチキス。中綴じができる。昔からあるものだけど画期的なアイディア。

バイモ11フラット(マックス株式会社)
40枚の紙を軽い力で束ねることができるホッチキス。止めたときに針がフラットになるので重ねたときにも厚みが気にならない。

ノビータ(コクヨ)
入れる書類の厚さに応じて背表紙の幅が変化するファイル。書類をたくさん入れてもファイルが丸まらない。

ペンカット(レイメイ藤井)
とにかくスマートになるはさみ。ペンケースにペンのような状態で収納できる。

ライン(長谷川刃物)
マウスのように持ち、自由曲線でカットできるカッター。握り方が新しい。

直線美(ニチバン)
テープの切り口が直線になるテープカッター。貼ったときの見栄えが良くなる。

テープデグー(ミタカ精工)

楽々とテープを貼ってカットすることができる道具。ふくらむとしては一番欲しい道具になるかもしれない。セロハンテープだけでなく、幅が広い梱包用テープ用も出してほしい。


ちょっとしたアイディアで使いやすくなる文房具。そのちょっとちょっとのために、開発部の人たちはがんばっているんだろうな。そして商品名は、けっこう駄洒落が多い。

PENTAX K-5とRICOH XR RIKENON REFREX 1:8 600mmの組み合わせ

水面

ふくらむの活動とはまるきり関係ないないのですが、タイトルの件でちょっと困って、検索をしたけどネット上で情報が出てこなかったのでこの先同じように困る人がいた場合を考えちょろっと書いておきます。

端的に言うとPENTAX K-5にRICOH XR RIKENON REFREX 1:8 600mmは装着できません。そのままでは。

お約束的な文言ですが、この記事を読んで行なった行為によって、生じた損害は一切責を負えませんので自己責任でお願いします。
この先、このカメラとレンズを組み合わせようと試みる人が何人いるか分からないですけど。

リコーの600mmのミラーレンズの比較的安く入手しました。
カビ玉だったけど、ま、写りゃいいかという気持ちでしたが、そもそも、K-5に装着できないという状態。
どうやら、絞りレバーのガード部分が干渉している様子。
ここが干渉しているっぽい
ミラーレンズは絞り無いし、必要なかろうとの判断し、カットすることに。根元をコリコリとカッターで数度キズをつけ、ペンチでむしりました。

無事に装着できましたが、ファインダーをのぞくとエラク霞んでいる。ま、写りゃいいかどころではなく、カビが致命的だったようで仕方が無いのでクリーニングに出すことに。
ミラーレンズのクリーニングを看板に掲げているお店は結構少なく、インターネットで検索して、ミラーレンズ対応をうたって値段をキッチリ出している豪徳寺カメラサービスに頼みました。

そんでもって今日何枚か撮って来ました。
カビはきれいに無くなりましたが、侵食痕が若干残り、ミラーレンズで、モノも古いヤツなので写りについてはそんなに期待していなかったのですが……、まあ、期待以上でも期待外れでもないです。

トップの写真は水面に映った夕日をピントをズラして撮ったものです。所謂リングボケがどんなものかと。

鳥
近所の池にいる鳥です。フレーム外にはカルガモもいます。種類の違う三羽が仲良く泳いだり日向ぼっこしている風景をよくみます。

月です
望遠を買うと意味も無く月を撮りたくなるものです。
しょうもない三脚しかないので若干ピントが合っていません。
しっかりした三脚を用意して、天候の良い日に狙えばもう少しクリアに写るんじゃないかと思います。

以上、もしかしたら誰かの役に立つかもしれない更新でした。

PENTAX K-5とRICOH AF RIKENON 50mm F2の組み合わせ

AF RIKENON 50mm F2
※写真はフェイクです。

ふくらむの活動とはまるきり関係ないないのですが、タイトルの件でちょっと困って、検索をしたけどネット上で情報が出てこなかったのでこの先同じように困る人がいた場合を考えちょろっと書いておきます。

端的に言うとPENTAX K-5にRICOH AF RIKENON 50mm F2は装着できません。
もっと言うと、PENTAX K-xにも付きませんでした。つまり、K-7もK-rも駄目でしょう。
更に言うと、RICOHのXR-8SUPERにも付きません。
XR500
XR-500にだったら付くんですけどね。
カメラボディーの軍艦部分に引っかかって付かないんです。
冒頭の写真は接写リングKセットの1号を噛ませています。
つまり、せっかくのAFがまるきり見当違いなことになっています。残念。
世界初の市販オートフォーカス一眼レフカメラという30年前の最新技術で遊んでみたかったのですが、上手くはいかないものです。

とまあ、XR RIKENON REFREX 1:8 600mmに続き、カメラとレンズの組み合わせネタでした。

この調子で、手持ちレンズネタをタラタラ続けようかとも考えましたが、所有している残りのレンズは特に何の問題も無く装着できてしまったので話の広がりがありません。

一応結果だけ列記します。
PENTAX K-5に以下のレンズは装着し撮影が出来ました。

XR RIKENON 28mm F3.5
XR RIKENON 28mm F2.8
XR RIKENON 50mm F2
XR RIKENON 55mm F1.2
XR RIKENON Zoom 35-70mm F3.5 Macro
XR RIKENON Zoom 70-150mm F4 Macro
XR RIKENON 135mm F2.8
XR RIKENON 200mm F4
XR RIKENON Reflex 600mm F8(要改造)

ついでなので、かんたんな撮影サンプルを。
全て、絞り開放で、最短付近で、SSはカメラ任せです。
クリックで無加工JPEGがでますが、興味ない人は触らないほうが吉です。無駄に重い。
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画期的なテープ

この手があったか! 端が簡単に見つけられるアイデアテープがめちゃめちゃ使いやすそう

気球制作をしていて、イラっとするのがセロハンテープの端が見つけられず、爪でカリカリとテープを引っ掻きながら端を探すこと。フライト直前で焦っているときには尚更だ。

たとえば切ったテープの断面が酸化するなどで着色されるテープとか、そんな新商品が出ないものかと思っていたのだけど、そんな問題をシンプルに解消したテープが発表された。

テープの形状が正円ではなく歯車のように凹凸があるだけ。それだけで、確かにテープの端が簡単に見つけられそうです。でもこれは作るのにお金がかかりそう。価格が気になります。