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鳥に近い新種の恐竜化石

読売新聞
鳥に近い新種の恐竜化石、中国で見つかる

中国で1億6000年前の地層から鳥に近い新種の化石が発掘されたそうです。これによって以前から言われていた恐竜が鳥に進化したことの裏付けを強めることになりそうです。

始祖鳥より約1500年ほど前の恐竜。ということはミクロラプトル・グイよりもっともっと前の地層から見つかったということです。

それにしても鱗で覆われた皮膚からどうやって羽根を持ったのだろう。初めは毛深いやつがいるなどといっていじめられたりしたのでしょうか。飛びたいと思って羽根が現れたのか、突然変異の毛が生えてきて、飛べるかもと思ったのか。気になるところです。

宇宙にも不況の波が

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先月29日にオバマ政権が月面有人探査計画を中止することを決めましたが、予算教書で正式な発表があったそうです。

米政府、有人月探査を断念…ISSは5年延長
有人月探査、米政府が計画撤回…スケジュール遅れ

2004年に打ち出された計画ですが予算不足でスケジュールが大きく遅れているため計画を打ち切ることになったらしい。

NASAの予算は逆に増え、さらに月調査の中止で浮いた予算と合わせて5年間延長される見通しらしい。現在国際宇宙ステーションに野口聡一さんが滞在していますが、今後も役割が増えそうです。

やっぱり財政赤字の影響で中止せざるを得なかったのだろう。宇宙に手を広げることはその国が持っている力の見せ所でもあるので安易には言えないことだけど、お金がなくるとタバコやお酒の量を減らすことを想像すると、やはりそれよりも危機的なところにお金を回すのは自然なことだろう。

宇宙で豆まき

アメリカの月面探査計画撤退というニュースが流れる一方で、現在、国際宇宙ステーションに滞在中の野口さんは節分ということでチョコレートで豆まきをしたそうだ。

国際宇宙ステーションに長期滞在中の野口聡一さん、チョコレートで豆まき(動画あり)

無重力状態での豆まきとはどのようなものかと見てみると、意外に意表をつくことはなく結構イメージ通りです。スローモーションでフワッと飛んでいます。そしてなぜ豆まきしている野口さんが鬼の面をかぶっているのだろう。まぁ、そこはツッ込まなくていいか。

歳の数だけ豆を食べる風習がありますが、野口さんも歳の数だけチョコレートを食べたのでしょうか。

ダチョウは飛ぶことをやめたのか?

ナショナルジオグラフィックから興味深いニュースがひとつ。

ダチョウは恐竜絶滅で飛ぶのをやめた?

要約すると、かつてダチョウなどの飛ばない鳥も飛ぶことができていて、恐竜が絶滅したあとでは捕食動物がいないため飛ぶ必要がなくなったという研究発表。

これまでは共通の飛べない鳥の祖先から進化したという説だったが、飛べていた鳥が飛べなくなった、というより飛ぶ必要が無くなり、飛ぶことをやめたという考えが面白い。

「人が飛ぶ」となると夢やロマンという言葉が使われることが多いけど、恐怖心に後押しされて必死になって飛んだのは人間も同じところがある。

例えば、飛行物の中でも歴史の深い中国の凧は、もともとは軍事通信用に使われていた。また、フランチェスコ・ラーナは『予告』(1670年刊)の中で
「飛行船がいつでも好きなときに市中の真上に現れて乗員をそこに着陸させられるとしたら、どんな都市でも不意打ちは免れないことを、誰が分からないことか」
と述べているように、人もまた敵の攻撃から逃れるための監視システムであったり、次元を変えて獲物を捕らえるための武力を目的として飛ぶことが研究されてきたのは事実だ。

飛べない鳥が捕食動物がいなくなったために飛ぶことをやめたことを信じるならば、人類が飛んでいる現在を思うとまだ何かの恐怖心にかられているのかとも思う。

が、人間には目的もなく、飛びたいという欲求だけで飛ぼうとした人がいることも事実だろう。そこに人間のみが許された飛び方があるようにも思う。

が、こういうことを考える一方思ってしまう。もしかしたら、最初に飛んだ生き物もただ飛びたいというエネルギーで飛べるようになったのではないかと。

古代の鳥の色が分かる

昨日、お伝えしたナショナルジオグラフィックからさらに興味深い鳥の話をもうひとつ。

羽毛恐竜の全身の体色が明らかに

羽毛恐竜の全身色:アンキオルニス(イメージあり)

