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太陽がないなら飛ばしてしまえ

カラバイア
【動画】 冬の間太陽が昇らない北極圏の町、イヌヴィックの人々に初めての太陽を届けてあげた 


地球の自転軸は23.4度傾いているため、日中でも太陽が昇らない現象 ---- 極夜になってしまうところがありあます。緯度66.6度を超える南極圏や北極圏でこの現象が起こるそうです。

この映像の舞台も極夜が起こるカナダのイヌヴィック。冬季では30日間も太陽を拝むことができないらしい。気温も低く摂氏-56.7度の記録があるほど寒い。

オレンジジュースメーカー、トロピカーナのチームが、そこに住む人々に初日を見せるというCMです。



チューブで気体を入れて膨らましていることからおそらくヘリウムを浮力にして飛んでいます。飛んでいるときも完全に球体になっているのもこのそのせいでしょう。何本ものロープで地上とつないでいることから、やはり球体を保つ心遣いが見て取れます。

それにしても相当明るく周囲を照らしています。一瞬電球が映っているシーンがありますが、非常に大きなハロゲンライトでしょうか。水銀灯のような形をしてるけど、すぐに点灯したことと色が黄色っぽいので違うと思います。少なくても8個のライトがあり、仮にひとつが1000ワットだとすると、8000ワットになります。家庭用の100ワット電球80個分です。明るさが想像できません。

そして気になるのは気球の皮膜の素材。極寒の地ということで間違いなく零下以下になっていると思うのですが、見た目だと皮膜がそんなに固くなっていないように見えます。例えば塩ビの場合、零下になるとバリバリと亀裂が入ってしまいます。薄くて軽い素材なビニールのような素材。うーん、なんだろう。

それにしてもなんとも素敵な企画です。こういうことやってみたいな。

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