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ラ・マシンのフォグマシン

昨日の霧の話に引き続き。

そういえば、去年横浜で行われたY150イベントで話題になったラ・マシンの蜘蛛を見に行ったときに演出で、もの凄い霧を大発生させていた。いわゆる通常のスモークマシンのように箱のタイプではなく、バーナーのような形だった。

とてつもない音とともに一瞬にして真っ白になったのだけど、あの機械、買ったらいくらするんだろう。

クラゲ世界一の水族館

クラゲの気球を飛ばすうえで、できたら面白いなと思うことがクラゲ特有のあの動き。クラゲの中に海水を蓄えて、それを放出するようにフワフワと浮上する動きが出せると、より生きているクラゲらしさがでると思うのですが。

その動きを見るために飼ってみようと、熱帯魚屋やペットショップに足を運んでみましたが、少し時期を外したらしくどこも売ってません。

水族館はどうだろう。調べてみると山形県にある鶴岡市立加茂水族館がクラゲ種類数世界一ということが分かりました。1999年からクラゲを取り入れたところ好評になり2005年に展示数世界一となったそうです。

その経緯も面白く、入場者数が減ることでやむなく閉館の危機にあったそうですが、展示中のサンゴから偶然にクラゲが発生し、クラゲ展示を行うことになったとか。クラゲが閉館の危機を救ったそうです。

ここは是非行ってみたい。

透明素材

今までグラシンという紙素材だけで気球を作ってきましたが、今回は透明素材を使うことを考えています。この透明素材をどうするか。安く、軽く、強い素材が理想なのですが、なかなかありません。

スーパーマーケットのレジ清算を終えて、商品をビニールに入れる台に置いてある、ときにおばちゃんが大量に持って帰るロール状になった薄いビニール袋の素材は、最も軽く安いのですが、一度裂けるとどんどん裂けてしまう強度の弱さがあります。やはり厚さ0.01ミリでは薄すぎます。

そして、ラップの素材も厚さは同様で、さらに裂けやすい素材です。一度だけ1メートルほどの気球をラップで作ってみましたが、もう2度とやりたくないと思うほど扱いづらい素材でした。

そこで注目するのはビニールハウスの皮膜に使われている素材。厚さは0.05ミリで程よい厚さ。値段も安いほうでありますが、300メートルほどの長さを使用するため金額にすると12000円ほどかかります。やっぱり大きさと比例して値段も高くなります。

設計完了

クラゲの設計がようやく完成。

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傘の直径16メートルで傘の高さ10メートル。触手の先から傘のてっぺんまでの高さ25メートル。
こんなに大きな気球はふくらむ結成以来初めてだと思う。浮力もやはり80キログラムほど。80キロの力で引っ張られるというのはどんな感じだろう。

使用する素材の量も多く、グラシンの枚数は約470枚。ビニールシートの長さ230センチ幅で300メートル。

でかい!こんな大きなクラゲ、作れるのか。

ふくらむ講座第7回目

今日はテスト前の土曜日なので中止という案もあったのですが、参加できる人だけでも、息抜き程度でも、ということで第7回目のふくらむ講座を行いました。
さすがに部活もやっていないので出席者はいないと思っていたのですが、来てくれた中学生がいました。熱意を感じる一方、「大丈夫なの?」という不安を問いかけると、「別に一日中、勉強してる訳じゃないから」とアッサリとした一言を返されました。

作るクラゲは2重構造を予定していて、平たく言うと、透明の球体の中に紙でできた球体が入っている構造です。前回の午後は紙の球体の下半分を作り始めましたが、今日は上半分を作っていきます。

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グラシンで紙と紙をセロハンテープで貼り合わせる作業。広い視聴覚室にグラシンの乾いた音と耳を引っ掻くようなセロハンテープの音が響きます。いつもながら地味に思います。

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図の赤いラインの形にグラシンを貼り合わせ、それを12パーツ作ります。午後4時に上半分の紙貼りが終わりました。次回はこの紙に展開図を描き、カットしてそれぞれのパーツを貼り合わせると半球体になります。

