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低迷中

今週13日に小学校で飛ばす気球のアイディアをだしているが好転しない。
午前中に紙に絵を描いたり色を塗り、午後から貼り合わせをして14時半に飛ばす、という枠で考えているのだが、何かもう一工夫欲しい。

子どもが体を動かすように大きな絵を描く場をつくる、ということだけでも楽しいのかもしれない。ただ、絵を描く面白さ、空に飛んだものを眺める面白さだけでなく、想像できる余地が足りない。

例えば、『ソラニラクガキ』はタイトルのとおり、地上でラクガキをした長方形の紙が立体になり、空に浮かぶことで空に絵を投影したような想像ができる。『ソラフミ』は、数々の足跡が空にスタンプを押すようなイメージを持っていた。

同じような行為でも、ほんの微かなことで変わるはずなのだが。

今週末のプラン決定

今週13日に制作、フライトを予定している企画を練る。今回のように直前まで何を作るか決まらないことは初めてだ。これまで考えた数々のプランを見返すが、やはりいい案がまとまらない。

メンバーのひとりと話していて、フライト時に集まった子どもたちと一緒に気球を手放す案が浮かんだ。数年前に秋田の紙風船上げ祭りを見に行った。バーナーを入れるリングを大勢の人が持ち、かけ声とともに紙風船を飛ばした記憶が過る。

午前中に描いた絵が内側になるように円柱型に貼り合わせ、子どもたちと手放す企画をやってみたいと思った。

問題になるのが安全面。バーナーを使うのでリングを大きくし、子どもとバーナーをより遠ざける必要がある。しかし、リングが大きいということは内部の熱気も逃げやすくなるということだ。そのバランスが難しい。

写真は紙風船上げのテイクオフ直前。(リングは直径3メートルほどだった)2012_5_8.jpg

ようやく準備開始

昨晩決まったプランの気球制作に向けて準備を始める。具体的にどのような形がベストか考えた結果、直径8メートル、高さ4メートルの円柱状の気球を作ることとなった。上面、底面の円形は透明なビニールを使用し、側面はグラシンペーパーを用い絵を描く予定だ。

13日当日には、午前中に色を絵を描くので側面を展開した形、約25メートル×4メートルの大きさの紙を貼り合わせておく必要がある。

いつもの小さい作業部屋で新聞紙ほどの大きさのグラシンを2人でひたすら貼り合わせる。6畳ほどのスペースを紙で敷き詰めるような作業が続く。

ビニールとの対話

昨晩、13日に行うイベントの総会議があった。

イベントは10時に開会し、それに合わせて子どもたちが来場する。なので10時までに絵を描ける場、紙と絵具や水を準備しなければならない。

今回の気球の形状は円柱型で、側面はグラシン、円形の上面と底面はビニールで作成する。紙製の側面は昨日作ったのだが、当日の時間を考えると、上底面となる直径8メートルの2つの円も準備をしていったほうがよさそうだ。

ということで、0.02ミリ厚、95センチ幅のビニールを貼り合わせていく。グラシんと違ってとても貼り合わせづらい。ビニールを使い始めたのは2010年からの『海月』からだ。そう思うとビニールとの付き合いはまだ2年だけ。貼り合わせる段階で、まだビニールの性質を理解していないように感じる。もっともっと素材と話さないといけないと思う。

0.02ミリのビニール

13日に飛ばす気球は直径8メートル×高さ4メートルの円柱で、上面、底面の円をビニールで制作している。ビニールという素材がまだよくわかならい。

というのも、今年3月に飛ばした『かげから』は、ほぼビニールだけで作られていたが、フライトでは予想外に浮力が得られなかった。
それはたぶんビニールの重さにあると思う。グラシンと比べて重さが倍近くもある。『かげから』では005ミリのビニールを使った。

なので、今回は0.02ミリのビニールを使ってみることにした。強度的には弱いが、重さが半分になるのは大きなメリットだ。厚みが違うとテープで貼り合わせる感覚も違ってくる。別の素材のように感じる。この0.02ミリの厚みが熱を蓄えてくれるとを祈っているのだが。

