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花火

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花火を見にいく。
映像のように、闇の点から広がったと思うと消え、また新しい花火が彩る。同じ空を見ているのに瞬間、瞬間で生まれる花火の形や色、動きによって、違った空のように思える。自分がいる場が瞬時に変わっていくようにも感じられるほど。残った煙が、花火によって瞬間瞬間に変容させられる空を繋いでいるように見える。

御岳の神代ケヤキ

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青梅市にあるケヤキを見に行った。
標高870メートルの御岳神社の参道を歩いていくと、崖の上に巨大なケヤキが見えてきた。
樹齢は1000年と言われ、樹高23メートル、周囲は8.2メートルの巨木だ。国の天然記念物にも指定されている。樹皮には大きな瘤があり、根元は非常に太い。急な斜面に生えているにも関わらず、広く枝を伸ばし日光を浴びていた。

徳島の観光1

本日は「空つなぎ」の準備もお休みして、ちょいと徳島観光をしてきました。
まず向かったのは鳴門の渦潮。
といっても、季節と時間が悪く、ぐるんぐるん回る大渦は見ることが出来ませんでした。
それでも、瀬戸内海から流れ出る水の流れは、海とは思えないほど激しいものでした。
なると

その後、鳴門から足を伸ばし阿波の土柱まで向かいました。
日が暮れかける時間帯でちょうどライトアップが始まるころ。
阿波の土柱

風雨の浸食により形成された不思議な地形は、世界三大土柱の一つに数えられているそうで、写真のものは波濤嶽と呼ばれているもの。
周囲には他にも数箇所点在しているそうですが、日も暮れていたために断念。

今回の制作に即座に影響するものではありませんが、その土地のものを食べ、その土地の風景を見ながら制作を進めるのは良いものです。

SL

群馬に行く予定があったので、そのついでにSLに乗ってきた。

SLは見たことはあったが、動いているのは見たことがない。ましてや乗ることができるとは。

チケットを買ってホームで待つ。線路の先を見つめていると、遠くから光が近づいてくる。そして煙が迫ってきた。汽笛を響かせてホームに入ってきた。想像はしていたが、その迫力に圧倒される。到着すると息を落ち着かせる深呼吸のようにシューっと蒸気を吐き出した。

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駅につくやいなや、SLに乗っていた鉄道ファンの人たちが写真を撮るために先頭へと猛進する。それに混ざってぼくも撮影に急ぐ。発車のベルが鳴ると、また車内へ走る。

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SLが駅を出ると、煙を吐きながら重く進んで行く。窓から外を見ていると、煙は後方へ残される。その風景がなんとも不思議だ。

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あっという間に下車駅に着いてしまった。

いつか、SLの気球を作りたいと思った。

越後妻有トリエンナーレ2012

先日、新潟で開かれた「越後妻有トリエンナーレ」を見に行ってきました。

十日町を中心に25km四方くらいの範囲に300点以上の美術作品が展示されています。車で数日間、巡っても全作品を見ることはできないほどの規模で、有名なアーティストから学生、地元の人も出品しています。

今回は小さなものを集積した作品に注目してみました。

■『No man's land』/ボルタンスキー

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ボルタンスキーの新作で、古着が山のように積まれており、巨大なクレーンが古着を持ち上げて空中で落とす動作を繰り返すインスタレーションです。心臓のような鼓動と古着を持ち上げるクレーンの音が会場に響いていました。玩ぶように古着を持ち上げ落とすクレーンの動きが怖く見える作品です。

■『再構築』/行武治美

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家の壁面に何百枚もの鏡を設置した作品です。家の内部では鏡が風で揺れ、多数の光の粒が揺れ動きます。

■『家の記憶』/塩田千春の家

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黒い毛糸で家の内部を張り巡らせた作品。毛糸越しに見える部屋は懐かしさを感じさせます。全長44kmにもなる毛糸を1週間程度で制作したそうです。

■もうひとつの特異点/アントニー・ゴームリー

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2009年に制作された作品で、無数のワーヤーが張り巡らされ、それらのワーヤーが交差する部屋の中心に、人の形が形成されています。

■『水上』/高橋士朗

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全長33メートルのインフレータブルアート作品。風で揺れていて「生きてるみたい!」と、見ていた子どもがはしゃいでいました。


越後妻有トリエンナーレの中心部の十日町駅付近の居酒屋に入ったときに、一人の客とお店のおばちゃんがトリエンナーレの話をしていました。「ボルタンスキーは良かった」と客が言うと、おばちゃんは「いやぁ、『最後の教室』(ボルタンスキーの前作)は暗くてねぇ、私ダメだったの」などという会話がなされていました。居酒屋のおばちゃんがボルタンスキーの名前を口にするほど町に浸透していることに驚きました。

