カゴの中の鳥と人
突然、多摩動物園に行くことになった。
多摩動物園は近年、仕事の関係もあって毎年1回は必ず足を運ぶ動物園。
閉館の2時間ほど前に着いて足早に動物を見て回る。
ここでどうしても行ってしまうのが鳥のドームに入ることができる『ウォークイン・バードケージ』というところ。主にタンチョウとサギの種類がいる。
名前はわからないが、たくさんの鳥と同じ空間にいることが妙な感覚で面白い。
鳥たちも人には慣れているので近寄ってみても逃げようとする仕草は見受けられない。餌の小魚をついばむ鳥や草をつつきながらこっちを見つめる鳥、ひなたぼっこをしているのか、まったく動かずに直立に立っている鳥などさまざま。
やはりドームが狭いせいか飛ぶと鳥は少ない。大きな鳥だと立った視点が150センチ近くある鳥もいるのでそれなりの緊張感もある。
人間の作った「カゴ」の中に鳥が入れられ、そこに人が自ら入っていく。
ここは鳥の居場所なのか鳥の居場所なのか。ドームを囲むフェンスの小さな隙間から出入りするスズメが一番優雅に過ごしているようにも感じる。
場所は変わって、フラミンゴのドーム。フラミンゴは内側の羽根が鮮やかなピンク色をしていて、飛び立つ瞬間が最も美しいらしい。が、ここのプラミンゴが飛ぶ姿は見られなかった。翼を広げたときに見えるピンク色の羽根を見て、その風景を想像する。
巣のようなものがあり、そこにはまだ染められていない産毛のままのヒナがいた。彼(もしくは彼女)はこれから飛ぶということを知るのだろうか。
多摩動物園は近年、仕事の関係もあって毎年1回は必ず足を運ぶ動物園。
閉館の2時間ほど前に着いて足早に動物を見て回る。
ここでどうしても行ってしまうのが鳥のドームに入ることができる『ウォークイン・バードケージ』というところ。主にタンチョウとサギの種類がいる。
名前はわからないが、たくさんの鳥と同じ空間にいることが妙な感覚で面白い。
鳥たちも人には慣れているので近寄ってみても逃げようとする仕草は見受けられない。餌の小魚をついばむ鳥や草をつつきながらこっちを見つめる鳥、ひなたぼっこをしているのか、まったく動かずに直立に立っている鳥などさまざま。
やはりドームが狭いせいか飛ぶと鳥は少ない。大きな鳥だと立った視点が150センチ近くある鳥もいるのでそれなりの緊張感もある。
人間の作った「カゴ」の中に鳥が入れられ、そこに人が自ら入っていく。
ここは鳥の居場所なのか鳥の居場所なのか。ドームを囲むフェンスの小さな隙間から出入りするスズメが一番優雅に過ごしているようにも感じる。
場所は変わって、フラミンゴのドーム。フラミンゴは内側の羽根が鮮やかなピンク色をしていて、飛び立つ瞬間が最も美しいらしい。が、ここのプラミンゴが飛ぶ姿は見られなかった。翼を広げたときに見えるピンク色の羽根を見て、その風景を想像する。
巣のようなものがあり、そこにはまだ染められていない産毛のままのヒナがいた。彼(もしくは彼女)はこれから飛ぶということを知るのだろうか。
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