ふくらむロゴ

こけし職人

昨日の八王子まつりの続き

食べ物やゲームなどの屋台が並ぶなか、目を引いたのが「東京こけし」というこけし屋さん。商品を売っているだけでなく、実際に作っている姿に興味を持った。四角い角材が数分感でこけしの形に早変わりする。職人技だ。

2011_7_23_01こけし職人.jpg近くの客がこけしを購入すると、出来立ての絵付けのないこけしをサービスしていた。絵の無いものが欲しいと思い、職人に頼んでみると500円で作ってくれるというのでお願いした。

2011_7_23_02こけし職人.jpg直方体の木材が数秒で円柱となり、刃を当てていると、みるみるこけしの持つ滑らかな曲面ができてくる。飛び散る木屑が火花のように見える。職人は周りに集まる客にも気を止めることなく、刃先の一点を凝視している。

2011_7_23_03こけし職人.jpg最後に紙ヤスリで磨いて完成。

2011_7_23_04こけし職人.jpg受け渡しのときに話を聞くと、こけしを作り続けて30年だという。その前は織物をやっていたのだが仕事が減り、こけし作りを始めたそうだ。作っているときの表情はとは別人のように、にこやかに話していた。

調べてみると、大蔵 國宣さんという木工業5代目の「木地師」らしい。

東京の森と木
木の匠 大蔵國宣さん

コメント

コメントフォーム