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ふくらむ講座15回目(フライト当日の記録)制作編

ついにフライト当日です。経験上のカンでは最高のコンディションになるはずです。

今日は、体育館が使えるので視聴覚室にある、素材や道具、そして海月本体を体育館に運びます。

ラストスパートの制作は大きく分けると、ワイヤリング、触手、リング(バーナー開口部)、電球関係の4つです。海月を膨らませてワイヤリングと触手、リング付けを同時に行います。

視聴覚室では半分も膨らますことができなかったので、大きさを実感することができなかったのですが、7割ほど膨らむと想像していた以上の大きさです。

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昨日苦戦したワイヤリングも1時間ほどで終わると、海月の形がより具体的になってきました。上部は体育館の天井に付きそうなほど膨らんでいます。

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ワイヤリングと同時に触手の制作も終わり、海月の底部にリングを付けます。海月の中に入っての作業ですが、これが付け終わるまで外に出られません。途中で「鼻がかみたい」「トイレに行きたい」と言っても終わるまで出られません。そう言った意味でも、なんとか無事にリングが付きました。午前の最後に電線の貼り合わせと、会場の張紙作成を行い、13時頃に遅い昼食。

14時になり作業再開です。フライト準備まで残り2時間。順調だったはずが、だんだんとタイムトライアルになってきました。海月にロープを付けるために、長さ1mほどのロープが4つ又に分かれ、中心に輪が作られたロープを付けます。
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これを9カ所に取り付けます。

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それと同時に午前に作った触手の貼付けを12本行います。触手は海月の下部に付くので、床と海月の間を潜っての制作。手伝いに来てくれたお母さん方も子どもと一緒になって作業しました。

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海月本体とは別に電球作成も急ぎます。空中で色を変えるため、電球をひとつ注文したのですが、その電球の到着が遅れるという連絡を受けて、急遽、3年前に使ったブラックライトを流用することになりました。ブラックライトとハロゲンライトを付けて、ハロゲンに黄緑色のゼラを貼付けます。

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全体の作業が終わったのが4時半くらい。機材の運び出しと平行して、小体育館でこれまでのふくらむ講座のザックリとした展示の準備をしました。
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そして最終ミーティングが始まったのがフライト予定時間1時間前の5時からでした。

演出に関しての打ち合わせは最初で最後です。いつも通りドタバタになってきました。中学生が脚本を読み上げながらBGMを流し、海月がどういう状態なのかを想像しながら段取りを共有していくのですが、それでも、役回りの違いがあったり、BGMのタイミングがズレていたりなど、スムーズに進みません。海月が飛び立つ重要なシーンでBGMが流れず、代わりに誰かの携帯からマリオの曲が流るというハプニングも。これが本番でなくて良かったと思いますが、不安を拭うことができないまま時間となりフライト準備へ。

風は今までないほど無風の状態です。


フライトへ続く→

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