カタツムリ空を飛ぶ
「カタツムリをでっかくして飛ばしたらどうだろう?」という話をした。
殻の構造をうまい事生かせば、形として見ても、つくる時の構造としても面白そうだ。中をグルグルと歩いてみたい。
カタツムリは陸生貝類という時点で変わり者だし、雌雄同体であったり、広東住血線虫やロイコクロリディウムを媒介したり、ヨーロッパで人に食われていたりと、なかなか面白いお話がでてくる。
真偽不明ではあるものの、氷点下120度でも生き延びるらしい。少なくとも、寒さにかなり強いというのは確かなよう。
「そういえば……。」と、話は転がっていく。
高校の頃、授業で聞いた話を思い出す。なんでも、飛行機に虫取り網をくくり付け上空を飛び、生物層を調査したところ、カタツムリが見つかったいうことだ。
にわかには信じがたいが、あの、ぬるぬるとしけった所を這いずるカタツムリは真実、空を飛ぶらしい。
「ホントかな」と、10年越しぐらいに強く気になりだしたんですが、日本語のネット上では次の二つくらいしか見つかりませんでした。
ササラダニの分類から学んだ自然
ハワイのビショップ博物館には、空中を漂う微小生物、エアープランクトンの研究者がいましたが、飛行機に網をつけて飛ぶと地上5千メートルで小さいカタツムリがとれたそうです。そんな高いところをカタツムリが飛んでるなんて、楽しくなりますね。
埼玉県立自然史博物館 自然史だより 第22号 1993.11 博物館屋上の土の中の動物
かつて、 ハワイのビショップ博物館の研究者達が1000メートル以上の上空で、昆虫採集器をつけた飛行機で調査しました。その調査で、昆虫だけでなくダニ類や植物の破片、さらにはカタツムリまでも採集されたとのことです。この結果から、風に身をまかせて空中を移動している動物が沢山いることが分かりました。
両方の高度の数値も違うので、本来なら一次資料に当たるべきなんでしょうが、そこまでするのは大変だ。
話にまとまりがつかなくなってまいりましたが、とりあえず、カタツムリは空を飛んでいる。というところで終えておきます。
ただ、「でっかいカタツムリ」というのは、どうなんだろう?紙でつくって膨らましてもイマイチかなぁ。
コメント
p103に載っているようですね。
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