ふくらむロゴ

日本海と太平洋をつなぐ並木道

今年の春は寒かったので長い期間、桜が楽しめました。
そんな桜も今日、明日で最後でしょうか。

2010_4_10.jpg
先週も知人に誘われ国立に見に行きましたが、非常に寒くお花見どころではない気温でした。今週末は気温もそこそこ、咲き収めです。

近所の桜を見に行くと風に巻かれて乱舞する花びらでいっぱいでした。葉桜を見ながらささやかながらお花見を。桜の下のビール、これが格別。お花見は奈良時代の頃、桜ではなく梅だったそうでが、平安時代頃に桜にその座を譲られたそうな。春になると桜がいかに多く植えられているか分かります。

その桜で太平洋と日本海を繋ごうとした人がいます。
バスの車掌を勤めていた佐藤良二さんはダム建設で水没の危機にあった桜が移植され、開花したことに感動して1966年頃からひとりで桜の木を植えていったそうです。給料のほとんどを桜の苗につぎ込み、世間からは変人扱いをされながらも生涯に約2000本の桜の木を植えたと言われています。

病気がちだった佐藤さんは残念ながら47歳で死去されました。その後も桜の苗は植え続けられ今では国道156号線は桜でいっぱいだそうです。


最後に佐藤さんが残している言葉を

この地球の上に 天の川のような 美しい花の星座をつくりたい
花を見るこころが一つになって 人々がなかよく くらせるように

コメント

コメントフォーム