川俣正「Expand BankART」
MSN産経ニュース
川俣正さん、横浜で展覧会 消滅する作品を楽しむ
会期が終わってしまった展示を今更になって紹介するのは申し訳ありませんが、記事になっているのを見つけたので紹介させてもらいます。
残るものは、ドローイングや写真、映像など記録のみとなる。記事のコメントには「置いておいても仕方がないから」と言ったそうだが、この言葉の奥には、このような作品を作り続けている思想があるのだと思う。
川俣さんは「横浜トリエンナーレ2005」で総合ディレクターを務めたことや、以前に就任されていた大学の卒業制作展が横浜で行われていたこともあるため馴染み深い場所のひとつだろう。
展示会場付近の団地は「横浜北仲通北地区再開発計画」に組み込まれ、再開発が進められている。レセプションでは副市長を前にし「文化というものは10年、20年、それ以上経ってから現れてくるもの。ただ開発するのではなく継承するべきものは継承しなければならない」と話した。
今回の展示では、開発によって解体される団地の廃材を素材としている。
川俣正さん、横浜で展覧会 消滅する作品を楽しむ
会期が終わってしまった展示を今更になって紹介するのは申し訳ありませんが、記事になっているのを見つけたので紹介させてもらいます。
3階建て展示施設の外壁を木製の立体物が覆っている。展覧会名は「Expand BankART」。英語の「Expand」(イクスパンド)には、「ふくらむ」とか「拡大する」などの意味がある。「物が拡張していく様子を表現したかった」と川俣さんが語るように、まさに生き物が寄生して増殖したような景観だ。川俣さんの作品はグループワークで場所のリサーチやディスカッションをし、制作の過程から完成し展示会期を終えるまでを「展示」と呼ぶ作品が多い。また、展示が終わると取り壊されることも特徴。
残るものは、ドローイングや写真、映像など記録のみとなる。記事のコメントには「置いておいても仕方がないから」と言ったそうだが、この言葉の奥には、このような作品を作り続けている思想があるのだと思う。
川俣さんは「横浜トリエンナーレ2005」で総合ディレクターを務めたことや、以前に就任されていた大学の卒業制作展が横浜で行われていたこともあるため馴染み深い場所のひとつだろう。
展示会場付近の団地は「横浜北仲通北地区再開発計画」に組み込まれ、再開発が進められている。レセプションでは副市長を前にし「文化というものは10年、20年、それ以上経ってから現れてくるもの。ただ開発するのではなく継承するべきものは継承しなければならない」と話した。
今回の展示では、開発によって解体される団地の廃材を素材としている。
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