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消化器で人は飛べるのか

ロシアの地下鉄内で非常用消火器を噴射させ、それに乗り車内を飛ぶという危険遊戯





ロシアの地下鉄車内で車内にある消化器に股がり、噴射させることで飛ぶという事件が話題になっているらしい。

まぁ、とんでもなく迷惑な行為というのはさておき、こんなもので飛べるのだろうか。

消化器の噴射ノズルは角度が付いていて、上向きになるようにまたがっている。飛んでいるときの消化器の状態は水平よりやや前下がり。ということは、噴射方向はより上になっているはず。

ペットボトルロケットも同様だけど、下にむけて噴射しないと、持ち上げる反作用の力が生まれないはずだ。

もしもこの消化器が人を持ち上げるほどの力があるとすると、実際に火に向けて使用する場合、使用者が吹っ飛んでしまうだろう。

でも、動画では確実に地上から浮いている。ワイヤーで吊っているのだろうか。ただし、仲間のひとりが撮った動画を見る限りではワイヤーをつけるような場面は見当たらない。どこかでカットしている可能性は否めないのだが。

やはり、こういうことは実際に実験するのが一番だ。もちろん、車内ではないところで。

諸葛亮の気球

今日の夜『レッドクリフ』がテレビで放映されていました。

金城武が演じるのは孔明こと諸葛亮ですが、諸葛亮が最初に気球を発明したという俗説があります。
手元に文献がないのですが、落花流水というサイトによると
諸葛孔明が南蛮平定で行ったのは、武力による「力」で制圧することではなく、心から服従させることであった。 紙とろうそくで作った気球を夜空に上げ、諸葛孔明は星を作り出すことが出来ると南蛮人を恐れさせるなど、数々の奇略を用いて、南蛮王の孟獲をついに、心服させることに成功した。
とあります。出典がないのが残念なのですが興味深い話です。
また、中国やタイで行われる小さな気球を大量に飛ばす行事「天灯」も諸葛亮が発明したとされています。

人が乗ることができる気球を発明できたのか不明ですが、飛ばすことはできたと考えられます。

宮崎県どんと祭の紙風船祭り

河北新報
願い乗せ 空高く どんと祭で巨大紙風船飛ばす 栗原

だいぶ前の話ですが、今月14日に宮崎県の通大寺のどんと祭で大きな紙風船を作って飛ばしたそうです。

障子紙製の紙風船は直径3メートル、高さ5メートルの巨大サイズ。ガスバーナーで中の空気を温められた紙風船が、ロープにつながったまま約50メートル上空に浮かべられると、参拝者から歓声が湧き起こった。
貼られた半紙は子どもから大人まで約40人分。(中略)さまざまな願いが込められている。
どんと祭では2005年から紙風船を飛ばしてきていて、秋田の上桧木内紙風船上げを手本にしたそうです。

各地の紙風船まつり情報

1月も末になってきましたが、来月は次の紙風船祭りがあります。
2月中旬に多いのは旧正月だからでしょうか。非常に寒い場所ですが、暖かい飲み物を握りしめながら見上げる紙風船は最高でしょう。いつかはふくらむも参加したいものです。
イベントの正確な日時や場所は各市町村に問い合わせてください。


○ 秋田・西木の冬祭り 上桧木内の紙風船上げ
2011年2月10日開催。15時開会・16時40分から20時30分まで打ち上げ。
100年以上も続いている伝統行事です。約100個の紙風船が打ち上げられます。

○秋田・大仙市 太田の火祭り
2011年2月19日、19:20~ 奥羽山荘西側広場で開催。
約50個の紙風船が飛びます。写真で見る限りでは障子紙だけでなくグラシンも使っているように見えます。
太田町で青年たちが「紙風船」作りの出前講座』というサイトによると『太田町でも古くから各集落の小正月行事としてあったと言う。しかし、年々、姿を消すようになって忘れられた存在となっていた。1982年2月に連合青年会と町公民館が(中略)紙風船上げを「太田火祭り」として復活させ』とあるので、恒例となったのは今年で29年目となります。

○山形・最上群戸沢村の蔵岡紙風船まつり
2月上旬、午後6時から蔵岡地区内で開催。
村内の小中学生が作った約20個の紙風船が浮かびます。「西木の冬まつり・紙風船上げ」を参考に2006年から開催しています。

○富山県・南砺ふくみつ雪あかり祭り
2011年2月12~13日、道の駅ふくみつ「なんと一福茶屋」で開催。お昼から日没まで。
約50個の紙風船が打ち上げられます。

宇宙カレーを食べてみた

以前、知人からもらった『スペースカレー』というレトルトのカレーを食べてみました。
このカレーは、 ハウス食品がJAXAとともに宇宙飛行士用に開発したもので、宇宙食として正式に認証されているそうです。

