デイダラボッチ
1999年に自由の森学園の学園祭で制作。映画『もののけ姫』のストーリーでデイダラボッチは人間によって朝日を浴びて消滅してしまう。高校の付近の山もゴルフ場が増え、木が少なくなっている。そんな現代の「自然」を見て森の神はどう感じるのだろう。人間によって殺された神を再び人間の手で復活させ、現代に現れた姿を見たかった。デイダラボッチは関東に多くの伝承があり、飯能にもダイダラボッチャの巨人伝説がある。
構想を始めてから2年後に企画を立ち上げ制作。人型という難易度の高い形のためコンピューターによる設計が導入された。フライト時には映画のストーリーを演出。26mという類を見ない大きさだったので、立ち上がったときには会場内が静まるほどの迫力だった。浮力がつくと、重くゆっくりと夜空へと浮かび上がった。
フライト | 1999年9月26日 |
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大きさ | 26m |
表面積 | 766m2 |
体積 | 866m3 |
滞空時間 | 約3分 |
場所 | 自由の森学園グラウンド |