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ショクダイオオコンニャク開花速報

この前、小石川植物園でショクダイオオコンニャクが19年ぶりに開花しましたが、鹿児島県のフラワーパークかごしまにあるショクダイオオコンニャクは、本日2日、午前8時半に開花し始め、17時にはほぼ開いた状態になったそうです。

開花予想日は7月30日だったのでスタッフの方々もそうとう待ちわびていたのではないでしょうか。高さは242センチメートルもあるそうです。明日8月3日の夜間開園は20時までだそうです。臭気も測定しているようです。

赤塚不二夫さん三回忌

昨日、漫画家の赤塚不二夫さんが亡くなってちょうど2年が経ちました。

読売新聞
浅野忠信、堀北真希 赤塚不二夫さんの三回忌に“シェー!”

来年のGWに赤塚不二夫さんの漫画人生を映画化した『これでいいのだ!!映画★赤塚不二夫』が上映されるらしい。赤塚不二夫役は浅野忠信が演じるそうだ。意外に合いそうで楽しみ。原作は長年、赤塚さんの編集担当を勤めた武居俊樹さんの『赤塚不二夫のことを書いたのだ!!』。武居さんといえば、赤塚さんの漫画にもオカマのようなキャラクターでたまに登場している。

世間で「ドラゴンボール」が大ブレイクしていた時代に、僕は「赤塚不二夫」にどっぷりとハマッてしまい、今もなおその渦から抜け出せないでいる。何度漫画を読んでもやはりすごい人だなぁと関心してしまう。

最後に『赤塚不二夫のおコトバ』から
赤塚さんが娘のりえ子さんに言った言葉

「人に自分が何をやっているのか言う必要はないの。ただ、やればいいんだよ。」



反省しなきゃいけないことがいっぱいあるなぁ。

平安時代の落書き

朝日新聞『平安人の落書きって… 当麻曼荼羅厨子の板を初公開


約50年前に発見された当麻寺の国宝・当麻曼荼羅厨子(まんだらずし)に描かれた落書きが初めて一般公開されたらしい。約1200年前に厨子の制作に従属した工人が描いた可能性が高いそうだ。

ひっそりと描いたものが1000年以上も見つかること無く、現代になって悪事がバレて、その悪事が1000年発見されなかったことで展示されるほどのものになってしまうというのが面白い。描いた時代に見つかっていたら、けしからんなどと言われながら消されていただろう。

それにしてもこの落書き、画風が妙に新しいようにも見える。特に下の絵はデフォルメされていて、本当に平安時代に描かれたものなのだろうかと思うほどだ。

トリケラトプスが無くなる!?

数日前に『ヘリウムが消える!?』という内容を描いたが、なんと今度は、あのトリケラトプスが消える可能性があるという。

ギズモード・ジャパン
トリケラトプスが教科書から消える?

トリケラトプスと言えば、恐竜図鑑などでもおなじみで、しばしばティラノサウルスの対戦相手として描かれる人気恐竜のひとつ。そのトリケラトプスが実はトロサウルスの子どもの姿に過ぎないという発表がされたようだ。つまり同種。どちらかの名前で一本化すべきでは、という話も出て来ているらしい。

・・・・とあるが、調べてみると同種説の議論は以前からあったようだ。同種だとすると国際動物命名規約では最初に記載された名を有効とする決まりになっていて、トロサウルスが消えてトリケラトプスにまとめられるそうだ。

風力で風速より早く走るエコカー

ギズモード・ジャパン
風力発電なのに風よりも速く疾走するレーシングカート(動画)

風力発電で走るエコカー研究プロジェクトの『SWFTTW』が風速約32キロメートルの風で時速約80キロメートルで走行するエコカー記録を打ち立てたそうだ。

電力の元となる風速の3倍近くの速度が出たというから驚く。

よーく動画を見ると、プロペラの形は向かい風の状態で、機体を正面から見たとき左回転するようになっているが、走り出すときには追い風なのに左回転をしている。スピードが出てからは追い風になっているが、やはり始めは電力が必要なのだろうか。

テオ・ヤンセン1

昨日書いた「風力エコカー」を見てテオ・ヤンセンを思い出した。
テオ・ヤンセンとはオランダで活動している、風で歩く作品を制作するアーティスト。以前は東京でも個展をし、生き物のような歩き方をする機構で話題になった。



オランダは北海からの風が強く、そのため風車が発達した国。その風を利用して歩く生命体をつくり出している。
「歩く」他にも羽根を羽ばたかせる生物や、風で飛ばされない要に自らを杭で地面に打ち付ける生物など何種類もの生物を制作している。