パッケージはこんな感じ。

2011_1_29_01.jpg銀色をしていて、フォントからも宇宙感が伝わってきます。国際宇宙ステーションと「きぼう」がプリントされた横に『BEEF』と書かれたカレーの写真が。不釣り合いな気もしますが、映画『2001年宇宙の旅』の「モノリス」にも見えなくもないかも。

2011_1_29_02.jpg裏面には国際宇宙ステーションと「きぼう」、そしてカレーの説明がされています。「無重力状態で食べることを想定し、スパイしーで味を濃く」したそうです。

鍋で煮ること5分。ご飯にかけます。

2011_1_29_03.jpgこうなると宇宙食でなく、通常のカレーにしか見えません。さっそく一口食べてみると、確かにレトルトカレーの中ではスパイシーに思えます。具材の存在も感じられてかなり美味しいです。

これを食べれば宇宙に行った人の気持ちが少しは想像できるかと思っていましたが、宇宙に行った人がこれを食べたときに、日本の食を懐かしく思えるように作ってあるんだなと思いました。

このカレーは一部の科学館とオンラインショップでのみの販売だそうです。

地面効果で飛ぶ船


この船、飛びます! 秘訣は表面効果。

普通の船のように水に浮き、水面の数メートル上を飛ぶことができる船と飛行機を合わせたような乗り物が、かつてソ連で実用化されていたそうです。

表面効果(地面効果)とは、飛行機などが地面や水面に近いところで飛行した場合に、抵抗が減少し、揚力が増えるという効果です。

かつて、デザイナーのルイジ・コラーニもコンセプトモデルをデザインしていました。設計の段階から地面効果が得られるようにデザインすることで、より少ない燃料で飛行することが可能な飛行機です。

現在は小型のものを数社が作っているだけだそうです。

シャボン玉のようなテント

低予算で作ることができ、持ち運びができることから、ダミー戦車ポータブルスタジオ教会など、膨らむことで形成するものが数多くあります。



フランスのピエール・ステファーヌ・デュマスというデザイナーはbubble tree tentという名の通り、シャボン玉のようなテントを作りました。作者は「お気に入りの場所で星空や夜明けを眺めながら過ごせるように」と言っているそうです。素材が透明なので外からの視線が気になる人のために、上部以外が不透明素材でできているものもあり、有料で貸し出しをしています。

言ってしまえばフレームの無いビニールハウスですが、360度全部が視界になりながらも、風や雨に保護され、温度も保たれた空間というのが、他ではできない点でしょうか。テントと言うよりホテルの一室と言う印象です。

『鉄腕ダッシュ!!』立体凧

日本テレビの番組『ザ!鉄腕!DASH!!』で、アヒル村長の全長12メートルにもなる立体凧を作って飛ばすという企画をやっていました。展開図を作って布をミシンで縫合し、最後に数十秒のフライトに成功していました。気球は風があると飛べませんが、凧は風が必須です。風速数メートルの風で、10人で引っ張ってようやく飛んでいました。どんなものでもデカくなると、可愛らしさだけでなく、ちょっとした不気味さもあるのが面白い。

時間が決められているので詳細はカットされていると思いますが、スタッフの大変さを思ってしまいます。12メートルの袋状のものをミシンで縫うということでも大変だろうし、番組では2回目のフライトで飛んでいましたが、おそらく何度も挑戦し、空気が入らず、仕方なく胸の一部を切って即席の空気孔を作ったのでしょう。飛んだときにはTOKIOの二人の歓声が取り上げられていましたが、飛んだときに画面以外のところで微笑んだ人がたくさんいたはずです。

風が無いので急遽、送風機を用意したり、人が少ないので引っ張る人を2人から10人に増やすなど、その場その場で物や人を増やせられるテレビってすごいなぁと思います。

立体凧

先日、『ザ!鉄腕!DASH!!』の立体凧の話題を取り上げましたが、立体凧と聞いて、1週間前に行った『南砺ふくみつ雪あかり祭り』ポスターを思い出しました。紙風船がメインですが、その右下に『越中だいもん凧の会』と書かれた写真に「コレが凧か!?」と疑うほどの凧が出ていたからです。

『越中だいもん』を調べてみると、凧の写真がたくさん出てきます。その中でも興味を引いたのが『ドラえもん』の立体凧。凧と言うと薄っぺらいものが想像されますが、これは完全にドラえもんになってます。しかも、とてつもない大きさです。空気孔が分かりませんが、おそらく口の素材を変えているのかと思います。それにしても、凧がここまで形状を保つとは。