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沖縄にいく3 - シムクガマ -

昨日の記事のチビチリガマから、約1キロメートル離れたところにシムクガマという洞窟があります。
チビチリガマと同じように日本兵や住民、約1000人が非難していたガマです。

チビチリガマと大きく違うのは、避難者の中にいた2名のハワイ帰国者が、他の避難者に「アメリカ人は人を殺さない」と説得。アメリカに投降し1000人前後の命が助かったことです。

シムクガマは非常に分かりづらいところにありました。

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アスファルトの道から延びる細い山道。それが森へと続いています。

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道を疑いつつも、その道を下っていきます。どんどん植物は茂っていきます。

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道は昨日の雨でまだぬかるんでいます。気を抜くと滑りそうな山道。

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足下を見ながら150mほど進んでいき前を見ると大きな洞窟が口を開けていました。

チビチリガマとは違い、とても大きな入り口です。
中は暗く、記念碑が置かれていました。中がドーム状になっており、川の音が低く響いています。

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少し奥まで進んでみましたが、すぐに光が届かなくなってしまいます。
小さなライトを持っていましたが、深い闇に吸い込まれてしまいます。

チビチリガマとシムクガマ。近くのガマでこれだけの違いが現れてしまうことに、戦争とその渦中にいる人間の狂気に恐怖を感じました。

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