アンキオルニスという始祖鳥よりも原始的な羽を持つ恐竜の化石からメラノソームという色素を検出し、現生鳥類のメラノソームとその羽根の色との関係を比較することで詳細な体色が明らかになった、という。

このアンキオルニスという恐竜ですが1年前に、恐竜から鳥類への進化の歴史を繋ぐ新種の恐竜として話題になりました。正式名所「アンキオルニス・ハックスレイ(Anchiornis huxleyi)」と名付けられ、発見された場所も中国北東部の火山灰の中からというのがなんともカッコよく思えます。体長約34cmほどの小さな獣脚類。胴体と前肢が羽毛に覆われていたことから空を飛ぶ能力を持っていた可能性が示唆されました。

そのときは羽に斑点や縞模様があることは確認されていましたが、色が発表されたのは今回が初めてです。

そのため今回のイメージと去年5月の記事のイメージとでは大きく違っています。

鳥類の恐竜起源説を裏付ける羽毛恐竜

それにしても1億5500年前の化石から色が分かるというのだから驚いてしまう。もちろん今後研究が続くにつれて変わっていくのだろうけど、ひとつ何かが分かるとそのことでイメージや考えかたが大きく変化して、また新たな可能性を描けるところが面白い。

話は少しずれてしまうけど、何かを作るときに初めは空白だったものが、少しの手がかりを集結させることでだんだんと形が現れていく。何かを作ることは現在にはなく未来にあるものを想像しているけれど、過去の生物を探っていくのも同じような面白さがあるのだと思う。

ウロコを羽にした理由

昨日のお伝えした『古代の鳥の色が分かる』を書いていて思ったことを徒然と。

そもそも羽根はなぜ生えてきたのだろう。ともとも、ウロコだったものが円錐形の繊維状のものになったのが始まりと言われています。さらにそこから羽毛に変化していったことも「ナゼそうなったのか」と不思議に思う。
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羽根の飛ぶこと以外の機能として、温度調節、性的アピール、威嚇、敵から逃れるための擬装が挙げられる。

鳥の体温は40度から42度ほど。体温が下がってしまわぬように寒いときには羽をふくらませて体と羽の間に空気をいれている。求愛に使う羽根と言えばクジャクはメスに羽根を広げてブルブルと振るわせアピールする。多くの生物が威嚇するときに体を大きく見せることから羽根を利用するのも想像に容易い。擬装というのは分かる気もするけど、それならウロコの色を変えるほうが簡単なのではと思う。

気になるのはいずれにせよ、ある程度羽根が延びないと使えない用途ということだ。
寒いと念じ続けたら毛が伸びそうであるけれど、鳥の体温が高いのは飛ぶからであって、しかし羽根がないと飛ぶことはないので体温調節にこだわらなくていいというジレンマに陥る。

猫が威嚇するときに毛を逆立てるように、ウロコを逆立てていたら羽毛になってきて延びて、さらに威嚇に使えるようになっていったというもの分からなくもないが、羽が生えてきた理由としては無理があるようにも思う。

たしかに、最初から飛ぶ為に羽根を生やしたのではなく、何か別のことで必要になり羽毛が生えてきて、それで飛べるのでは?と思っていたら翼になっていったというのが自然かもしれない。

そう考えるとメスにモテるためというのが案外あることかもしれない。今後、アンキオルニスのメスとオスとで体色調査をして変化があるなら有力なのか。オスの方がきらびやかな鳥は多いし、それなら羽根は短くても視覚的には効果がありそうだ。

仮にそうだとすると、オシャレになることで飛ぶことができるようになったのかもしれない。人間が髪をセットし鳥の羽根を帽子に飾り、服をコーディネートするように、恐竜も「こんなオレってオシャレじゃない?こんなに派手なのに敵から捕まらないんだぜ」みたいなことをメスにアピールしていたのだろうか。さらには「オレってこんなにジャンプしながら踊れるんだぜ」みたいなことから飛べるようになったのでは?

つまり、高く跳ねられるバレリーナが美しいと思うように、高くジャンプするバスケット選手に惹かれるように、カッコイイから羽を生やして飛べるようになったのかもしれない。意外とあるかも。

空飛ぶホテル!?