5月13日『色+色(イロトイロ)』のフライト告知

今週の日曜日、5月13日に東村山市廻田小学校で行われる『第36回子どもまつり』で、気球『色+色(イロトイロ)』の制作、フライトを行います。
お誘い合わせのうえ、是非ご参加ください。

■第36回東村山子どももつり
場所:東京都東村山市 廻田小学校
日時:2012年5月13日(日) 10:00~15:00(フライトは14:30を予定)

大きな地図で見る

午前中、4メートル×25メートルの紙に、子どもたちが絵を描きます。絵で色とりどりになった紙を午後から円柱型に貼り合わせ気球にし、14時半に子どもたちと一緒に飛ばす予定です。

※ 雨天の場合は、体育館で他の企画を行います。また、強風の場合はフライトが中止になることもありますのであらかじめご了承ください。

※ 車でのご来場はご遠慮ください。

※ 子どもまつりに来場するにあたり、入場料として100円のバッジを購入して頂いています。バッジの売り上げは、子どもまつりの運営費として使わせて頂いています。

※会場は小学校ですので禁煙となっています。


主催:東村山子どもまつり実行委員会
後援:東村山市東村山教育委員会・社会福祉協議会・東村山市立小・中学校PTA連合協議会

フライトしました

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本日、『色+色』の制作、フライトをしました。

子どもたちが描いた絵を、子どもたちが持ち、一斉に空へ放ちました。
わずかな時間でしたが迫力のあるフライトを見せてくれました。

手伝ってくれた中学生、保護者の方、本当に有り難うございました。

『色+色』のフライト報告

13日の『色+色』の報告です。

お祭りの会場となった小学校に4メートル×23メートルの紙を持っていきました。

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この紙に絵具で子どもたちが絵を描いていきます。

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子どもたちがたくさん集まってくると、「黄色がいい!」「赤ちょうだい!」「黄緑!」など声がかかります。絵具を渡すのも大忙しです。ボランティアの中学生が頑張ってくてました。

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12時になり絵を描くのは終了。ここからが時間との勝負になります。
14時半からのフライトに間に合わせるため、紙の補修と補強、円柱型に貼り合わせる作業に急ぎました。

作業中も風が吹き、補修したあとから紙が煽られ、破け、また補修の繰り返しで、なかなか完成に辿り着けません。写真を撮る余裕がまったくありませんでした。

14時半に気球が完成し、今回の企画の重要なポイントである、子どもたちが絵を見合いながら気球を空に送るために、フライトについて子どもたちに説明をしました。

送風機で空気を送ると気球になった絵は、みるみる膨らみ始めました。バーナーを入れ、気球が立ち上がり、子どもたちが気球を支えます。

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円柱の内側に絵が描かれてあり、気球を支えながら絵を眺めました。気球が飛び立てるほど浮力を持ち、

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「3、2、1!」の合図で手を話すと、勢いづいた気球は空に舞い上がりました。

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その瞬間、風が吹き、空中で絵は花火のように散り、わずか1分弱で子どもたちの上に降りてきました。

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みんな気球の中に潜りこみました。

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僅かな時間でしたが、みんなで空に送るということができました。

ふくらむからのお願い

13日のフライトを見にきてくださった方々にお願いがあります。

ふくらむが制作している気球は一度だけフライトするものがほとんどで、保管することも難しく、写真や文章の記録にのみ残すことができます。

今回5月13日に行った『色+色』は、とくに制作に忙しく、写真を撮ることができませんでした。

なので、もし写真を撮ってくれていた方は、

fukuramu@gmail.com

に、写真を送ってくださると嬉しいです。

ブログや記録集などにも使わせて頂くことがありますので、それが嫌な場合、もしくは名前の記載を希望する方は、その旨を添えてご送信頂ければと思います。

どうか、よろしくお願いします。