設計の仕上げ
設計完了
時間に追いつめられる
3月23日に飛ばす気球 第13回目
つぼみの壊し方
設計が全て終わり、制作の準備が整ったのだが、大きな課題がもうひとつ。
今回の人型の気球の企画の重要な点は、人が持っている「つぼみ」が「壊れ」、「春がこぼれ落ちていく」という演出。
その「つぼみ」をどのように壊すかが難題だ。
イメージとしては、「1年間、大切に持っていたつぼみが、劣化するようにして壊れ、その中にとじ込まれていた春が溢れる」というものだ。
つぼみが壊れると見える仕掛けをどのようにしたら作れるだろう。
今回の人型の気球の企画の重要な点は、人が持っている「つぼみ」が「壊れ」、「春がこぼれ落ちていく」という演出。
その「つぼみ」をどのように壊すかが難題だ。
イメージとしては、「1年間、大切に持っていたつぼみが、劣化するようにして壊れ、その中にとじ込まれていた春が溢れる」というものだ。
つぼみが壊れると見える仕掛けをどのようにしたら作れるだろう。
問題から課題へ
2月も最終日になり、明日から3月へ。
23日のフライト日が近づくにつれて、制作やフライト工程のイメージが頭を駆け巡る。
制作は間に合うのか。
色彩はどうするのか。
つぼみをどうやって開くのか。
漠然とした問題を、それぞれ具体的にしてくことから「問題」から「課題」へと繋がり、「解決」へ導かれるのだと信じているのだが、、、。
23日のフライト日が近づくにつれて、制作やフライト工程のイメージが頭を駆け巡る。
制作は間に合うのか。
色彩はどうするのか。
つぼみをどうやって開くのか。
漠然とした問題を、それぞれ具体的にしてくことから「問題」から「課題」へと繋がり、「解決」へ導かれるのだと信じているのだが、、、。
つぼみの分解方法1
風船がこぼれ落ちる「つぼみ」の仕掛けを考える。
この「つぼみ」は、4メートルほどの大きさで、つぼみの形状をし、中に風船が入っている。
理想は、花びらを散らすようにつぼみが壊れ、中の風船がこぼれ落ちる見え方だ。
要するに、つぼみは、壊れてほしくないときには中に詰まった風船を包み、何らかの動作で、つぼみを分解ししたい。
つぼみを紙で作り、ロープを付けて引っ張ると紙が破れる、という考えで、2009年の『記憶の種』で実験をしたが、破れる前に気球自体が下がってしまった。最終的には、縦に引き裂かれるテープを作り、分割したいラインにそのテープを用い、つぼみを割った。
今回の課題は、「割る」のではなく「空中分解」。
これが意外と難題だ。
この「つぼみ」は、4メートルほどの大きさで、つぼみの形状をし、中に風船が入っている。
理想は、花びらを散らすようにつぼみが壊れ、中の風船がこぼれ落ちる見え方だ。
要するに、つぼみは、壊れてほしくないときには中に詰まった風船を包み、何らかの動作で、つぼみを分解ししたい。
つぼみを紙で作り、ロープを付けて引っ張ると紙が破れる、という考えで、2009年の『記憶の種』で実験をしたが、破れる前に気球自体が下がってしまった。最終的には、縦に引き裂かれるテープを作り、分割したいラインにそのテープを用い、つぼみを割った。
今回の課題は、「割る」のではなく「空中分解」。
これが意外と難題だ。
つぼみの分解方法2
風船がこぼれ落ちる「つぼみ」の仕掛けを考え中。
空中で分解させなければならないため、外すことを前提に考えられている接続方法を挙げてみる。
・ボタンのようにフックを引っ掛ける構造
・蝶番のシャフト部分のような構造(縫う)
・蝶結びのような、引き解ける結び方
・ボルト、ナットのような回転すると外れる構造
・マジックテープ(ベルクロテープ)
・クリップのように挟む構造
・磁石
・吸盤
・ファスナー
・熱を加えると変形するような形状記憶素材
・ミシン目
・絶妙な粘着力の接着剤
・がま口
条件は、
▷ 動作が与えられるまでは接続していること
▷ 微かな力で外れること(紙を破く力より少ない力)
▷ できれば、テープを剥がすような「順に外れる」のではなく、全体的にパーツが分解されること
▷ 重くならないこと(全体で300~500グラム程度)
▷ 遠隔操作が可能なこと
このような条件で外れる接続方法がこの世にあるのだろうか。。
空中で分解させなければならないため、外すことを前提に考えられている接続方法を挙げてみる。
・ボタンのようにフックを引っ掛ける構造
・蝶番のシャフト部分のような構造(縫う)
・蝶結びのような、引き解ける結び方
・ボルト、ナットのような回転すると外れる構造
・マジックテープ(ベルクロテープ)
・クリップのように挟む構造
・磁石
・吸盤
・ファスナー
・熱を加えると変形するような形状記憶素材
・ミシン目
・絶妙な粘着力の接着剤
・がま口
条件は、
▷ 動作が与えられるまでは接続していること
▷ 微かな力で外れること(紙を破く力より少ない力)
▷ できれば、テープを剥がすような「順に外れる」のではなく、全体的にパーツが分解されること
▷ 重くならないこと(全体で300~500グラム程度)
▷ 遠隔操作が可能なこと
このような条件で外れる接続方法がこの世にあるのだろうか。。