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気球に乗って考えたメモ(ひとりごとのように)

久々に有人気球に乗せてもらって改めて、ふくらむが行っている気球との違いを考えてみる。

有人気球に乗って感じた面白いところは、主に2点かと思う。
ひとつは実際に人が乗って空を飛ぶこと。水平垂直を移動する見え方の変化から感じる浮遊感。
もうひとつは風を読んで気球を移動させること。気球を飛ばす前にヘリウム風船を飛ばしたり、他の気球や煙、飛び立つ鳥の向きを観察して、高度による風向きの変化を捉える。風に気球を乗せるため、バーナーの燃焼時間と排気弁のロープを引く長さや時間を操作してコントロールすること。

一方、僕たちがやってる無人紙製気球のおもしろさは、飛ばすために作ること。破れないように離陸させること。そしてそれらを何人もの人で行うというところに意味があるのだと思う。

気球に乗ったことは少なく、紙気球も企画によって面白さは違うところもあるけど、これらは間違いではないと思う。平たく言えば、有人気球は立ち上げて飛ばしたあとに醍醐味があるが、紙製の無人気球は飛ばすまでの過程が重要だということ。

それは、飛行するための準備の時間と飛行時間の差にも大きく現れている。有人気球は自作したとしても長時間飛ばすことができるが、紙気球は制作に大半の時間が費やされ、飛ばす時間は数分間だ。

同じ気球であるけど、このような側面を考えていくと全く違ったもののように思う。違いを見つけることで自分たちが何をやっているかが見えてくる。

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