テオ・ヤンセン2

昨日に引き続きテオ・ヤンセンについて。
4年ほど前にオランダのイッペンブルグにあるテオ・ヤンセンさんのアトリエに行ったことがあった。

アトリエは丘の上にある。周辺には彼がつくった「生物」がいた。そこに一人の黄色い雨具を着た男性が。思わず「テオ・ヤンセンですか?」と聞いてみた。今思えば「ミスター」くらい付けるべきだったと思うが、ヤンセンさんは悪い顔をせず「そうだ!」と答えた。驚きと感動ではしゃいでしまう。
アポ無したのだが、ヤンセンさんは英語もままならないアジア人を暖かく向かえ、さらに「生物」にコンプレッサーで空気を入れ、動かしてくれた。目の前に「生き物」の足がワシャワシャと動き、津波みたいに押し寄せてくる。

左右に走り回りながら巨大な「生物」を気遣う。「作る」ではなく「育てる」という姿だ。
自らが育ててきた「生物」にも、どこの国だがわかない他者にも暖かく接する。それがヤンセンさんの印象だった。

テオ・ヤンセン3

歩く生物をつくっているテオ・ヤンセンについて3日目です。
おととい『テオ・ヤンセン1』
きのう 『テオ・ヤンセン2』

今日はオープンアトリエに行ったときの話。

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イッペンブルグの丘の上に彼のアトリエはある。大きな生物の割にアトリエはそれほど大きくない。パーツをアトリエで作り、組み立ては外で行っているようだ。オープンアトリエには取材人を含め、20人から30人ほどの人が来ていた。

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歩く機構を説明する模型が作られていた。写真の最も右にある主軸が回転すると、一番下の足となる点が鉛筆で描かれた動きをする。実際には主軸を回転させることで足を動かすのではなく、人や風が押すことで足が動いているようだ。

テオ・ヤンセン小さい生物
比較的小さいタイプの生物もいて、手で押せるようになっている。地面は細かい砂なのだが車輪とは違って軽い力で動かすことができる。

テオ・ヤンセン空気を貯める
生物の多くは直径2センチほどのプラスチックチューブとそれらを組む結束バンド。空気を送るゴムチューブ、空気を貯めるペットボトル、そして縮む筋肉の役目をするゴムでできている。コンプレッサで肺となるペットボトルに空気を入れて呼吸するような音を立てながら歩く。そのたびに走り回るヤンセンさん。とにかく走る人だ。

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フェンスには今までの試作部品があった。化石のように今まで進化を遂げて来た苦労が見えてくる。
今後も生物が増えていくについれて、このような化石たちはもっともっと増えていくんだろう。



2010年9月現在は韓国のソウルで個展をしているようだ。

『君に届け』試写会

今月25日から上映される『君に届け』の試写会に行ってきた。試写会の抽選に当選したからと突然誘われ、原作も分からないまま映画館に足を運ぶ。500人ほどのシアターは満席。8割以上が10代ほどの女性。まわりを見ると年齢的にも性別的にもビジュアル的にもちょっと気まずい気分になる。

少女漫画にはまったく関心を持ったことが無いのだが映画は結構楽しめた。主演の多部未華子は役柄にフィットしていて無理がなく、三浦春馬は映画中の台詞の「爽やかでできてる」という言葉にピッタリ。

とは言いつつ、個人的には主要の二人より、共演している蓮佛美沙子と青山ハルに魅力を感じた。

小川の隠れたパスタカフェ『椰子の実』

昨日のブログは「話し合いの場所について」だったが、「ふくらむ」のミーティングで知った絶好の喫茶店がある。西武線小川駅から徒歩7分の『椰子の実』というお店。

ここは喫茶店といいつつ、パスタがスゴい。
マスターひとりで切り盛りしている。フィギアと山積みになった漫画の本が並んでいて、最初はちょっと戸惑う。が、ここのパスタを注文してみると、そのこだわりに驚かされる。

メニューの数もさることながら、ひとつひとつがおいしい。とにかく旨いのだ。さらに、マスターの話が面白い。メニューのひとつひとつに隠された逸話が聞ける。

例えば、ここでのオススメ『レモンベーコンパスタ』というメニューがある。マスターはイタリアで修行を積んで日本に帰ってきたが、日本では現地の食材が手に入らない。そこで現地の味に近いレモン3個を軽く絞ることで、本場の味が作れたという。ベーコン自体にもこだわりがあるそうで、儲けに重きを置かず、「本当においしいパスタ」を目指しているのだと実感。

家で作れないかと訊ねると、味付けの仕方も快く教えてくれた。が、マスター曰く、肝心なのは「タイミング」らしい。食材や味付けを知ってもタイミングを外すと全く違った味になり、今でも年に2.3回は作り直すこともあるという。

「他には絶対に真似できない」という確信が、経験の中にあるのだろう。