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アイディアの決め方(2)

昨日の続き。

9月から話し合いを続けて、今月末にようやく企画内容が決定した。

決定を急いでいた小学生はじれったくて仕方なかったと思う。多数決で決めようとする進め方にブレーキをかけてきたのは、僕らのわがままでもある。

ただ、多数決で決めるということには、どうしても気が引けてしまう。「面白いアイディアを出す」のが目的だったはずが、「決めること」が目的になってしまうように思えるからだ。もちろん、話し合う時間が決められている中で、最終的に仕方なく決めなければならない場合は、多数決という手段をもって決めることは必要なのかもしれない。

しかし、決め方はそれだけではない。「これは面白い!」「これならやってもいいな」とそれぞれが思うアイディアが挙がれば、おのずとそのアイディアに向かっていく。

成功、あるいは経験した方法論があると、ついその方法だけに頼ってしまう。ふくらむの「決定を引っ張る」という方法も、失敗したこともある。

今回数ヶ月に及び、話し合いを続けてきたが、前回の話し合いで、小学生が「(話し合いの)考え方が変わった」と、ポロリと言った。正直、とても嬉しく思った。

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