「はらぺこあおむし」の気球

母校の高校で気球を飛ばすということを聞き、見に行ってきました。

僕たちが高校生のときは、毎年、学園祭の後夜祭で気球を飛ばしていたのですが、ここ数年間は後継者がおらず途絶えていました。それが、今年になってまさかの復活。今回の気球の形はエリック・カールの絵本「はらぺこあおむし」です。天気が心配でしたが、ポツポツと降っていた雨も、後夜祭が始まると止んでくれました。気温は16℃ほど。無風で最高のコンディションです。

畳んだ状態ではこのくらいの大きさです。広げるとブルーシートに入り切らないほどになりました。

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手前にある茶色の筒状のものが、青虫が顔を出すリンゴのヘタです。奥のグレーの筒状が青虫の触覚。中にヘリウム風船が入っています。ヘタだけでこれほどの大きさです。

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送風機で空気を入れると、ゆっくりと膨らんでいきます。

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ある程度膨らんだ段階でバナーを入れます。熱せられた空気で少しずつ浮力がついてきました。

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立ち上がったときに「パツッ!!」と弾けたような音が。バーナー口付近が破けていたので大慌てで補修します。
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青虫の頭にも空気が入り、ようやく全貌が見えました。思いのほか巨大です。

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ロープを送っていくと青虫が浮上していきました。

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50メートルほど浮いたところで停止させます。今までになくすごい浮力で大勢でロープに飛びかかり必死に押さえました。

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形がほぼ球体ということもあって、非常に長い間浮かんでいました。あとで確認すると滞空時間は約14分。これは歴代でも1番長く浮遊した気球です。

これを作った高校生のほとんどは1年生だそうです。もちろん気球を作るのも初めて。大きく破けるkともなく素晴らしいフライトでした。

年の間

明けましておめでとうございます。
今年もよろしくお願い申し上げます。

2013年になり、早速、近所の神社に行ってみました。

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神社から100メートルくらい離れたところから初詣客の列ができていました。

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境内では、ひょっとこやおたふくがお囃子に合わせて踊っていました。お囃子の音色を聞くとなんだかワクワクします。

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また、帰り道に別のところから太鼓の音が聞こえてきたので行ってみました。こちらはもっと小さな神社。大釜で温かい甘酒を作っていました。

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少し離れたところで、ひっそりと火を燃やしているひとがいました。

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なんだか不思議な光景だったので、なんの火か聞いてみると「お炊き上げ」の火だそうです。

年の終わりと年の始まりの二つの火がありました。

膨らむ玩具

車で街道を走っていると、前方に大きな物体が。
思わず車を停めて見に行く。

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空気で膨らまして、子どもが中に入って遊ぶ遊具だった。
モデルハウスで目を引くためにやっているようだったが、係の人は暇そうに座り込んでいた。

この膨らむ遊具は「ファファ」というらしい。余談だが「ファーファ」と画像検索するとシロクマがたくさんヒットする。「ファファ」と画像検索すると、シロクマとレッサーパンダがたくさんヒットし、数枚だけこの玩具がヒットする。それくらいマイナーなものになってしまったのだろうか。

子どものときには、デパートの屋上にある小さな遊園地などで(そういえば、あのような屋上遊園地もどこに行ってしまったんだろう)よく見かけた。
しかし、入った記憶が一度しかない。たぶん、入場料をケチられて入れてもらえなかったのだろう。

唯一、入った記憶は産業祭のようなイベントでゴリラの形だった。長蛇の列が出来ていて、前に進むたびに大きさが増して見えるゴリラに多少怖さを感じた。たしか、ゴリラのポケットから入るようなデザインになっていて、ポケットが開いた瞬間に内側から強風が吹いてきて無茶苦茶ビックリしたのを覚えている。

その驚きが強く、中で遊んだ記憶がほとんどない。
ただ他の子が跳ねていて、とても楽しそうだった。

所沢のスカイツリー

所沢にもスカイツリーがあることを聞き、見に行ってきました。

デイリーポータル
『所沢にもスカイツリーが建った』

所沢にある北野中学校の近くに、30周年の記念で建てられた50分の1のサイズのスカイツリーがあるそうです。場所を調べてみると、よく通る国道のすぐ裏。こんな所にスカイツリーがある話は初めて聞きました。

早速、行ってみると、、

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あった!

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これはどう見てもスカイツリーです。

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下から見ると結構、迫力があります。

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ちなみに、こちらは東武ワールドスクエアにある25分の1のサイズのスカイツリー。

素材が竹で作られているせいか、味わいがあります。

「中学生にもすげーなーって思わせたかった」という大人のプライドで建ったことが面白い。
僕が見ている間にも、数人の人が写真を撮っていました。

また、夜には本物のスカイツリーのように「雅」「粋」「凛」というテーマでライトアップしているそうです。

今度は是非、夜に行ってみよう。