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冊子のコスト

ふくらむを紹介するための冊子を作ろうとしているが、そのコストがけっこうかかってしまいそう。さらに厄介なことに今使っているプリンタの調子が悪い。

冊子はカラーで20頁のものを50部ほどに考えているのだけど、プリントから製本までを業者にしてもらうと、だいたいの平均価格が一冊1200円~3000円ほど。

出力サービス印刷だと印刷代のみで一冊約900円~1200円。(片面印刷)

プリンター(20000円)を購入した場合、インク代(6000円×3個)と紙代(435円×4袋(250枚入))を含めて、印刷代のみで一冊約800円。

製本だけ業者にやってもらうと1冊約300円。

要するにどれもほとんど変わらない。製本は自力でやると15000円安くなる。やっぱり手製か。

表紙の紙

昨日に引き続きドキュメント冊子について。
本の中に使う紙もさることながら、表紙の紙質や厚さ、値段を検討。

ホームセンターで紙を2種類買う。
ひとつは一枚21円。
もうひとつは31円。

わずがな差なのだが、一冊につき20円の差額。50部つくると1000円。
塵も積もれば、というやつか。本って高い。

中学生の携帯普及率

携帯電話を持つようになってからどれくらい経ちますか?

自分を例に考えると今年で9年目。浪人2年目に購入してから少なくとも1日3回は手に取るとして、およそ10000回以上は開いている計算になる。

携帯電話が普及して、「携帯」という意味も変化している。辞書で引いてみると
1、身につけたり、手に持ったりすること。
2、「携帯電話」の略
と解説されている。

ふと、現在の中学生の携帯普及率とはどんな様子か気になり調べてみた。

Benesse教育研究開発センター
調査データクリップ!子どもと教育

このサイトによると、2005年の小学校4年生から高校2年生までのおよそ1500人を対象にしたアンケート結果では、中1では35%、中2では46%、中3では54%、高校生になると90%を超える普及率。
地域によっての差は中学生が大都市では63%、中都市では40%、郡部では33%、高校生になるとどこでも90%以上。

実際、中学生に普及率を聞いてみても「半分は持っているんじゃなかな」というから間違ってはいないデータだろう。しかも2005年のデータなのでここ5年間でもっと普及率は増していると想像できる。

自分が中学生だった頃と比べるのはナンセンスだが、10年前の高校生のときですら、携帯を持っている人はクラスに数名だったことを思うと、10年の間にどれだけ中高生の身近なものになったのかが実感できる。今年の夏に話題となった映画『告白』でも携帯が重要なアイテムとして扱われている。

上サイトのデータで気になるのは利用目的。中学生になると、電話よりメールの方が2倍以上多い。どこでも文字が発せられるからこそ、言葉の重要性が高まっているように思う。

紙風船まつりはどこからきたか

明日は秋田の上桧木内の紙風船上げです。
5mほどの和紙製の無人気球を飛ばすお祭りは日本だけでなく、台湾、ミャンマー、タイでも行われています。特に、タイのコーム・ローイまたコーム・ファイは1000以上の紙風船が打ち上げられるので有名です。日本の紙風船まつりは平賀源内がオランダを経由してパリの気球をヒントに作ったものなのか、またはアジアから伝わったものなのか調べているところです。

紙風船はアジアが中心だと思っていたのですが、先日読んだ。『ナスカ気球探検』という本にはペルーに住む原住民が飛ばしていたという記録があると書かれていました。これがアジアから伝わったものなのか、独自に発生したものなのか興味深いところです。

南砺ふくみつ雪あかり祭り・紙風船の始まり

日本の紙風船上げについて調べてきて、秋田や山形については、いつ頃から始まったのか書かれていますが、富山についてはそれが分かりませんでした。富山と言えば薬です。かつて薬を売っていたときに、子どもに向けて「おまけ」として正方形の紙風船を渡していました。そこから富山で紙風船上げをすることになったのではないか、と想像していたのですが、いざ聞いてみると意外な答えが返ってきました。

南砺ふくみつ雪あかり祭りで、受付の人に話をすると、「そういうことならこの方から聞いてください」と、祭りに詳しい人を紹介されました。(おそらく南砺市商工会の会長)

この祭りは1999年から始まって今年で12回目だそうです。思いのほか最近始まった祭りです。さらに、薬との関係について訊いてみると、
「いやいやいや。」と手を横に振りながら言い、こう続けました。
「まえにね、秋田県の人と材木の流通の関係があってね。秋田で紙風船飛ばしてるのを聞いて、『こりゃ、面白い』ってことで始まったの」

