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ダウンジャケットの羽毛の正体

知人に勧められて服の福袋を買ってみたところ、中にはダウンジャケットが入っていました。とっても軽くて暖かい。冬はやっぱりこれです。以前マイナス数度の河原で野宿したときには本当に助けられました。

ダウンジャケットはなんでこんなにあったかいのか。成分を見るとダウンとフェザーが入っています。
そこでちょっと調べてみました。

ダウンというのは水鳥の胸の部分の綿毛、フェザーは軸があるいわゆる羽根で、ダウンが多いほうが暖かい。

そもそもなんで水鳥かというと、陸鳥は胸の毛が少なく湿気を吸収しやすいらしいです。
さらに水鳥でもガチョウとアヒルが使われているらしいのですが、ガチョウ、とくにマザーグースと呼ばれる食用ではなく、卵を採るための大きなガチョウのダウンが最良。
採り方も生きているガチョウの胸毛を手で摘んだものが高級だそうです。

要するに、
大きく育った寒い所で生きているガチョウの胸毛を手で取ったものがいい
ということです。

と、思ったのですが、なんとまだ最上級のダウンがあるそうです。
それはアイダーダウンというアイスランドの西部に生息するコモンアイダーという保護鳥の胸毛。

面白いのは、卵を寒さから守るのに、自分の胸の羽毛を採ってその羽毛で巣を作るそうでうす。巣立ったあとで、人間はそこに残った羽毛を採取するらしい。これらは主に布団に使われてるみたいです。

やっぱり長年、寒いところに住んでいたものたちの進化の糧を借りないといけないのかと思ってしまう。
人間はちょっとの間で宇宙にもいける服を作ってきたのに。

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