イギリスはロンドンのプロダクトデザインコンサルティング会社のイモアパウエルが巨大な飛行船「エアクルーズ」の設計プランを発表しました。

未来のラグジュアリートラベル、移動は“空飛ぶホテル”で

高さ約265メートルの縦型飛行船で乗員20人乗客100人まで搭乗できる。内部にはレストランやバー、ラウンジなどのスペースが設けられ、優雅な時間を過ごしながら時速100キロから150キロで移動できるそうです。

その推進力も太陽エネルギーによって動かせるという。たしかに大きな表面積があるのだから、そこに太陽電池を敷き詰めたら大きなエネルギーが得られそうだ。浮力も水素を使うので・・・水素!?

水素を使うのか!ヘリウムと違って大きなコストダウンにはつながるうえに、ヘリウムよりも軽い気体であるが。水素とヘリウムの最大の相違点は「燃える」ということ。1937年にアメリカ合衆国で起きたヒンデンブルグ号の爆発事故も大きな原因として水素を使っていたことが挙げられます。

優雅なホテル生活が想像できるホテルだけど大丈夫なのか心配です。

酒豪のコウモリ

ここ最近はお酒を飲むことで1日の終わりを感じるようになっています。お酒を飲める状態が「あー、今日はもう何もしないでいいのだ」と思えます。

そんなことからこんな話題。

コウモリは酒に酔ってもちゃんと飛ぶ

熱帯性のコウモリを研究したところ、常食の発酵した果実に含まれるアルコール分に酔っても、通常と同じように飛べることが分かったそうです。人間の場合でいうならば、運転の支障がないという例えられ方がされています。

さらにはコウモリの音波を測定して「呂律が回らなくなっていないか」も調べたところ、こちらのテストも通常と同じ結果がでたそうです。

とにかくお酒に強いということです。毎日毎食アルコールを接種してるとそうなってしまうのでしょうか。おそらく1世代だけではアル中になっておわりかもしれませんが、これが2世代、3世代につながっていくとアルコールの抵抗力がついてきちゃうのかもしれません。たしかにコウモリにとって飛べないということは移動が出来ない、つまり次の食料にありつくことができなかったり、捕食される危険性があるということでしょう。

それにしても、初代のコウモリは少なからずアルコールというものに触れて酔うということを覚えたのではないでしょうか。あのフラフラとしたコウモリの飛び方は、もしかしたら先代の千鳥足からきているのかもしれません。

紙風船上げ2010

今年も2月10日に秋田県仙北市で紙風船上げが行われたそうです。

ふわり「紙風船上げ」 仙北・上桧木内

去年に引き続き、今年も行きたかったのですがちょっと忙しくて断念しました。
和紙を主素材として大きいものでは11メートルになるそうです。

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去年見に行ったときは雪が少なく、風に煽られて山に落ちた紙風船の炎が木に移って明るくなっているのにも関わらす、イベントはスムーズに進めていて驚いたのを覚えています。雪に覆われていると大丈夫らしいのですが、今年は無事にできたのでしょうか。100年も続いているイベントなので続けていってほしいです。

仔ドラゴン

カラパイア
『真っ赤な翼を持つ「スマトラトビトカゲ(Draco taeniopterus)」の撮影に成功(インドネシア)』

飛ぶトカゲというところからトビトカゲという名前。まんまです。
肋骨が伸びて膜ができて、その膜を広げて滑空することができるそうです。

それにしても実際に見ないで話だけ聞いたら、架空の生物だと思うことでしょう。肌の色も質も膜翼以外は木肌のようで、しかし膜翼だけは真っ赤で所々に斑点が見られます。まさに物語に出てくるドラゴンの容姿。

さすがに羽ばたくことはできないようですが、木から木へと膜翼を広げて滑空します。ムササビやヒヨケザルの膜翼は前肢と後肢を繋いでいるので手足を広げることで膜翼を広げますが、トビトカゲの膜翼は翼だけがニョキっと生えています。それらを広げるというのはどういう感覚なんだろう。肋骨を広げることから、トビヘビに近いのかもしれない。

内蔵を守っている肋骨を広げるというのもリスキーなことだと思いますが、それでも飛んだ方が生き延びることができると思ったのでしょうか。
今も進化の過程だと捉えるならば、今後、トビトカゲの中にも羽ばたこうとするやつがいるかもしれない。羽ばたくことができ、もっと生存率が高くなって大きくなれば、もうこれはドラゴンでしょう。
もちろん、そのときには人間の形も立場もまったく違ったものになっているかもしれませんが。