ということで薬やおまけの紙風船とはまったく関係ありませんでした。
やっぱり、日本の紙風船上げは秋田につながっているようです。

家紋

私事ですが、先日、お墓参りに行きました。
墓地には仏教のお墓やキリスト教のお墓や、どこの宗教か分からないお墓があり、そこに彫られている文字も「~家之墓」や宗教上の言葉や、「愛」などさまざまですが、ほとんどのものに家紋が彫られています。

僕も自分の家の家紋は、墓石に彫られているのを見て知りました。三羽の鳥です。家紋を調べてみると「頭合わせ三つ雁金」という家紋だそうです。

2011_3_10_01.jpg家紋サイト「家紋の湊」

それまで「家紋」というものを意識したことがなかったのですが、たくさんの家紋を見ていると、スゴいデザインだと思いました。2色だけで、よくここまで図案を考えたものだと。そしてどれをとっても格好良さがあります。家紋を考えるデザイナーもいたのかもしれません。

紙製パーテーション

先日、避難所でのパーテーションについて書きましたが、ニュースで、板茂という建築家がすでに福岡県西方沖地震のときに提案したパーテーションが紹介されていました。

体育館などの避難所のプライバシーを確保する簡易パーテーション「避難所用 簡易間仕切りシステム」

紙製のハニカムボードを敷き、紙製のポールを建てて布で仕切るというものです。短時間、低コストで手に入れられる素材として紙が選ばれているそうです。
他にも板さんは、紙でできた建築物を作っています。

イチゴの種

ヒョンなことからイチゴを育てる環境に行くことが多くなり、イチゴの成長を目にする機会が増えました。

2011_5_16_01.jpg種類にもよると思いますが、およそ3枚ずつの葉と5枚の花びらを持ち、授粉すると花びらを散らせながら、雌しべが生えている部分(子房)が膨らんでいきます。しばらく経つと、イチゴの大きさになってきて緑色から黄色、黄色から橙色、そして赤くなってきます。

イチゴの表面に見えるつぶつぶが、そう果というもので、おそらく雌しべとそう果の数は同じなのでは、と思います。意外なのが、この種のように見えるイチゴの表面のつぶつぶが果実ということ。食べている赤い部分は「花托(かたく)」と言われる雌しべや雄しべのクッションのような部分だそうです。肝心の種は、というと、表面のつぶつぶの中に入っているのが種だそうです。

このように花托が膨らむものを「偽果」というそうですが、リンゴやナシ、スイカやバナナも偽果だそうです。リンゴの本当の果実は、普段食べない芯の部分。
まあ、食べれればいいということですが、構造的に見ていくとここまで違うんですね。

イチゴのつぶつぶの数

昨日、イチゴの表面のつぶつぶと、雌しべの関係性について触れましたが、実際のところどれくらいの数なのだろうと疑問に思い、イチゴの種(ではないけれど)の数を数えてみました。

3センチほどの熟したイチゴの表面からつぶつぶをひとつずつとり、数えていきます。

ポロッと取れるかと思いきや、カッターの先で突いてもなかなか取れません。つぶつぶから生える維管束という筋を切らないと外れなということが分かり、非常に細かい作業が続きます。

2011_5_17_01.jpg指先は真っ赤になり、赤い汁が手首まで垂れてきます。イチゴの種(ではないけれど)を数えていることを知らない人が見たら、完全にヤバい状況です。

2011_5_17_02.jpgそして、結果。

全部で197個ありました。

これから若い実のつぶつぶを数えてみます。

イチゴのつぶつぶ再度カウント

完熟したイチゴのつぶつぶを数えてみたところ、3センチほどの大きさのイチゴで197個ありました。

もっと若い実の場合ではどうだろう、と思い、まだ緑の1センチほどのイチゴのつぶつぶを数えてみました。
完熟したイチゴち違い、つぶつぶがギュっと密集しています。そしてもっとつぶつぶが取れない・・・

カッターの先でほじくるように、つぶつぶを一粒ずつ取ってテープで貼っていきました。

2011_5_18_01.jpg数えてみること2時間近く。合計すると249個ありました。
もちろん個体差があると思いますが、完熟イチゴと比べて約50個多い。この差は個体差なのか、育っていくと減っていくのか。
こうなると、もっとさくさんのイチゴを調べてみる必要がありそう。