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南砺ふくみつ雪あかり祭りの紙風船の浮力

2011_2_16_01.jpg富山・南砺ふくみつ雪あかり祭りの紙風船の内気温を考えてみました。

紙風船の大きさは幅3メートル、奥行き3メートル、高さ6メートルだそうなので、体積は54立方メートル。開口部は四角錐になっているので、50立方メートルということにしましょう。

当日の気温は2度でした。

ここまでは正確な数値です。この状態で、紙風船はギリギリの浮力で浮いていました。消防団の人がワイヤーをちょっとでも引くと降りてくるくらいの浮力です。つまり、紙風船の重さとほぼ変わらない浮力が働いていたことが分かります。

そこで紙風船自体の重さを考えてみます。
バーナーの重さを4キログラム、リングを3キログラム、紙を4キロと仮定し、合計11キログラムとします。

すると、50立方メートルの体積で、11キログラム以上の浮力を得るためには、内気温60度以上でなければ飛ばないことが考えられます。

霧の昔話

霧のことを考えていて、かつて体験した濃霧を思い出しました。
大学の課題締め切りの前日に、どうしてもアイディアが浮かばず、友達と深夜に海へ向かいました。海に近づくほど霧が濃くなり、海岸に付く頃には夜が明けたにも関わらず、数メートル先も見えない状態。車を止めて、砂浜から波打ち際まで歩きます。海に近づくほど霧は濃くなり、波の音を頼りに足を運びます。突然現れる穏やかな波。朝凪だったため霧も停滞しています。友達の声が聞こえますが、姿は見えません。波に足を潜らせ、振り返っても何も見えず、孤島に居る印象。ただただ、白い世界と波の音が聞こえる世界でした。

なぜか友達と海に向かって叫びます。自分の声すらも波の音と霧に吸い込まれてゆきます。

自然と叫んでしまったのですが、たぶん、叫ぶことくらいしかできなかったからです。

花粉症

春の風が吹き始めて、温かさに嬉しくもなるけれど憂鬱なのが花粉。
小学校の卒業式の日から花粉症になり、毎年、暴発するくしゃみと滝のような鼻水、そして喉のイガイガと渋が張り付いたような眼球に苦しんでいる。

しかも今年は例年の5倍から10倍という、恐ろしい量の花粉が予想されているようだ。忌々しくも思う杉花粉だが、杉も子孫を残そうとがんばっていることを考えると、むやみに憎めない。

戦後に杉が植えられ、海外の木材が流通したために取り残された者の叫びとも考えてしまう。マスクというもので顔を覆うということは、その生物に対してフェアではない気がする。なのでマスクをせずに今までいるのだが、なんとも辛い春の風。

東北地方太平洋沖地震

今日、2時46分頃に発生した地震は「東北地方太平洋沖地震」と名付けられました。1900年以降の記録では世界的に見ても5番目にあたる巨大地震だったそうです。国内では最大の記録。

現在も火災などの被害が拡張しているそうです。ブログを書いている現在もカタカタと揺れています。

ニュースで地震発生中の映像が流れていますが、こんなにも常にカメラを回していることにも驚きます。が、一方で、地震発生後1時間では死者30名と言われていましたが、10時間ほど経った現在では300人以上と報道されています。

当たり前ではありますが、報道されている情報というのは、ごくごく一部だと感じます。

チェーンメール

こんなチェーンメールが回ってきました。

友人の父が石油会社に勤めていて教えてもらったのでみんなにも伝えます
気をつけてください

千葉、首都圏の方へ。
千葉の製油所、製鉄所の火災の影響で千葉、首都圏では、科学薬品の含まれた雨が降ることが予想されます。
傘やレインコートの使用をお願いします!
雨にあたらないようにして下さい!

ほんとに危ないみたい。
友達に回してあげて!
とにかく広めてください。
例のごとく「友人の~」のパターンです。調べてみると16時くらいから回っているようです。ちなみに1人が3人に5分のペースで回していったとすると、1時間で500000人以上に届く計算になります。波紋が大きくなるように広まっていきます。

遠い場所のことは情報でしか知る事ができません。石油会社が発表している、ガセメールに注意するように呼びかけているHPの情報を見て、「このメールはガセだ」と判断しています。

現在、原発のことで推測的な情報や曖昧な情報が飛び交っています。自分が知ったことが本当かどうかを確かめるためには何を信じればいいのか考えさせられます。

支援物資

地震が起きて48時間が経ち、時間とともに「被害が拡張して~」という言葉がニュースでも使われているが、被害のほとんどは地震後数時間のもので、被害情報が確認できたということだろう。

「被災者のためになにかできることは」と思うのだが、それがなかなか難しい。阪神淡路大震災のときには、古着が大量に送られ、そのほとんどがゴミになったという話もあるほど。また、郵送経路も確保できておらず、個人の支援物資は、かえって逆効果になることもあるという。物資が求められたとしても、やはりトイレットペーパー、紙おむつなどの消耗品がいいらしい。千羽鶴を折るようなことは、祈る行為だけに留めておいて、送らないほうがよさそうだ。できることと言ったらは、お金を募金するか、節電をするくらいだろうか。

CM

地震が起きてから数時間で変動した出来事がテレビのニュースで報道される。

地震が発生してから2日間、CMがなかったことに、昨日からCMが始まってから気がついた。
そのCMもACがほとんど。『AC~』というジングルを何回も聞き、CMのナレーションを覚えてしまうほど流れている。

インパクトのあるウケを誘ったCMが懐かしいとすら思える。バラエティー番組の合間にそのようなCMが流れている状態が、何も心配することのない温和である象徴なのかもしれない。

店頭で品薄になっている商品

ニュースで報道されているように、スーパーに行っても売り切れている商品がいくつかあります。

・米
・芋
・パン
・スパゲッティー
・そばなどの乾麺
・インスタントラーメン
・レトルトカレー
・もち
・納豆
・水
・灯油
・牛乳
・トイレットペーパー
・カロリーメイト
・おむつ
・生理用品
・ろうそく
・懐中電灯
・電池
・携帯簡易充電器
・カセットコンロ
・ガスボンベ

などなど。1週間も経った頃には余っているようにも思いますが、現在は本当にありません。食品は無い食材を食べずに待っていればいいのですが、トイレットペーパーはそうもいかないので無くなったらなんとか工夫しないといけません。

そして「なるほど」と思ったのが、餅です。断水していると米やパスタはできません。パンはそのまま食べられますが、日持ちしません。餅は長持ちするうえ、火を通せば食べられるので非常食としては最適なのでしょう。

白紙

震災が起こって、身の回りの出来事はすべて地震に関することばかりになっている。
テレビをつけたらどこかのチャンネルでは必ず災害についてのニュースが報道され、スーパーに行けば「震災のため~」の表示があり、図書館は夕方に閉館し、市内のアナウンスからは「本日の計画停電は~」と流れ、知人に電話をすれば「地震大丈夫だった?」と、10日間が過ぎても、その波紋はまだ続いている。
とはいえ、なんとかいつもの生活にしていかないと、という思いもある。

5月の企画もそうなのだが、路線や停電の関係でミーティングが休止状態にある。企画内容はほとんど進んでおらず、ゼロから考え直す必要もあるのかもしれない。そう思いつつ、白紙のノートとペンを用意するが、何も浮かばない。