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デモフライト

2分の1の模型を飛ばす。

中学生が下校する時間に行って準備する。空は今にも雨が降りそうな天候。
破く実験もまだ成功していないので試す必要がある。

見に来た中学生たちに破くためのロープを持ってもらい、バーナーを入れて立ち上げる、が。

「あ、とれた、、、」

中学生が持っていたロープが気球からヒョロっととれてしまった。
気球が小さく上部についてたロープが熱で溶けてしまったらしい。
うーん、しょうがない。

破くテストはできなくなってしまったので、気球だけ飛ばそう。
メインロープを数人の中学生が持って、リングから手を離す。

「ロープゆるめてー」

そう言うとみんなが離してしまった。
どんどん昇っていく気球。また数年前のロープが切れて飛んでいってしまった絵が浮かぶ。

「ロープとって!!」

と言うと同時にロープの最後にいた女の子が手を離さず、とどめてくれた。

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久しぶりに危機感を感じるフライトだったけど、参加してくれたみんなには楽しんでもらえたみたい。
まぁ、多少危ないほうが面白いね。

風船300個、膨らますのにどれくらい?


ヘリウム7000Lで12インチの風船が約350個ほど作れるらしい。
今までに実験で使ったヘリウムは風船十数個分。当日作る風船の数は300個ほど。

予定ではヘリウムをもう一本借りるつもりだったけど、ヘリウム7000Lで約2万円もかかってしまう。ということで1本で足らせてしまうことにした。

けど、ヘリウムを充填する口も一カ所となるので、風船を作る時間も2倍かかってしまう。そこでひとつの風船を作るのにどれくらい時間がかかるかを実験してみた。

ヘリウムを入れるのには大した時間はかからない。5秒もあれば充分。しかし風船の口を結ぶのが大変。10秒はかかる。無理矢理結ぼうとすると割れかねない。そこで、ヘリウムを入れる人と結ぶ人を分けることにた。そうすると1分で10個はできるんじゃないかな。30分で300個できる。。。そんなうまくいくのかな。

気球のセロハンテープ

今日から3日間、制作が続きます。

グラシン紙を貼り合わせる本当に地味な制作。静かな部屋にセロハンテープの音が響きます。
気球作りの場合、一日で一人一本は使ってしまいます。ひとつの気球で十数本くらい。

日常生活では一本のセロハンテープを一人で使い切るのにどれくらいかかるのだろう。あまり使い切ったということが無いようにも思う。郵便物に封をしたり、袋の口を塞いだり、メモを貼ったり、壊れたもののちょっとした修理だったり、とにかく便宜的に使うことが多いように思います。

今回の気球の場合、フライトは1回しかできません。簡易的な素材ではありますが、それが終わるまでは絶対に剥がれてはいけないのです。気球のフライトとともに役目を終える。それが気球のセロハンテープです。


ふくらむではこのセロハンテープを主に使用しています。

セロテープ No.252 15mm×35m No.252セロテープ No.252 15mm×35m No.252

by G-Tools

気球完成

昨日紙貼りが終わり順調に制作が進んでいます。

今日気球が完成すると明日テストフライトができます。そこで新素材が破けるかどうか試したい。
ということでかなり慌ただしい日になってしまいました。

昨日貼り合わせた紙に展開図をマーキングしてカットします。これが時間がかかる作業。そしてここで間違えてしまうと気球の形が変わってきてしまうので慎重に印を付けていきます。

午後からは展開図同士を貼り合わせて袋状にしていきます。ほかにも補強用のテープを貼ったりと地味な制作がひたすら続く、まるで修行のよう。ようやく気球が袋状になったのが午後6時半を回ったろことでした。おつかれさまでした。

テストフライト2

気球を終え、テスト飛行を行う。
気球の中に風船を入れて本番さながらに空中で気球を破くテストをする。

最初の破くテストは大失敗に終わり、前回は破く前にロープがとれ、今日は今回の企画で開発された特殊な素材を試せるチャンス。ここできれいに破けてくれないと本当に困ってしまう。
バーナーを入れて立ち上げる。この前のテスト飛行では気球内で風船が対流を起こしてバーナー口へ降りてきてしまった。なので今日は弱火でバーナーを入れみる。すると若干の動きはあるが下がってくることはなかった。

気球を飛ばして破くためのロープを引っ張ってみる。前回のようにググッと気球が下がったが、ついに4カ所中1カ所がきれいに破けてくれた。
もちろん、本番は全4カ所が破けなくてはならないが、ひとまず破けたことは確か。やっぱり新素材が効いたみたいだ。

フライト当日のスケジュール

28日のフライトのため、当日の段取りを考える。
毎回こまかーく考え、すべての事柄を書き出しておくのだけど、いざ本番になるとスケジュール通りに進むことはずないもの。かと言って何も考えないで臨むとエライ目を見るのは以前経験している。
なので、思いつくことはすべて書いて、本番ではその通りに行わないという姿勢をとっている。そうすると意外とうまくいくものだ。

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風船はいつまで飛んでるの?

風船にヘリウムを入れてみてどれくらい浮いてられるか確かめてみる。
今までにも何度か風船にヘリウムを入れてみたけれど、実際にリリースする風船で試したことがなかったのでメッセージも付けて実験してみた。

12インチ(20L)の風船の重さは約3g。
メッセージ(A5)の重さは約4g。

ヘリウムの浮力を1Lで1gと考えると12インチの風船に余裕を見て11インチ分(14L分)を入れた浮力は、14g-7gで7gの浮力になるだろうと考えていた。
ただ風船の表面からヘリウムがどんどん抜けていくので浮力はみるみる減ってくはず。それでいざ浮遊時間の実験!

朝9時半。風船にヘリウムを入れる。手紙も付けて天井に置いて(?)おく。そして2時間後、風船はまだ天井にあるが持ってみると、、、れれ?浮力がほとんど無い!手を話すとかろうじてゆっくりと上がっていく。
当日は午後2時からヘリウムを入れ始め6時にフライト予定。4時間以上、、う~ん、やばいいっ。ヘリウムを入れる時間を遅らせるしかないかぁ、と思いつつ、とりあえずいつまで浮遊してるか限界を測るためそのままにしておいた。

で、その結果は!・・・

な、ない。無いっっっー!!
天井に無い!慌てて床も見てみるがまったくない。メッセージもない。なんも無い。実に不思議だ。
色々探してみたけど結局どこにも見当たらなかった。誰かが持っていったのかな。

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