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98万5千円の節約方法

ふくらむとはまったく関係ない私事ですが。

今住んでいる家も建ててから25年が経過。雨漏りを防ぐ為に外壁の塗装工事は今までに2度行っている。そのおかげで外見では四半世紀経っている家には見えにくい。しかし、内側の壁には今までについた傷や汚れが目立ってきた。そんな訳で数年前から壁紙を張替えるという話がもち挙がっていたのだが、忙しいことを理由に繰り越してきてしまった。

これはそろそろ、本腰を入れてやるしかない。そう決断して壁紙の張替えを業者にしてもらうといくらになるか見積もってみる。家中の壁紙を替えるとなると、なんと100万前後もかかってしまうことが判明。しかも家具などの移動費は別途見積もり。むしろこれが一番大変なのに。要するに全部で100万以上の予算が必要らしい。

いやいや、さすがにこれはない。かといって、このままにしておくと汚くなっていく一方。壁紙だけ買って自分で張替えるか。いや、壁紙をピッタリキッチリ美しく貼る熟練した技術は持ち合わせていない。表面の汚れや日焼けが無くなればいい。そこで今の壁紙の上からペンキで「塗る」ということに。しかしペンキも安くはない気がする。

ひとまず近くのホームセンターに行ってみた。一斗缶を見ると1万3千円。しかし好みの色が見当たらないので、巨大ホームセンター「ジョイフル本田」に向かう。さすがに品揃えがよく色のバリエーションも豊富。サンプルのカラーチップを見てゆくが、欲しい色が見つからない。ホワイトにそれと同量のミルキーホワイトを加え、隠し味ほどのグリーンを入れた、「この壁、ちょっとだけ緑っぽく見える?」と訊かれるような色が欲しい。

近い色はあるのだけど緑が強調され過ぎていて納得がいかない。壁のような大きな面積になると、カラーチップと比べて色が少し鮮やかに見える効果が起きる。それを考えるとカラーチップで少し緑が強いと思う色は壁になったとき、もう緑になるはずだ。繰り返しになるが、あくまでも白い壁で、そこに樹々の緑色の反射光がふわっと入ってきたような色が欲しいわけで、緑になってはいけないのだ。それもツヤ消し。もう混ぜるかと思っていると、少し離れたところに水性ペンキを見つける。「内カベ用」など売り文句は無いがサンプルを見ると、まさに欲しい色。しかも一斗缶で5500円!

これしかないと思い買ってしまった。ローラーやトレイ、マスキングを買っても合計7千円。これは安い。計算通りに行けば、ペンキをあと1缶購入するだけで全壁が塗れるはず。つまり1万5千円ほどで出来てしまう。業者に頼んだ金額が100万だとしても98万5千円の節約。まぁ、うまくいけばの話だが。

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