音が響くほどの広い部屋が、だんだんと狭く感じられてきます。

ふくらむ講座第8回目

制作を始めて3日目となります。今日からビニールを貼り合わせる作業。
さっそく昨日買った230センチ幅の農業用ポリを引っ張ってみたり、テープを貼ってみたり、剥がしてみたり、水に濡らしてみたりしてみました。テープも貼りやすく、強度もグラシンより強そう。

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今日作るのはこの赤い部分。
これを展開するとこんな感じになります。

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端から端まで約9メートルあります。机を後ろに移動して床に展開図をマークすると、部屋いっぱいに展開図が描かれました。改めてその大きさに驚かされます。その上に農ポリを広げてカットしていきます。1枚つくるのにおよそ15分から20分ほどかかります。これが12枚必要です。

やっぱりビニールだと紙より張りが弱く、踏んだときの感触もヌメヌメとした妙な踏み心地。テープで貼り合わせるのも慣れません。ひとりが貼ってひとりが押さえて手伝うのですが、手伝うひとのちょっとした動きでビニールが簡単にずれてしまいアシストするのも一苦労。

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何度かやっているうちに押さえ方が分かってきました。近くじゃなくて遠くから引っ張って合わせると貼る人が結構貼りやすくなります。

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遠く左奥に見える、何もせずにしゃがんでるだけのような人は、実は足で押さえていて、こうすることで貼る人はだいぶ楽になりました。

4時まで制作をして、12枚のパーツが完成しました。

煙を入れたシャボン玉

クラゲに煙を入れるというアイディアがりましたが、農ポリが予想よりも半透明だったので、煙を入れなくてもクラゲっぽく見えるのでは?という話もでてきました。

実際、煙を入れるとクラゲの印象に近づくのかどうかも、やったことがないので分かりません。そこでシャボン玉に煙を入れる動画を探しました。



なんというか、まずシャボン玉の強さにまず驚きます。なぜこんなにも割れないのだろう。すごい粘度!

で、肝心の煙はというと、近い印象にはなるのですが、ちょっと違うのかなという気も。実際にやってみたほうがいいのかな。

ふくらむ講座第9回目

フライトまでちょうど1ヶ月となりました。本日は中学校の公開授業なので講座は午後から。保護者も来ているということで、12時からソラフミのデモフライトをするため中庭で準備をします。風は風速2mほど。何度も飛ばしているソラフミの修復カ所もだいぶ多くなってしまいました。今日は部活動も行っていなかったので豪快にグラウンドで遊泳。少々の風があったので高さ約20mほど2~3分のフライトでした。

午後からは前回の制作の続きです。前回カットしたビニールのパーツの補強から始めます。ビニールがなるべく伸びないように梱包用テープ、通称:ハバヒロを貼って補強します。この前は、1パーツ作るのに15分~20分ほどかかっていましたが、補強は10分もかからず、1時間半くらいでできました。
時間が余ったので第6回目の講座で作りかけた、グラシン部分の下半分の紙貼りの続きをします。作ってあったタテ2枚組×55組を使って8枚のパーツを作りました。全部で12枚なので残り4枚。続きは来週です。

ふくらむ講座10回目

11月最後の講座。前々回ビニール部分の下半分のパーツ作りをしたので、今日は上半分のパーツを作る。初のビニール素材も扱っているうちに慣れてきた。やはり紙とは違う。押さえる指の加減や引っ張る度合いなど細かいところでビニール独特のコツがあるようだ。

今回の気球は作っている段階から大きさが実感できる。前回同様、視聴覚質で作っているから分かることだが、パーツが既に大きい。2008年の仔鯨が15m。今回のはそれを上回る大きさであり、体積は過去に作ったものの中で最も大きい。フライト当日に風が吹いたらフッ飛んで行くんじゃないかと不安になる。

上半分のビニールのパーツは、下半分に比べてポイント数も少ないのだが、それでも丸1日かかってしまった。次回はグラシンのパーツ作りと、各パーツを貼り合わせる作業。ようやく形が見えて来そうだ。