ふくらむロゴ

『空飛び猫』

久々に空に関わる書籍紹介です。

アーシュラ・K・ル=グウィン 著/村上春樹 訳
『空飛び猫』

タイトル通り、翼のある4匹の兄弟猫の物語。
住むには環境が悪い生まれた街、そして親元を離れ、飛んで自分たちの新たな住処を探しに行きます。

翼があることで珍しがられ、恐れられ、傷つけられ、暖かな出会いに遭遇します。
一風変わった能力があるものには信頼関係と約束事があって、他者と結びつくことができるのかもしれません。

「いっそ飛べなくなった方がいいんだよ」
猫の兄弟たちに発せられる言葉がありますが、それでも猫たちは飛んでいきます。

翼が何のためにあるのか考えさせられました。


空飛び猫 (講談社文庫)空飛び猫 (講談社文庫)
アーシュラ・K. ル・グウィン Ursula K. Le Guin

by G-Tools

コメント

コメントフォーム