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模型制作中(3)

昨日の引き続き模型を制作中。

どうしたら、重い大切なものを持っている姿になるのか。
色々、ポーズをとってみた結果、ポイントは

・肩の位置を左右上下でずらす
・守るように肩が前方に出る
・首をすくめるように肩の高さが上がる

の3点かと思う。

下半身は動かさず、上半身だけで「抱いている感じ」をつくるのが難しい。

しかも、18メートルという大きさなので、下から見上げたときには、遠くにあるものが小さく見える。
なので頭は少し大きく、動作を大胆に、しかし離れて見ても不自然にならない姿にしたい。

結果、このような形になった。

2013_2_8模型01.jpg

設計中(1)

粘土模型が完成したので、この模型にピンを打って、座標を割り出す作業。

まず背骨の位置にピンを打ってみた。

2013_2_9_模型01.jpg
このピン数が多いほど滑らかな形になるのだが、ピン数が多いほど作業量が桁違いに増えてしまう。
なので、形を保ったまま、最小限のピン数でおさえたい。

設計中(2)

模型にピンを刺してポイントを割り出す作業。
虫ピンをピンセットで持ち、針灸師のような作業が続く。

2013_2_10_設計01.jpg
ポイントを少なくしようと努めているのだが、肩や腕など、細かく形が変化する部分はどうしてもポイント数が多くなってしまう。

このあとは、この模型を撮影して座標を出していく。

設計中(3)

ピン打ちをしたので、望遠で6方向から撮影してポイントのXZY座標を出す。

約8~9メートル離れて撮影。

2013_2_11_設計01.jpg
模型から離れて撮影する理由は、ポイントにできるかぎり遠近法がつかないようにするため。

この撮影が一番気を使う。

模型からカメラの角度が数度変わると、写真の座標は数ミリ変わってくる。
パソコンに座標を入れてから微調整するので、神経質になりすぎる必要もないと思うのだが、基準となる最初のポイントはズレがないようにしたいところ。

ちなみに、頭に刺してある長いピンは、上から見たときに十字になるようにさしてあり、90度を測る目安になっている。

設計中(4)

撮影した模型の写真に方眼紙を重ねて座標を出す。

2013_2_12_設計01.jpg
やはり撮影したときに多少、角度がズレてしまっているため、1~2ミリの誤差がある。模型を見て修正しながらの作業なので思いのほか時間がかかる。

やはり左右が非対称の上半身が難しい。